6月はトカラのトビウオと並んで、日本海もトビウオの産卵のシーズン。

本当は6月のうちに行きたかったのだが、先月のトカラで崖から落ちて(といっても落差は1メートル無いぐらい)、足首を捻挫していたために、回復を待っていたら7月になってしまった。

もし、まだトビウオが残っているならチャンスを掴めるかな、と粟島へ向かった。

朝の5時半に恵比寿を出て、新幹線と特急とフェリーを乗り継いだら、13時には磯の上。

南西の風が強く、乗れたのは少し奥まったところにあるトビラ。

んーーー

反応がない。

濁りもあって、サラシでできた泡が消えないのは、ここ最近の雨続きで土砂濁りが入って水に粘り気があるからなんだろう。

翌朝は、4時15分出港。

もう明るい。

今日は、濁りが取れているのでは?と予測を立てた南の方面へ。

エンカイグリは少し波がかぶりそうなので諦めて、タカシマに。

濁りは無いけれど、潮がほとんど流れない。

日本海って、大潮だけど干満差はたったの4センチなんだよな。風が吹けば少しは流れるのかな。

それでも、投げ続ける。

8時半。

沖から曳いてきたドラドスライダーⅡに、チャポッ!

なんか出た!

追尾する魚が見える。

見切られないように、すぐに回収して再度フルキャスト。

速めのショートピッチジャークに追尾、軽いツンッとショートバイト。乗らない。

大きくはないな。目測で3キロぐらいのヒラマサ。

これっきりで反応のないピーカンの海に戻ってしまった。

ルアーサイズを小さくしたり、潜らせたり、沈めたり、ジグをしゃくっても、もう反応はない。

今年は、トビウオも少ない、と船長の話。

渋いね〜。 秋にまた来ようと思う。

—–