春といえば、昼の大干潮に大きく潮が引く季節。

一年で一番潮が引くのは、旧暦の3月3日だそうだけれど、一ヶ月前の今月もかなり水位は下がる。

先月の小浜島でのエキサイティングなシャローの釣りが忘れられず、もう一回沖縄に挑戦する事にした。

今回の行く先は、慶良間諸島・阿嘉島(あかじま)。

はじめて行く島。しかもネットで検索してもめぼしい情報は見つからない。

今回は行き当たりばったりの完全に自由な一人旅。

16時に高速船で島に着いて早速、バイクを借りて、グーグルマップで目を付けていた岬を目指す。

後浜(クシバル)までバイクで25分、そこから更に歩いてゆく。

干潮は14時ごろ、水位は30cm
満潮は20時ごろ、水位は199cm

どんどん潮が上げてくる。潮が上げても帰れるかどうかを確かめながら、ビーチに突き出た岩場をいくつも越えてゆく。

辿り着いたのは、儀名崎。バイクを留めたところから足場を確かめながら歩いて1時間弱。

別注平政220Fから投げ始めてみる。

ダツが飛びついてくる。

ルアーを替える度にダツが遠くから飛んでくる。

GTアイスクリームのスキッピングに一回、大きめのバイトが出たが、正体は不明。

ここで日が暮れて、一日目は終了。

真っ暗な帰り道はかなり恐かった。行きに通ったルートが上げ潮に浸かったため、迂回してかなり高い崖をよじ登らないと通れなかった。

第2日目。

6時半には薄明るくなり、7時には視界が利くような状況。

満潮は8時半ごろ、水位は193cm
干潮は14時半ごろ、水位は25cm

ダツは元気に反応してくる。

その後、ミノーの後に着いてきた5〜6キロぐらいの単独カスミアジも見えた。

満潮潮止まり直前、リーフのスリットの沖まで遠投して、エッジに差し掛かったところで水面にバイト!

軽い引きで上がってきたのは30センチぐらいのフエフキ系の魚。

ヒットルアーは別注平政160F。

それから、ミノーのストップアンドゴーで小さなミーバイ。

さて、潮は下げ始めると、みるみるうちに引いてゆく。

さっきまで岩の頭しか出ていなかったところが、あっという間に陸とつながる。

一面の遠浅の干潟。

下げてゆく潮に合わせてどんどん前進してゆく。

とうとう、リーフエッジのドロップオフまで辿り着いた。凪いでいていい感じ。

上げ始めるまでスリットをランガンしながら撃ってゆくが、ここでもダツが飛んでくるぐらいで、ほかは反応はなし。

この後は、バイクで回りながら、入れる磯を探してみるが、どこも垂直の岩壁に阻まれて岬までは行けないところばかり。空港のある下地島の南端も事前に目を付けていたが、越えられない岩壁に阻まれた。

これで2日目終了。

第3日目。

この日は風向きが北西に変わって、大シケ。

水温も下がっているようだし、日が照らないので水温が上がる見込もない。

潮が引いたのを見計らって、北端の黒崎まで足を伸ばしてみる。

黒崎付近のみ砂岩。

ここまで来ると、干満関係なく、ドン深のリーフエッジにルアーが届く。

この日は向かい風が強すぎて釣りにならないが。

その後、風裏になる東側の磯を撃つも、一日なにもなし。

第4日目。

この日もウネリは残っていて、リーフエッジでくだけた白波が一面のサラシを作る。

一度だけナブラに遭遇するも20秒もしないうちに終了。

とまあ、かなり渋い釣行になった。

沖縄とはいえ、まだまだ水温が低い冬の海の感じである。

タックルデータ1
ロッド    :コルトスナイパーS1000XH-3
リール    :ダイワ 16キャタリナ5000+15ソルティガスプール
メインライン :PE6号+DMVナイロンリーダー100lb 3ヒロ
タックルデータ2
ロッド    :コルトスナイパーS1000MH-3
リール    :SHIMANO BIOMASTER 6000PG

メインライン :DUEL X8 3号+フロロカーボンリーダー16号 3ヒロ

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