あーーー

小笠原に行けなかった。

急遽、妻が体調を崩し、小さな子供2人を妻だけに任せて6日間の航海は長すぎるということで断念。

東京で、頼れるおばあちゃんもいない我が家。さすがにシッターと家事代行を駆使しても、これは無理か。

なにが自分にとって大事なのか、改めて考える機会になった。

案外、僕はロクデナシでは無いんだなあ。

小笠原には行けなかったが、一方でロッド開発は進んでいる。

なんだか最近は、釣りよりもロッドの構想のほうに、情熱が燃え上がっている。

もの作りが本職なので、そういう性分なんだなあ、という感じ。

で、

オーダーをしていた3ピースのショアGTロッドの試作第二弾、そして第三弾のブランクが届いた。

早速、組み始めたところ。

リールシートはDPS-22に大きくして、ブランクとの段差を作ってPOMの削り出しでまとめる。

接着剤はなるべく使いたくないなあ。切削の寸法精度と物理的な噛み合わせで組み上がるように。

いつかはエポキシから卒業したい、なんて思う。

さあ、やってやるぜい。15点のチタンガイド。

試作第一弾(PROTO1)が、

ブランク重量330g、元径20.0mm、先径3.3mm。

組み上がった総重量で506g(ロッドエンドにウェイトを追加)。

試作第二弾(PROTO2)は、

ブランク重量278g、元径20.8mm、先径3.3mm。

試作第一弾をもっと手元から曲がりこむ調子にして、先重りが軽くなるようにした設定。

試作第三弾(PROTO3)は、

ブランク重量240g、元径17.5mm、先径3.3mm

試作第一弾を全体的にパワーダウンした設定。

PROTO1がガチで強すぎる印象だったため(メーカーの破断強度テストでは27kgが出ていたらしい)、マイルドで軽快な使いやすさを考えたPROTO2。

PROTO3は、ジグもしゃくれるなんでもロッドのイメージでオーダーしてみたが、ここまでライトにする必要はないかも。これでも市販の3ピースロッドより強いはずだが。

近日中に組み上げて、トカラで試してみようと思う。

<追記>

PROTO2のベンドチェックの様子。

結構バットまで入る感じが、PROTO1と大きく違う。ムチのような印象。曲がりはとてもキレイ。

比較:PROTO1のベンドチェックの様子(曲がりの頂点は8:2ぐらい)

ガイドを固定すると、おそらくこれより一回り張りが出るはず。

これでしっかり魚が浮くなら、かなり好みの調子になる予想。

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