小笠原遠征は、今回1航海で6日間の行程。

釣りができるのは、2日目の夕方と、3日目丸一日、4日目丸一日、そして5日目の朝。

これより短くすることはできないし、長くすると2航海になるから12日間になる。

4日目となると、ちょうど折り返し地点を過ぎたということになる。

朝イチは、ホカケ岩へ。

しかし、流れはいい感じなのにまったく何もない。

9時からの下げ潮が流れる時間を狙って、サワラ根へ移動。

下げ潮がいい感じに流れる中で、開始早々、ギンガメアジの大群がチェイス。

バシャッ!

乗った。

5キロないぐらいかな。ヒットルアーはラピード160

幸先が良い。潮もいいし活気もある。期待が高まる。

同じくラピード160でカッポレもヒットするし、磯の周りでも小魚が多い。

カッポレをもう一尾。ヒットルアーはマグナムミノー200

スネコン180Sにも、カマスサワラが突っ込んできた。ヒット後すぐフックアウトしたが。

でも、サメも寄ってきたみたい。

コバサンはメアジのデッドベイトを潮下に流して、サメと格闘している。

管谷くんがミノーで釣ったバラクーダも、流すとすぐにサメに持ってゆかれた。いつも見かけるネムリブカだけじゃなく、デカくてシャープな外洋系のサメも姿を現した。

ああいう外洋系のサメも釣ってみたいよな。

僕は、潮下の流れのヨレに向かってブルポッパーを投げる。

チェイスしてくるカッポレの群が、何度も見えるので、これを繰り返していれば、そのうちデカいやつが飛び出すんじゃないか。

ダウンクロス気味に流れに入れて、着水後、ワンアクション。

5秒ぐらい流して、もうワンアクション。

長めの10秒ポーズ。

流れがヨレているから、アクション無しでも出る奴がいるんじゃないか。

軽くポップ、1、2、3、4、5、6、7、8、、、、

ドバシャーーーーーーーーーーン!!!

巨大な三角背ビレの背中が見えて、巨大な水面の盛り上がり、白泡、一呼吸の後、ズンッとラインに重みが乗った。

どでかい!

チィーーーーーーーーーーーーーーー。ドラグ高速回転。

潮の流れに乗って、潮下へ一直線。

流れに乗っているのもあるが、昨日よりも更にムリなやつ。というかサメ。

昨晩巻き直したばっかりの新品のSMP8号なのに、ライン残りわずか。まじで全部持ってゆかれるwww

潮下側は沈み根がキツく、スプールフリーにしてもまったく泳ぐ方向が変わる気配がないので、仕方なくスプールを掴んでプレッシャーを掛けると、プンッと簡単に切れた。

次は、ちょうど12時。

大漁時刻表でも期待の時間帯に入ったのに合わせて、スネコン180Sを流れにクロスで入れて、グリッ、グリッ、グリッ、ズバッシュ!水面炸裂。

乗った。

追い合わせを入れて、ファイト開始。

高速で横走りするし、フッとテンションが抜けたようにこっちに向かって走る感じから、そこそこサイズのサワラかな?

下に走る感じではないから、ある程度泳がせて獲るつもりの余裕を持ったファイト。

ところが、ギューーーーーンと横走りしたところで、反対側からドバシャーーーン!

水面から体半分を出して飛び出したのは、2メートルはありそうな巨ザメ。

アッサリ、歯ズレでブレイク。

魚もルアーも持ってゆかれた。

さっきと同じやつじゃないか。

その瞬間の動画(17秒)。

↓   ↓

見ていた2人の話では、食われた魚の顔はマグロ類(キハダかイソマグロ)に見えたというが、僕のファイトの感触ではカマスサワラ。走り方がテンションが抜けたり変だったのはサメがいたからじゃないかという意見もあったが、今となっては分からない。

その後、下げ潮に変わって、メガネ岩に移動するも、管谷くんが15キロぐらいのカマスサワラをキャッチしたが、

僕にヒットは無く4日目終了。

5日目は、出発までの3時間だけ船長にお願いして、オオネ、そしてロウソク岩に乗せてもらうも、バラクーダの5.4キロが釣れたぐらいで、終了。

今回は、全体を通して渋めで、一番の実績ルアーであるはずのマグナムミノーではほとんど反応が取れず、沈めるルアーや、S字系のスネコンなどを駆使して反応を取るような感じだった。

ロッドに関しては、Explore Shore-GT プロト5のチタンガイド15点をメインに、ステンレスガイド8点をサブにして振り続けたが、遠征ならこの2本でPE8号とPE6号を使い分ければ50gぐらいの軽いルアーから200gのベベルスイマーまで飛ばせて使いやすい。

じつはサブロッドとして一つ弱いロッドも作ろうかとも考え、今回もう少し曲がり込むプロト6も持っていって使ったが、無闇に弱くするよりラインを落として使えばプロト5でも軽いルアーでも飛ばせる訳で、仮に1本が折れても替えが効くという意味でも上記の組み合わせが遠征でのベストだと思った次第。

もしかしたら10.6フィートのモデルは作ってもいいかもしれないな、と。10.6フィートなら3ピースで割ると、115センチ以内ぐらいに収まるから。

行けば釣れるというものではない。ホント簡単ではない。

でも、行かないと釣れることはないのだ。

次はどこへ行こうかな。

ビッグフィッシュゴー!

<タックルデータ>

ロッド    :Explore Shore-GT プロト5(チタンガイド15点)

リール    :ソルティガ6500

メインライン :バリバス スーパーマックスパワー8号

スペーサー  :PE15号 2ヒロ

リーダー   :潮聲60号 4ヒロ半

ロッド    :Explore Shore-GT プロト5(ステンレスオーシャンガイド8点)

リール    :ツインパワー14000PG

メインライン :バリバス SMP 6号

スペーサー  :PE15号 2ヒロ

リーダー   :潮聲50号 3ヒロ半

ロッド    :Explore Shore-GT プロト6(ステンレスオーシャンガイド8点)

リール    :ツインパワー14000PG

メインライン :バリバス SMP 6号

スペーサー  :PE15号 2ヒロ

リーダー   :潮聲50号 3ヒロ半

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