開発中の5ピースのショアGTロッド。
試作第一弾が組み上がった。
全長が9.5フィート。仕舞寸が64センチ。
糸ガラミを減らすようにトップガイドと2番ガイドの間隔はやや短めに組んだ。その分、先端に重量が寄りがちになるので、トップガイドと2番ガイドはチタンガイド(T-MNST16とT-KWSG16)にした。
P-KWSG16は2.34g T-KWSG16は1.57g
といっても合計で、たった1.44g軽くなっただけ。まあ、先端だから持ち重り軽減には多少役立つかな。
#1は15tカーボン。#2と#3は中弾性の24tカーボン。バットに相当する#4は内層に中高弾性30tカーボン・外層に破断に強い24tカーボンのコンポジットでリフトパワーを強く。そして#5は24トンカーボン。
ちょうどグリップパーツは、すべて#5にまとまる。
継手まわりは、こんなまとまり。
すべて、無塗装のアンサンドブランクのままの仕上げ。熱硬化エポキシのほうがウレタン塗膜より硬いから、これが一番耐久性が高い状態。
思った以上に軽い仕上がり。
総重量は418g。
比較として、3ピース10フィートのExploreプロト5ステンレスガイドバージョンの総重量が466g。
この重さと振った感じなら、もちろん十分なパワーはあるけど、もう一回り強く(肉厚・太径)したものも試してみたいなんて思う。超コンパクトだけどガッチガチのやつ(笑)。9.5フィートなら全然振り切れるだろう。
後発というのは、ホントしたい放題だなと思う。各社のロッドをリバースエンジニアリングできるし、いいとこ取りができる。いわゆる各セクションに適切なカーボン部材を配置する手法やガイドセッティングなど。大好きな先輩各社、つまり巨人の肩の上に乗って見晴らしのいい景色を眺めることができる。
さあ、このロッドを持って、どこに行こうか。(とりあえずシーズンが終わる前にミズダコ行かなきゃ!)