飛島(とびしま)に行ってきた。
東北の山形で、デカいヒラマサを狙う。ネットでは、そんな情報はほとんど見つからないが、佐渡と粟島にいるんだから、飛島にもいるはず。
もうヒラマサのシーズンは終わりかとも思ったが、時間を作れたので、思い切って行ってみることにした。
ヒラマサシーズンが終わっているかどうか、の前に飛島に入れるのかどうかも分からない(事実、隣の粟島はコロナ騒動で入島は規制中)。定期船が出るかどうかも当日朝しか分からない。そして一人で行って瀬渡ししてもらえるかも分からない。ネットにもほとんど情報がないのである。
こういう、分からないことだらけの時に、行って確かめたくなるのが僕の性分。
ダメなら、タコをやればいいか、という感じ。むしろ、北国のタコは、さぞデカいだろうと、こっちのほうに期待を膨らませて(笑)出掛けた。
ところが、ラッキーにラッキーが重なって、飛島のハナレの烏帽子群島に渡礁することができてしまった。
行ってみて分かったこともたくさんあったので、書き残しておこうと思う。
酒田へ。
GO TOキャンペーンを使って、北陸新幹線で新潟を経由して、羽越本線特急いなほで酒田へ。
酒田からローカル電車で数駅先の吹浦(ふくら)に降りた。
ここなら、駅から海が近い上に、温泉もある。
吹浦川に掛かる橋から覗き込むと、生命感。
これって??
時折、飛び跳ねる巨大な魚体は、サケ。
港でも、たくさん水揚げされていた。1メートルの立派な白鮭。
さて、タコ開始。
ところが、昼過ぎから日暮れまでやって、反応は無し。
外向きテトラ帯では、サゴシがぽつぽつと上がっていた。
同じくタコをやっている方がいたので話を聞いてみると、今年はここはさっぱり調子が良くないとのこと。タコの姿をまったく見ていないのだとか。
飛島へ。
温泉に入って翌朝、出ないかもと言われていた定期船「とびしま」は、運行状況サイトを見ると出航と出ている。
船着きはここ。酒田駅から歩くと20分くらい。
さかた海鮮市場の横が、定期船とびしまのフェリーターミナル。
受付も問題なく済ませて70分で飛島へ。
渡船も、民宿であらかじめ一人だと不可だよ、と聞いていたが、今日帰るはずだった磯釣りグループが延泊したとのことで、明日の瀬渡しに便乗させてもらえることになった。
嬉しい急展開^^
しかも、その日の徒礁では、デカいヒラマサのヒットにリールを壊されたのだとか。ワクワクが止まらない〜!!
さて、島の様子を探索しつつ、タコ釣りに。
高台から見下ろす勝浦の港。
港の外向きの堤防は、すべて離岸堤になっている。
あれ、春先になるとミズダコが付きそうだよなあ。
勝浦の港では、まったく反応が取れない。宿のおやじさんも今年はタコは良くないと言っていた。日本海のタコは今年はダメなのかな〜?
無料の観光自転車を借りて、山を超えて北の法木(ほうき)の集落へゴー!!
こっちは、ヒラマサも出そうな外洋の雰囲気。
日暮れの満潮潮止まり。このタイミングでやっと3連続ヒット。
どれも500g前後。
港の一番奥のヘチ際。半日やってキャスティングで反応が得られないのは、海藻が多すぎてタコにエギを見つけてもらえないからなのかもしれない。
ヘチ際の超絶スローなシェイクに時々リフト&フォールを混ぜて見つけてもらえるようにして反応が取れた。
晩ゴハンの後に、勝浦の港でも同じようにヘチを攻めて、1キロぐらいのいいサイズを水面でバラして、この日は終了。少しずつ見えてきた。
さあ!明日は5時出船で、沖のハナレの烏帽子群島へ。
風も収まって波も落ちる予報。
ラッキーに次ぐラッキー!
ひとつだけ問題を挙げるとすれば、タコロッドしか持ってきてないことだ(笑)。
続く。