2021年の年明けは、夷隅の海辺の家にて、初日の出を燦々と浴びてはじまった。
じいちゃんもお招きして、孫たちと一緒に過ごせる時間を楽しんでもらった。
夜明け前が、一番暗いし、一番寒いよね。
数字をちゃんと読める人には、陽性者数、無症状の割合、重症化率、死亡率、病床数、そして前回の宣言の効果の検証など、恐怖におののく数字ではないのだけど、
かといって、闇雲にもう大丈夫だと言って、油断して拡大させたくない人達の意図も分かる。
みんな、それぞれの立場でベストを尽くしているんだと思う。
さて、釣りのほうは、
正月の家族旅行のついでに、御宿や小湊周辺で小一時間ほどタコを狙ったが、まったく反応を得られず。
渡りダコって、外房にはいないのかな?
それでもやっぱり、冬の大ダコをキャッチしたい!ってことで、横浜沖堤に行ってみることにした。
1/8 横浜沖堤へ
朝イチが一番寒いから、ゆっくりめの出発で8時発の渡船で渡してもらう。12時の満潮前後に狙いを定めた。
タコは、こういう狙い方ができるから、冬にはいいよな。
堤防上には、もう黒鯛師の姿もなく、シーバス狙いや穴釣りの釣り人が数人いるぐらい。
タコも、そんなに簡単には反応してくれない。聞いた話でもここ数日はまったくダメらしい。
となれば、どう攻めるか?
前回、連発した根周りを、根に当てながらじっくりスローにシェイクを繰り返す。
いれば、出てくるんじゃないか、という想像。
外側に風が当たり、太陽も出てきて外面に日も当たる。タコってどっちに着くんだろう?
前回の11月は、北東風で内面に風が当たって、外側で連発したんだが。
外側を一通りやって反応がないので、内側のヘチを、極スローにズル曳く。
根や段差に当たったらシェイクで移動距離を短くしたり、リフト&フォールで根を越えつつアピールしてから止めたり。
と、ぬぬ。
これもしかして?
フンヌッ!!
乗った!
重い。ドラグが空転して巻けない。
でも、指でスプールを押さえてリフトすると持ち上がる。これタコでしょ。
ゆーっくり巻き上げて、浮いた!タコの華。
キター!!明らかにこれまでで一番でかい。頭でかい。
2キロぐらい??(あとで持ち帰って計量してみたが、2キロのはかりしか無くて振り切ったから、とりあえず2キロオーバー)
ヒットルアーはオクトパスタップ3.5号の強化カスタム、生ハム巻き。
ヒットタイムは、上げ8分の10時過ぎ。
タックルはこんな感じ。
ロッドはホーネットスティンガープラスHSPC-744X-BBに、
リールはアブ モラムSX3601C MAG、ラインはPE5号にフロロリーダー22号。
リールのドラグは、もうちょい強くできたらいいなと思うけど、ギアへの負担とずっと使い続けることを考えると、こんなもんなのかな、と。
はじめてベイトの左巻きを導入してみたけど、個人的には右巻きよりも左巻きのほうが好き。寒いから左手はポケットに突っ込んで、ほぼ全部右手で完結するから。
さて、12時の満潮を過ぎて、外角の人もいなくなったところで、沖の根に当ててじっくりと。
岩のゴツゴツから、少し柔らかいヌンヌンとした感触に。
フンヌっ!
キャッチー!
少し小さいかな?だけど十分1キロオーバー。
ヒットルアーは、デビルパラシュートに生ハム巻き。
それから、内角の沖でも、
これも1キロオーバー。
下げ3分ぐらいの14時過ぎ。
これで、16時の回収時間を迎えた。
いやー。タコ釣り、やっぱり面白いな。
横浜中華街まで電車一本で行けて、コンパクトロッドをバックパックに詰めて釣りに来たようには見えない感じの出で立ちで、人も少ない沖堤防に渡って冬の大ダコを獲る。
水中の想像力に集中する時間がたまらない。
4ピースのホーネットスティンガープラスHSPC-744X-BBは、2キロオーバーのタコでも、抜き上げもパワーは余裕。
仕舞寸法64センチでどこでも持ってゆけるから、太糸のベイトタックルなら青物でもデカメッキでも掛けることさえ出来ればキャッチできるんじゃないだろうか。