やったぜー!
帰港後計測で38.8キロのキハダマグロ。
もうちょいいい写真を撮ってくれたらよかったのに〜、船長w
ロッドは、まさにこういう魚の為に開発した5ピースロッド、BigFishGo CLIFF 965。
詳しく書いていこうと思う。
2024/03/27 下田へ
すっかり忘れていたんだけど、そういえば去年の今頃はキハダがフィーバーしてたよな、なんて思って賀寿丸のホームページを覗いてみると、
「おっ!今年もポツポツ上がりはじめてんじゃん♪」
しかも、ちょうど翌日に出船予定が出ていたから、すかさず予約。
タックルをまとめて下田に向かった。
2024/03/27 神津島・タダナエヘ
4時半出船。
6時過ぎに渡礁開始。
船長からは、
「廣瀬さん、あんまり良いところには上がれないよ。南東ウネリでヒラダンは全部波が被っているから」
との話。
船長にお任せして、僕とSくん、Kさんの3名でナダラに乗せてもらうことになった。
SくんとはLINEでやり取りしていて、ちょうどタイミングが同じになった。Kさんとは母島以来の再開。
こういう現地集合感、楽しいよね^^
さて、僕はミノーで、手早く瀬際からサラシから、ひと通りをテンポよく撃ってゆく。
ふたりは、ポッパーを投げているっぽいから、手がかぶらないように、ジグとか水面直下とか、いろいろ試してゆく。
と、ここでポッパーを投げていたKさんにヒット!
寄せて、足元の根をかわしつつ、ラインを手繰ってハンドランディングでアシストしてキャッチ。
20キロ超えのキハダ
ヒット時間は8時。
それから10時。
Sくんのポッパーにもヒット。
Sくんのファイトは力強い。いつも思うけど、いい下半身のバランスをしてるんだよな。
難なく寄せて20キロ超えのキハダ
やっぱり、ポッパーなのか。
それから12時を回って、Kさんのポッパーにツーバイト。
沖に潮目は出来ているが、すべてのバイトは、それよりも手前のなんにもなさそうな場所らしい。
ポッパーの曳き方も、スプラッシュを派手に前方に撒き散らかすよりは、泡を纏うような柔らかいジャークがキハダには効くよね、なんて話。
僕も、ずっと投げ続けている。
風が南東から南に回り込んで、真横からの風がラインを膨らませる感じ、この感じ好きなんだよな。
長く曳けるし、横移動もさせられるし、タルミがこちらの意図を消してくれる。
で、
フルキャストから、風でドリフトさせるように2ジャークで、ボッシュ!と出た。
ポッパーが水中に消えて、ラインを張ると生命感。
水中ではギラリとイエローラインが光る。
アワセを入れたが、手前に走り始めて、アワセが入ったか入らないかのままスルスル寄ってくる。
まずいな、なんて思っていると、急に方向転換して引っ張られ、体勢を崩されたと思ったら、ラインが緩んでフッとフックアウト。
ああっ!
そして、回収の14時45分が迫り、荷物をコンパクトにまとめ、ロッド1本だけにして投げ続ける。
回収間際。
フルキャストから、手前のサラシに差し掛かろうとする手間で、ポッパーの背後からいきなり高速の追い食い。
ポッパーは水中に消え、ラインのテンションが消えた。
ん??
ラインを巻き取ると、クンクンッ!生命感。
付いてる。
しっかりラインを張って、アワセ、もう一回アワセ、念には念を入れてアワセ。
焦って寄せないで、沖で弱らせたい。
急激なファーストラン。
スピードに乗り切る前に、ハンドドラグでじんわりプレッシャーを掛けたら止まってくれた。
そんなに大きくないか?
ナダラは足場が滑りやすいところが多いから、足場のいい位置に移動して、しっかりロッドを立てて曲げ込んでプレッシャーを与えつつ沖で泳がせる。
バットの反発で寄った分だけ巻き取る。焦って寄せない。
魚は右に旋回したが、旋回した先のサラシで揉まれると浮いた。
けっこう大きいか。
あとは、足元の旋回に気をつけて、最後はおふたりのサポートでギャフを入れてもらってランディング。
いいサイズ。
30キロは超えてそう。
ヒットルアーはダックダイブ230。
ロッドはBigFishGo CLIFF 965、メインラインはPE3号に、スペーサーにPE8号を15メートル、リーダーはフロロカーボン22号4ヒロ(いずれもFGノット)という、最近気に入っているバッキングライン的なラインシステム。
このセッティングだとダックダイブ230がめちゃ飛ぶ。ちょい向かい風でも本当に飛ぶ。そして、手前ではPE8号を使える。スペーサーまで巻き込んでしまえば、強気で浮かせられる
ドラグは正確には計測していないけど、経験から8キロぐらいだと思う。ファイトタイムも10分は掛からなかったんじゃないか。
BigFishGo CLIFF 965は曲げ込んで、魚にしっかりプレッシャーをかけられるから本当にファイトが楽。「剛」のAIR965に対して「柔」のCLIFF965だから、ルアー負荷など数値上はライトなイメージがあるけど弱いなんてことは全然ない。むしろ今回は余裕さえ感じた(強がりじゃないよ笑)。
急いで渡船に乗り込む必要があったから、磯の上でのブツ持ち写真が撮れなかったのが惜しかったけど、これまで釣った魚の中で一番大きい38.8キロ。
関わっていただいたみなさん、本当にありがとうございました!!
タックルデータ
<タックル1>
ロッド :BigFishGo CLIFF 965
リール :15ツインパワーSW 8000PG
メインライン :バリバス SMP 4号
スペーサー :バリバス SMP 8号 10ヒロ
リーダー :エックスブレイド FCアブソーバー 90lb 4ヒロ
<タックル2>
ロッド :試作5ピースロッド
リール :ソルティガ6500
メインライン :バリバス SMP 6号
スペーサー :PE15号 6ヒロ
リーダー :船ハリス40号 5ヒロ
追記:料理とか胃の内容物とか
大量のマグロ肉は、極厚のステーキにしたら、めちゃ旨かった^^
厚切りにして、表面はカリッと、中は少しレアを残す感じがうまい。
これだと、いっぱい食べれるし、我が家の育ち盛りの子供たちも大好き!
ちなみに、僕のこのキハダは脂ノリノリだったけど、Sくんの20キロ超えのキハダはパッサパサだったと言う。
そのマグロの胃の内容物は25センチぐらいのムロアジだったとのこと。オネイモでは足元にムロアジの大群がずっと居着いていたという話も聞いたし、ミノーで釣れていたのも、そのせいかもしれない。
僕のほうのマグロの胃袋は、片付けのバタバタでチェック忘れてたー。脂ノリノリの個体は、何を喰っていたのか、知りたかったところ。