欧州ダイワのメガフォースビッグフィッシュ(Daiwa Megaforce Big Fish)。
9.8フィートで、最大キャストウエイト300グラムの5本継ぎパックロッド。仕舞寸法は64センチ。
ヨーロッパオオナマズなんかを狙う剛竿。
そのまま使うにはガイドとかグリップとかバランスが野暮ったいからビミョーな竿ではあるけど、ガイドやバランスセッティングを見直してベイトロッドとしてリビルドすれば、かなり使えるものになるんじゃないかという見立て。
グリップはリールシートを前方にずらしてリアグリップを長く取って持ち重りを減らし、ティップから5点のガイドは軽いチタンに、バット側の5点は剛性の高いステンレスガイドに。ガイド径は全部12ミリでいいと思っている。
まず一番の狙いは年明けのミズダコ、ショアクラーケン。
他にはヒラマサのプラッギングとか、南方のリーフでの釣りとかにも。
釣りをしに来たような顔をしないで、あくまで旅をメインにして軽快に現地に入り、いざ継いだらガチで巨大魚にアプローチできるようなロッド。ベイトタックルならガイドの飛び出しも小さいのでよりコンパクトにパッキングできるし、リールも小型でも太い糸を扱えるのも良い点。
おもむろに壊してゆく。
人が作った竿は、壊してみると、なるほどそういう意図で組んでいるんだね〜、と分かる。
リールシートの下は、アーバーを螺旋状に巻いて、エポキシ接着剤で間を埋めるように接着されていた。
リールシートを剥がすのが大変な以外は、ほかは割と簡単に解体が進む。リールシートはヤスリで削って外した。グラインダーとかがあると作業は早いと思う。(アーバーが嵩高に巻いてある分、グラインダーでもブランクを傷つけないで削りやすいと思う)
ラフに剥がした状態で、18ミリ弱なので、内径18ミリのリールシート、Fuji TCS SD18Sにしようと思う。
バット部分の径は、16ミリ強。この部分にはタコ糸と熱収縮チューブを巻いてフォアグリップにしようかと思う。(炎のロゴマーク隠したいw というか、ブランクで売ってくれー!変なセッティングで売るぐらいなら)
ティップ部分の径は、2.7ミリ。トップガイドはT-MNST12-2.8にしようと思う。
ガイドもはずし終えたところ。ガイド外しはドライヤーでエポキシコーティングを温めて柔らかくし、カッターでスレッドを剥がす。多少コーティングが除去しきれていないけど、自分で使う分にはこれでOK。
チタンガイドのT-KWSG12を4つと、ステンレスガイドのP-KWSG12を5つ注文して、現在、到着待ち。
ブランクの感じは、かなり強くて(以前の緑色のモデルよりも高弾性でパリッとしたような?)、5本継ぎのマルチピースロッドにしては、割と使えるものなんじゃないか。持ち重りは重量バランスの取り方でかなり解決しそう。
ロッドが輸入サイトで1万円以下で、パーツは全部で1万円ちょっと。かかる時間は全部合わせて24時間ぐらいで出来るんじゃないだろうか。
続きはまた、パーツが届いたら書きたいと思う。
追記:
完成したロッドの記事はこちら
→ 【メガフォースをリメイク】ベイト仕様、タコ糸グリップ、ウッドグリップ、チタンガイド換装