Sくんにお誘いいただいて、神津島に再挑戦!

釣れてるうちに、行っとかなきゃね。


夕方に家を出発して、伊東からカーシェアで下田に向かう、いつものルート。

荷物は、スーツケースにまとめて、ロッドケースもスーツケースの中。64センチに収まる11.5フィート・6ピースのAIR1156(試作)、9.5フィート・5ピースのAIR965とCLIFF965(試作)の合計3組のロッドが、入っている。

このスタイルなら、電車を使った長距離移動も、ストレスがない。


4時半いざ出船!





神津島・タダナエへ

船中は、けっこう揺れた。北東からの風とウネリが強い。

東向きの磯は全部無理なので、西向きのナダラからオネイモ、マツガシタ、ヒラダンに総勢20名以上が分かれて渡礁した。

僕とSくん、そしてMさん兄弟の4名で、ヒラダンに渡してもらえた。


ヒラダンのカドはウネリに呑まれるほど東風が強いが、ここなら追い風に乗せるキャストでかっ飛ばせるので、やり易い。



はじめに掛けたのは、開始早々にM兄さん。

ナイロンラインのファイトスタイルがかっこいい。ルアーはポッパー。

が、ヒラダンのテラス方向にラインを出されて止まらない。沈み根に触ってブレイク。けっこう大きかったみたい。彼は数日前に40キロオーバーをキャッチしているけど、その時よりも強い魚だったみたい。



次は、僕。

ヒラダンのテラスの沖に広がるサラシをくぐらせてミノー(ボアーSS195)をヨレヨレとミディアムリトリーブしていたところで、

ドッパーーン!

尾びれが水面を叩くのが見えた。


チィーーーーーーーーーーーーーーーーーー

えっ!?

ドラグを締めていっても止まらないし、魚まかせにただ走られる。

ただ、この引き方、キハダじゃないと思うんだよな。キハダの泳ぎの小刻みな振動ではなくて、大きな首振り。バイトの瞬間に一瞬見えた魚体はカンパチっぽく見えた気がする。

ファーストランが止まって、寄せにかかる。カンパチならばモタモタしていられない。ラインもかなり出されたし。


にしても強い。

寄ることは寄るが、こっちの筋力も乳酸がたまってキツい。バットの反発で浮かせようとするも、ジワーッと左にゆっくり旋回するのみで浮かない。

で、プンッ!

メインラインから切れた。

ヒラダンテラスの先の沈み根に触れたか。


ロッドはAIR965。このロッドの強さで、あの浮かせられない重量感。

カンパチだったとして、どんなサイズやったん??

この時のAIR965の曲がり込みの様子の写真画像と動画をM弟さんから送っていただいた。



そして、次も僕。

8時を過ぎた頃。

追い風に乗せて大遠投したラピード190Fに、強めのジャーク&ストップ長めで、沖の潮目のヨレに留めるように誘う。

ジュバッ!プカプカ

ジュバッ!プカプカプカ

ジュバッ!プカプカ


パーンッ!

尾びれが水面を叩いたのが見えて、ロッドに重みが乗る。

水中でギラリと光るキハダのイエローライン。


これはそんなに大きくない。

いえーい!

キハダマグロ、20キロそこそこか。

スケールが壊れていて計測できなかったが、そんなぐらいだろう。


ロッドはよく曲がるほうのCLIFF965。キハダなら20キロそこそこでも余裕なのよ。

ってことは、さっきの魚はなんだったのよ??

まあ獲れなかった魚の大きさをいくら言っても仕方ない。



そして、次は10時頃にM兄さん、そして隣の磯でヒット&フックオフ、そしてSくん。

立て続けのヒット。

ふたりはいずれもマグナムミノー200で、キハダのサイズも同じぐらいの20キロクラス。


この後は、沖300メートルぐらいの潮目では、キハダの跳ねは見えるも、ヒットはなく回収時間に。


他の磯でも同クラスが数本上がっていたようだし、なかなかいい日に当たったのではないか。切られたヒットもいくつかあったみたい。



あの一本目のヒットの時に、ああしていれば、こうしていれば、と悔しさと申し訳なさが残るが、僕としては一本のいい魚をキャッチできて、まあ満足である。

あらためて思うに、化物級の記録魚に対する思い入れは、僕にはあまりないらしい。

もちろん掛けたからには、きっちり獲りたいという思いはあるけど。


ただそれよりも、遠くに行きたい、まだ見ぬ場所に行ってみたいという気持ちのほうが強い。


さて次は、どこいこかー?





タックルデータ


<タックル1>
ロッド    :BigFishGo AIR 965
リール    :ソルティガ6500
メインライン :バリバス SMP 6号
スペーサー  :PE15号 5ヒロ
リーダー   :船ハリス40号 5ヒロ
ルアー    :Maria ボアーSS195

<タックル2>
ロッド    :BigFishGo CLIFF 965(試作)
リール    :ツインパワー14000PG
メインライン :バリバス SMP 3号
スペーサー  :PE8号 5ヒロ
リーダー   :シーガー プレミアムマックス 14号 4ヒロ
ルアー    :Maria ラピード190F