前回のロッド破壊篇の続き。欧州ダイワのメガフォースビッグフィッシュ(Daiwa Megaforce Big Fish)のリメイク。


サクサクッと、仕上がった。

うつくしいぜ!機能美。


細部や、寸法、数値など、備忘録的に残しておきたいと思う。同じようにリメイク・リビルドに挑戦したい方は、参考にどうぞ!




グリップ下は、よい香りの硬木・白檀(びゃくだん)の削り出し。東急ハンズの銘木端材コーナーで格安で出ていたものを削り出した。

リールシートはFuji TCS SD18S。リールシートの位置は、ジョイントのギリギリまで前方にずらしたことで、リールフット位置からロッドエンドまでのリアグリップ長は480mmになって脇ばさみにちょうどいい長さ。

タコ糸グリップもいい感じに仕上がった。元々の炎のロゴマークを隠せたことがなにより満足(笑)。ホント、ロッドの無駄な装飾ってキライ!

タコ糸というより、太さが欲しいのでSSアシストの30号を使った。均等に印をつけてバッテンの形状を整えて、熱収縮チューブをかぶせて加熱。熱収縮チューブは無地のものがよかったので、ジャストエースのSHRG25-800BKを選んだ。

ガイドは、1番ピースの5点がチタンガイド(トップがT-MNST12-2.8、他はT-KWSG12)で、残りの5点はステンレスガイド(P-KWSG12)。すべてリング径は12mm。負荷が掛かるステンレスガイドの部分は下巻きを入れてダブルラッピングにしたけど、チタンガイド部分はシングルラッピングで充分。

ガイド位置は、ガイド間距離(ガイドリングとガイドリングの間の距離)は先端から11,14,15,16.5,20,24,24,26.5,30,62(cm)の10点。

手間を省いて、元々のジョイントの口巻きは外さないでガイドを配置したけど、口巻きとガイドラッピングを兼ねた配置で、より軽量化を狙ってもいいと思う。

これで重量は、422g。

もともとの重量が330g(計測していないけど表記上はそう書いてある)に比べるとグリップ周りに重さが乗った仕上がり。

振った感じや曲げた感じは、けっこういい感じ。仕舞寸法64センチで全長9.8フィート、300グラムを投げれるガチロッド。

3ピースのExploreのブランクに比べると、継ぎが多い分だけ少しダルい印象だし、パワーも少し弱い感じかな。Exploreの元径20.8mmに対して、メガフォースの元径は17mmそこそこ(ロッドエンドのEVAは剥がしていないので正確には計測できていない。リールシート付近で16mm強)。
とはいえ、仕舞64センチでバックパックに入ってしまう機動性は、捨てがたい。

これで、弾丸北方遠征で陸っぱりからミズダコ獲ったるぜい。磯のヒラマサのレギュラーサイズなら全然いけると思っている。