以前から、挑戦してみたいと思っていた、6ピース×仕舞53センチという寸法のビッグゲームロッドの開発。

飛行機の機内持ち込みができる荷物の最大サイズは、多くの航空会社で長さ方向が55センチなので、55センチのスーツケースに入るサイズ。


そんな、ブランクの試作第1弾が上がってきた!

53cm×6ピースで、継ぐと全長は全長2825mm、

ガイドとエンドパーツを入れると2835mm(=9.3ft)になる寸法。


先径はφ3.5mm


元径は、φ20mm弱(φ19.8mm)


#5と#6の継ぎは、インロー継で、#6がオスで、#5がメス。


なるほど、これなら#6から#5まで、直径20mmストレートのバットの太さが出せる。(BigFishGo Expore プロト4と同じにテーパーが出せる)

ブランク重量は、243g。(比較:AIR965ブランクの重量は234g)




ガイドを仮組みして、曲げてみる。

素晴らしい剛性感だな。

5ピースの最強のAIR965よりも、バットは強いんじゃないか。フロントグリップの部分でも直径20mmあるのは、かなりの安定感。

継ぎ数が増えたことで、ベンドカーブもスムーズに美しくなっているような。(もちろん破断強度や重量の問題は別)



早速、組んでみよう!

サクッと〜♪

8ガイド(40,30,20,16,12,12,12,12)

ちょうど、4番ガイドと、6番ガイドは継ぎの上に乗る。


リールシートは#5に置いて、リアグリップはセパレートに。

ついに僕もワインディングチェックを使うようになってしまった笑(こういうゴマカシのパーツ嫌いなのよ)



めちゃ強いな、このロッド。

シャッキリ、ダルさもヤボったさもない。


完成重量は、438g。

グリップエンドパーツの重量が53gもあるが、この振り回しやすさならはカウンターウェイトはいらないかもしれない。

エポキシの完全硬化を待って、試し投げをしてみよう。



あとは、この6ピースブランクの#5と、BigFishGo AIR 965の#5の径は同じだから、AIR965の#4〜#1を継ぐと6ピースの10.7フィートのロッドにもなる。

このことは、バットの太さを出せることと合わせて、色々な意味で今後の応用の範囲が広がる。



また報告したいと思う。




追記:試し投げの動画

多摩川で投げてきた。

ルアーは、100グラムぐらいのポッパー。

比較として、一番強い5ピースロッドのAIR965も投げ比べてみたが、

10センチ短いことがそうさせているのか、シャッキリ振り抜きやすく、めちゃいい感じ。


また、詰めてゆきたいと思う。