じつは、昨日の夕方に灯台からの帰りが少し遅くなって、帰路に就くころにはかなり暗くなってしまったのだが、もの乞いにからまれてしまった。
はじめはフレンドリーに接しながら並んで歩いていたのだが、人もまばらな暗い道に差し掛かると、なんやら雲行きがおかしい感じに。
なんとか凌いで、リゾートに戻ったが、夕暮れの灯台方面は避けたほうがよさそうと判断した。
それで、この日の夕方は、リゾートの敷地内で、Kranket島との間の水道を撃ってみることにした。
これが大正解。
内湾なのでビッグルアーを投げる雰囲気ではないのだが、ライトタックルでラピード130を投げること数投。
バシャン!!
と水面が割れた。
ジャンプして暴れまくる魚。
寄せてみると、メーターオーバーのバラクーダ。
落としギャフを入れて持ち上げるが、刺さりが浅かったらしくランディングミスで海に帰っていった。
さて再開。
しばらく投げ続けて、いろいろなアクションを試していると、次は沖のブレイクで反転バイト。
ロッドに重みが乗るのを待って、アワセを入れると乗ったーー!!
グリグリグリグリグリーーっといい泳ぎをする魚。
水の中でギラリとひるがえる銀色の平べったい魚体。
ロッドはコルトスナイパーS1000MH-3だが、PE4号でラインシステムも完璧。ドラグもかなり締め込んでセッティングしており、ルアーからフックまで気を抜いていないから、思いっきりブチ曲げファイトができる。
場所はプールサイドだけに、なんだなんだ、とみんな集まってきて、ギャラリーが騒がしくなってきた。
浮かせて、一段上のテラス状の場所によっこらしょっ!とぶり上げてランディング。
おっしゃー!!
ビッグアイトレバリー(ギンガメアジ)、実測5.3キロ。ヒットルアーは同じくラピード130。
ポイントはこのプールサイドの左奥。プールの照明に小魚が集まって、フィッシュイーターも捕食に集まってきたみたい。
ホテルの眼の前で、このサイズの魚が釣れるのだからすごい。
レストランに持ち込んで、半分は僕らで、あと半分はレストランの皆さんにシェア。
楽しい晩ゴハンになりました〜^^
さて、翌日は、ダイビングのお客さんもバラクーダポイントに行くということで格安で、再度、TUB ISLANDに同行させてもらい、渡礁して1時間ほど投げたのだが、全く不発に終わった。
昨日のあの一発は、居着きの魚だったのか、もう姿を見せてくれることはなかった。
ちなみにこちらは、TUB ISLANDに一番近い有人島で、漁師一家が住む島。ここからカヌーでバラクーダポイントに行って漁をしているらしい。マダンで一番の漁獲量を誇る漁師だとか。
この低い島で暮らせることからも分かる通り、この海は台風も無く、荒れることもほとんどないらしい。
憧れの暮らしである^^
あとは、魚市場のことも書いておこうと思う。
こんなふうにクーラーボックスを並べて、魚を売っている。
30センチぐらいのスマガツオ。
こちらはイエローフィン(キメジ)と、少しいいサイズのスマガツオ。どちらも最大で3キロぐらい。
ニベ系の魚や、ミジュンのようなベイトフィッシュ(この魚は港内でも釣っている人がいた)。
ロウニンアジや、バラクーダやスパニッシュマッカレル、他にもでかい魚も並ぶこともあるらしいが、この日は夕方前に行ったので品揃えが少なかったのかもしれない。
さあ、パプア・ニューギニア遠征も、あと一回の朝マヅメと一回の夕マヅメを残すのみ。
最後にドラマが起こるかな^^
<タックルデータ>
ロッド :コルトスナイパーS1000MH-3
リール :ツインパワー8000PG
メインライン :よつあみ ウルトラジグマン X8 4号
スペーサー :バリバス アバニGT8号 1ヒロ
リーダー :シーガー プレミアムマックス ショックリーダー 14号 3ヒロ
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