遠征のタックル選びは、悩ましい。
いろいろな可能性を想定したいけど、逆に量やバリエーションを増やすとフットワークは重くなる。特にロッドケースの長さが一番邪魔。
釣りがメインなのか、旅がメインなのか、によっても、パッキングは変わってくる。
今回用意したタックルは、
<タコタックル>
ロッド :ホーネットスティンガープラスHSPC-744X-BB
リール :レボ ビッグシューター
ライン :PE5号
と、
<ライトショアジギタックル>
ロッド :SHIMANO フリーゲームXT S106M
リール :15ストラディック4000
ライン :PE1.5号
これなら、ロッドの仕舞寸法はともに60センチで、バックパックにロッドケースごと収まるから、釣りに来たと思われない身軽さにパッキングが出来る。
一応、もし万が一、ヒラマサを狙えるシチュエーションになった時のために、ラピードを3本だけタックルボックスに忍ばせた。あとはフロロカーボンの太めのリーダーも。
その万が一が、訪れたwww
というのも、
飛島では、通常、瀬渡しは3人で15000円~(2020年秋現在)、安全を考慮して2人以上でしか沖磯には乗せてもらえない。
行けないかもと思われていた飛島に定期船が出ることになり、しかも磯釣りグループが急遽延泊したことで、瀬渡しに便乗させてもらえることになったわけだ。
行けるというのに行かないという選択肢はないでしょ。
手持ちがバスロッドのベイトタックルしかないとしても。
いろんな意味で、ドキドキが止まらない笑
烏帽子群島・鵜島へ。
飛島の西に位置する烏帽子群島(えぼしぐんとう)。
当初、乗りたかったオビラは、北からのウネリが残っていたので諦め、ウネリの陰にあたる南側の鵜島本島に渡してもらった。
5時に出船して、6時頃になって、ようやく視界が効く明るさになってきた。
鳥海山に向いた開けた西側から撃ち始める。
バスロッドとはいえ、さすがビッグベイトロッドなので、190mmのラピードも不安なく背負えて、かっ飛ばせる。
リーダーはフロロ22号を2ヒロ強。タラシを長めにしてリーダーの結節を少しスプールに巻き込む程度。
昨日も試し投げをしていたが、こんな感じのセッティングならレベルワインド付きのビッグシューターでまったくトラブルレス。これ、いけるでしょ。
ただ、7.4フィートとロッドが短いのは、やっぱり不満。飛距離が少しもの足りないし、水際近くまで降りないと操作性が低い。
あと、リアグリップももう少し長く、脇ばさみをしたいところ。
ロッドが長ければリーダーも長く取りやすいし、やっぱり10フィートは欲しい。
瀬をぐるっと一周しながら、西向きのほうへ。
こっちはガチャガチャ。
更に回り込んで北向きの水道側を撃っていたところ、ジャーク後のストップを入れたラピードが、水中に消えた。
キュキュキュン!
速い!
それほど大きくないがヒラマサだ。最近はタコの動きしか見てないから笑、速い速い。
沈み根のほうに突っ込まれて、とっさの反応ができずフッと軽くなった。フックオフ。
魚のサイズが小さくてフックがしっかり乗っていなかったのだと思うが、ショートベイトタックルでは、魚のスピードについてゆけなかったというのもある。
うーん残念。
その後は、撃ち続けるも反応が取れないまま、11時の回収を迎えてしまった。
飛島にはもう一泊する予定だったのだが、帰りの乗り継ぎを改めて調べると、この日の便で酒田に戻らなければならなくなってしまった。
課題や、やってみたいことなどが、いっぱい見つかったから、今後の糧にしよう。
飛島のヒラマサも、そしてタコも、さらにいうと春先のミズダコも、おもしろい宝の山を探し当てた気分^^
なかなか簡単に来れる島ではないけれど、また再挑戦しようと思う。