GTの季節も終わりに近づいてくると、今年はあと何回チャンスにめぐり逢えるのだろうと思う。

さてさて、今月は月末にフェリーとしまが週3便出ているのを時刻表で見つけて、トカラ列島の中之島に行くことに決めた。

月曜の夜に鹿児島からフェリーとしまに乗って中之島に到着し、丸2日釣り、木曜の朝に下り便で奄美に下り、奄美ですぐにバニラエアに乗り換えて帰ってくる計画。

ちなみに中之島の事前の情報はほぼ無し。天気予報では北西風、北東風とのことなので、グーグルマップを見て、島の南端の地磯に目星をつけて出発した。


夕焼けで赤く染まる桜島とフェリーとしま。なんかラッキーな予感がする。(そう思いたいwww)

【第一日目】
2015年10月27日
満潮6時半 干潮12時半

鹿児島を出たフェリーとしまは、中之島に6時半に着岸した。

空は、明るくなってきている。

早速、事前に民宿にお願いしていたレンタカーを借りて、中之島の南端を目指す。

道の分岐点に立っている標識をたよりに、トカラ牧場、七つ山海岸方面へと車を走らせること40分ぐらい。

途中、崩落している崖を恐る恐る越え、磯に入る小道を見つけ、車を留めて磯に入った。

対岸には諏訪之瀬島が見える。潮通しもいい。

ダイビングペンシルで水面から探り、ミノー、シンキングペンシルで表層中層、ジグで底からの巻き上げで探る。

ベイトの姿はまったく見えない。

瀬際でローデッド180Fに一回、ストライクプロ200mmに一回、どちらも茶色い魚体がバイトしたのが見えたが、乗せられず。

お昼の干潮潮止まりで、一度民宿に戻ることにした。


七ツ山海岸。いい感じのリーフが連なる。春潮の頃なら干潮時にランガンしても楽しそう。


朝、もしよそ見をしていたら落ちていた崩落しているガケ。軽トラが一台、ギリギリ通れる幅。

行きの時も、戻りの時も越えなければ行けないから、毎回毎回コワすぎる。。。

民宿でお昼ゴハンを食べて、ちょっとパソコン仕事を片付け、夕マヅメを狙って再度同じ南端の磯に入る。

帰り道が真っ暗になることを予想して、タックルは一本だけ。ルアーも信頼のローデッド180Fだけを投げ続ける。

瀬際にはいいサラシが差している場所もある。

北西風の追い風に乗せて瀬際と平行にルアーを飛ばし、サラシの際やサラシを横切るように早いアクション、遅めのデッドベイトのようなアクション、いろいろなアクションを試しながら曳いてくる。

もうまもなく日も沈んで、暗くなり始める頃。

サラシを横切るようにダイブさせたローデッドが浮かび上がった瞬間、水面が盛り上がりロッドに重みが乗った。フッと一度軽くなったが、ラインを張ると重みは付いている。フッキングを入れてロッドパワーで寄せ、一気に抜き上げた。


カスミアジ2キロぐらい。

反応はこれっきり。

そして18時を過ぎると、辺りは真っ暗になったので、民宿に帰ることにした。

【第二日目】
2015年10月28日
満潮7時 干潮13時

夜が空ける頃には、磯に立てるように5時前に民宿を出発。5時半ごろからロッドを振っているうちに夜が空けて来た。

9時までやっても、反応無し。

一度、集落のほうに戻って、明日の帰りの船のチケットを買い、港のすぐ脇の温泉へ。


温泉があるとは聞いていたが、これだったのね。海岸道路よりも下に階段を下ったところにあって、見過ごしていた。

さて、お昼ゴハンを食べて、再度、南端の磯に入る。

今回は、大漁時刻表を手に入れて、それを元に遠征の計画と場所決めをしていたのだが、この夕マヅメが一番期待していた時間である。

早めの15時ごろには磯に入って、撃投ジグを投げていると、サラシの先に沈めて巻き上げてきたところで何かが喰った!

ゴリ巻きで巻き上げると、掛かっていたのはこの魚。

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イシチビキ?1キロぐらい。

昨日から瀬際でバイトしていたのは、たぶんコイツだと思う。

その後は、期待のチャンスタイムを集中して投げ続けるが反応無し。

日も暮れて、磯上がりとした。

深夜から朝にかけても、堤防でルアーを投げてみるも反応無し。

これにて、中之島遠征終了となった。

タックル

ロッド:ゼナック ミュートス・アキュラ100H
ライン:PE8号+フロロカーボンリーダー240lb 4ヒロ
PE5号+YGKよつあみDMVリーダー130lb 5ヒロ

ルアー:

Maria ローデッド F180、撃投ジグ85g

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