現在、開発中のエンドパーツですが、大量のB級品が出てしまったので、プレゼントしたいと考えました。



こんな形状。

外径25.0mm、内径20.3mm、長さ60.0mm。重量25グラム。

アルミ合金の中でも、A5052材という、マグネシウム添加で冷間鍛造による硬度上昇、そして耐食性に優れた材を用いて削り出し、黒色アルマイト被膜を付けたパーツ。

これまでの、こちらのエンドパーツ(https://bigfishgo.thebase.in/items/59022069)よりも、約3センチ短くて、段差も無し。

カウンターウエイトの役目も果たすパーツで、この分量で十分な持ち重り軽減効果と判断できた。



これで組むと、ロッドエンドはこんなスッキリしたルックス。

ダウンロックで組むとリアグリップ長は52センチになる。


リールシート前方は、こんなまとまり。




使いやすい点は、このパーツの内径の寸法設計。

こんなふうに、マスキングテープ3重〜4重分の嵩上げで、元径20mmのロッドブランクに対して、ぴったりのクリアランス。

これによって、ちょうどエポキシ接着剤が最小量になり、かつマスキングテープ分の段差の間にちょうどいい溜まり具合になる。


外径25mmも、ソフトギンバルキャップ(BRCGC22)を被せるとピッタリの寸法。この寸法だと接着剤を使わなくてもずれないし(もちろん接着剤を使ってもいい)、接着してなければソフトギンバルキャップが摩耗したら交換もできる。



ただ、これ。

工場のミスで、小さなチャッキング痕が残ってしまって、販売品にはできないB品が数十個出てしまった。

ソフトギンバルキャップ(BRCGC22)を被せてしまうので、ほとんど隠れてしまう部分だし、そもそも磯で扱うロッドだから、小キズが付く部分ではある。

実使用上は、ほとんど影響はない。




そこで、ブランクを購入の方には、この削り出しエンドパーツを、プレゼントとして無償で同梱してお送りします。

在庫限りではありますが、どうぞお役立てください。


現在、WEBショップにあるBigFishGo CLIFF 965ブランク(残りわずか)、そして5/23には発売開始の2025年版のBigFishGo AIR 965ブランク、どちらにも使えます。


もちろん、B級品ではない、正規製品版も近日中に販売開始します。(従来品と同じく税込3300円の予定)



追記:ロッドビルディング参考情報

7ガイドの場合のガイド位置の参考にどうぞ。

トップガイドから、リング間の距離では、
135mm,355mm,610mm,880mm,1195mm,1535mmという位置。


ガイド構成は、今回の新しいBigFishGo AIR 965(2025年バージョン)では、

・P-MNST16-3.2 ×1
・T-KWSG16 ×3
・P-KWSG20 ×1
・P-MNSG30 ×1
・P-MNSG40 ×1

の7ガイド。

トップガイドは、T-MNST16でもいいのだが、チタンガイドと呼ばれながらも金属部材が全てチタンで構成されているわけではないため(パイプはステンレス)、あえてステンレスガイドのP-MNST16-3.2を採用して強度の方を重視した。


他、必要なパーツは、
・リールシート(DPS20 GM
・ロックナット(LOGR20/AN
・エンドキャップ(BRCGC22

タコ糸グリップは、
・熱収縮チューブ:プロマリンラバーグリップANP719-25
・タコ糸:たくみ下振用糸極太