今年は、5月、6月、7月と例年ならトカラや南西諸島に遠征しているところだが、行けていない。
その分、銭洲方面の海況が良ければ、すぐに予約を入れて駆け付けるような動きができる。
毎年かなり頑張っても、年に1、2回しか行けない銭洲が、もうすでに今季3回目。
しかも、ちょうど開発中の5ピースロッド、CLIFF965は、こういう海域向けのロッド。
ジグでカンパチをテクニカルに狙ったり、小さめのプラグを沖の潮目まで飛ばしたり、20キロそこそこのキハダまで獲れる。
曲がり込むし、上向きや水平にロッドを構えても持ち重りが少ない。
ショアGT特化のAIR965と比べて、どれぐらい使い分けの異なるロッドにできるか挑戦中。
銭洲へ。
さて、3:30に下田を出船し、南風のためか銭洲に到着したのは6時過ぎ。
ルアーマン11名ということで、オオダルマの高場とテラスに3名ずつ、コダルマに2名。なかなかのタコ部屋状態
僕はダルマは他の方々に譲って、銭洲本島のヒラッタイに上げてもらった。
広々と、いろいろ試したいな、と。
まあ、釣れるときは、どっちでも、釣れるでしょ、と。(実際そうだったが、釣ったのは同礁者さんだったw)
4時満潮からの下げは、北から川のような激流が流れる。
セオリー通りに当て潮側から始める。ミノーを投げ散らかし、そのもっと沖の潮のヨレを大きめのペンシルを飛ばしてピチャピチャ誘う。
同礁者さんにバイトが出て、その次に僕にも出た!
乗らない。
3時間投げ続けて、魚影は多いし、瀬際では根魚もちょっかいを出してくる。ツムブリの瀬際ポロリがあったり。激流も変わらず流れ続けて、いい雰囲気。
9時。
激流を撃っていた同礁者さんの竿が曲がっている。
すかさず、今回の為に用意したハンドギャフ(スイングアームギャフG-300DX)を持ってフォロー。リーダーを掴んでギャフ掛け。磯だとだいたい水面まで降りられるし、個人的には、これぐらいの長さが一番使いやすいと思う。
磯上計測で、19キロの立派なキハダ。
おめでとうございます!!
なるほど、ガンガンの流れの中で食うのか。
ミノーが流芯を横切るときに、3尾ぐらいが奪い合うように食ったらしい。
まだいるか。
僕のロッドにはペンシルが付いているのでそのまま急いで投げる。
流れにクロスで投げて、ヨロヨロ流しながら流芯を過ぎた脇のタルミに差し掛かったところで、出た!
水中でギラリ。白泡が水中にくぐる。
乗ってないかー。
もう一投。
着水からワンアクションで水柱。
反転した魚の重みがしっかり乗ったところで、せいっ!
が、首振り1発でフックアウト。
次は、フックを研いで数投後。
流れの中で水柱。数秒後、ロッドの先には重み。
ジャーーーーーーー
しっかり向こう向きに走らせたところで、アワセをかませる。
乗った、
が、2、3ポンピングしたところで、フックアウト。
これで群れが散ってしまったのか、後は続かなかった。
その後は、ポロポロとダツがヒットしたり、カマスサワラの5キロそこそこを瀬際でばらしたり、ツムブリをポロリしたり、根魚がちょっかい出してきたり、と反応はあるも、13時の回収時間になって終了。
ちなみに7時間ぶっ通しで、CLIFF965(仮称)で投げ続けたが、疲れ知らず。いいセッティングなんだと思う。
ワイルドレスポンス240とかは、ややオーバースペックかなとは感じたが、投げられないこともないぐらい。
このあたりの設計は、もうちょい次の試作で、ルアーウエイトの下限を同じままで、上限を上げるワガママを叶えてみたいと思っているところ。
聞いたところでは、オオダルマも、コダルマも、一本ずつキャッチとのこと。オオダルマは朝イチのヒットで、コダルマは11時ぐらいのヒットだとか。いずれもトッププラグ。
釣れるときに釣っときたい。
今季中に、あと一回でいいからチャレンジしたいな。