今回の遠征は、山口県の萩沖に浮かぶ見島(みしま)。
狙いは、秋口から回遊しはじめるコシナガマグロ。
2年前にもチャレンジしたことがあったが(→コチラ)、その時立てた仮説を踏まえて、今回はフェリーで見島に渡って3泊(前回は仙崎から渡船)の釣行。
情報が少ない島である上に、今回は渡船を使わない地磯チャレンジだったので、ルートや現地で得られた情報を書き残すことで、参考にしてもらえたらと思う。
東京から見島へ
新幹線は、始発の6:22品川発ののぞみに乗ると、新山口到着は10:33。
すると、11:10新山口発の萩行き高速バス「スーパーはぎ号」(運賃1,600円)に間に合う。
スーパーはぎ号時刻表:
http://www.bochobus.co.jp/publics/index/138/
そして、高速バスを降りたところから見島行きの萩港フェリー乗り場までは歩くしかないかな、と思っていたところだったが、萩バスセンターからコミュニティバス「萩循環まぁーるいバス」が走っているのを発見。ラッキー!
萩循環まぁーるいバス時刻表:
https://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/49/1658.html
西回り路線なら、たった10分、100円で萩海運の船着に着いてしまった。
萩海運
山口県萩市大字東浜崎町字菊ヶ浜139番1
TEL.0838-25-2040
こうして、12:45萩発のフェリーで、13:55には見島の本村に到着した。
時刻表:
http://hagikaiun.co.jp/mishima/
途中、フェリーの航路では、船に驚いたトビウオが乱舞するのが見えた。

10センチにも満たないサイズだから、ちょっと小さすぎるかなと思いつつも、期待は高まる。
さて、宿は赤崎旅館。
ちなみに、現在、赤崎旅館では渡船はやめてしまったとのこと。
替わりに日章丸さん(090-8718-4340)をご紹介いただいた。今回は渡船は使わなかったが。
他、赤崎旅館では、車も貸してもらえる(軽トラが一日3000円)
他、予備情報として、電動アシスト自転車も見島観光協会で借りられるらしい。
見島観光協会
tel:0838-23-3311(平日8:30~17:15)
https://mishimakanko.sakura.ne.jp/
地磯ルートで日崎を目指す。
さあ、目指すは東端の岬の日崎(ひざき)。
宿のオーナーに話を聞いてみるも、「日崎に行くんですか??大変ですよー。山を2つ超えて、そこからロープで降りる。最近は行く人もほとんどいないんじゃ。渡船のほうが。。」と。
ちなみに、日崎に行く地磯のルートについては、あらかじめ、dreadnoteさんのブログとYoutubeで行けるらしいことは調べていた。
dreadnoteさんブログ「Style!by dreadnote」
https://dreadnote001.naturum.ne.jp/
ともあれ、自分で行って、確かめてみないことには始まらない。無理そうなら渡船を使うなど、別の方法も検討しよう。
日暮れまでには戻ってくる下見ということで、荷物を絞って、出発。

まず、本村の集落を抜けて、山道へ。

なかなか遠い。汗が噴き出す。(電動アシスト自転車を借りられることは、この道を2日間往復したあとで知った)

これか。見島牛放牧場。ここまでで20分くらいか。
見島牛放牧場の脇を抜けて岬の先端へ。

たぶん、しばらく誰も通ってないのかな?蜘蛛の巣を払いながら進む。途中、何度もスズメバチがブンブン威嚇してきたし、dreadnoteさんみたいに素肌を出した服装とかは僕には出来ないな。

日崎はこの山の向こう側か。

波切不動の社の先からは崖下り。
ロープがかけてある。
この崖下りは、これまで僕が経験した中でも、最難関ではないか。
しかも、夏草でルートも埋もれている。正直、ルートを知ったガイドもなく独りでエントリーするところではないと思う。
ロープに体重を預けないと降りられない箇所もいくつかある。誰がいつ掛けたか分からないロープにいきなり自分の体重を預けるなんて、そんなバカなことはしない、と思っていてもそうするしか降りられない急斜面。
普段はロープが掛かっていても、基本的にはロープには体重を預けず自力で上り下りするようにしている。
よーくロープの括りつけられた結び目をチェックし、岩との擦れる部分は劣化していないかチェックし、恐る恐る体重を預ける。
コワッ!
と同時に、こうやってロープを掛けてくれている先人の方々に感謝。ある程度の頻度で保守してくださっているのだろう。

降りた後に下から撮った写真がこちら。

そして、岩壁を伝って、岬の先端側に出た。ここまで宿を出たところから70分か。

あの奥のハナレが、前回に乗ったデッパリかな?

ヤッターー!!
きたぞ!
と、思うと同時に、帰りもあれを超えて帰らなければならないのか、、、と。
小1時間、ルアーを投げたり、横移動で、どの立ち位置を取れるのか?ジグを投げて水深がどれぐらいあるのか?(フルキャストで30メートル弱ぐらいか)底の起伏は?
明日の朝には、暗い時間から、ここに降りて釣りをすることを想定して、確かめておく。
そして、汗だくになりながら、宿に戻る。
やっぱり帰りも1時間ぐらいか。
もう靴擦れが痛い。普段はスパイクで舗装路を1時間とか歩かないから、変なところが擦れる。
さあ、明日から、どんな釣りができるかな?
続く。