宮古・多良間島遠征2日目
朝は、来間島の北端に立って、日が上るまで撃つも、臆病なミーバイが飛び出すぐらい。
荷物をまとめ、レンタカーを返却して、多良間島へ。
昨日、伊良部島でGTが釣れてしまったが、メインの目的地はこっち。
リーフの釣りで、試作の5ピースロッドをテストするのが、今回の目的。
初めての場所というのは、面白い。
予想は立てていくが、すべてが行ってみなければ分からないことばかり。
大潮のほうが潮は引くけど、大潮だと干潮が真っ昼間になる。今回はマヅメに干潮が重なる中潮の潮回りを選んだ。
最干潮でプラス50〜70センチの潮位だと、どれぐらい前に立てるのだろうか??
昼の間は、パソコン仕事を片付けたり昼寝をして、夕方の干潮を待ってリーフエッジへ。
インリーフをジャブジャブ越えて、アウトリーフへ。
実際に、現場に行ってみると、ラッキーなことに波も穏やかで、割と前に出られる。
ただ、この島は、リーフのスリットが岸と平行に入っているので、すごく難しい。
グーグルマップでもこんな感じの航空写真。
アウトリーフの際まで行ければいいが、この潮位ではひとつ手前のスリットを超えられない。
ルアーはアウトリーフまでなんとか届くが、ヒットした魚を寄せる際に浅瀬を超えてこなければならないのが難点。
一発、少し良さそうな魚が出たが、ドラグがユルユルだったので、リフトしようにもラインが出てしまって、ドラグを締めようとまごついている隙にスリットに突っ込まれて、メインから切られた。
へたくそー!
そして、全くの準備不足。
ここでは、ドラグはガチガチにして、巻ける限りは躊躇なく巻く。安全面としては、もし、のされたら切れる。それしかないかな。
宮古・多良間島遠征3日目
この日の朝は、水深のある港を見てみることにした。
沖縄の朝は明けるのが遅く、5時半でやっと視界が効くようになる。5時過ぎの最干潮からの上げ潮を考えると、リーフエッジはすぐに撤退の時間になると考えたから。
南の港。
日が上って8時頃になって、カスミアジとアカナーの混成のチェイス。
そして、次の一投で、水面に激しく出た。
ヒット直後、下に突進するのは、この魚。
アカナー(バラフエダイ)2キロぐらい?
あとは、ルアーサイズを小さくすると足下からミーバイが飛び出すけど、ヒットはしない。そんな感じ。
もう一つの港も見てみても、日が上っていては、なにも出ない。
やっぱりリーフだな。
夕方の干潮を待って、再出撃。
トップルアーしか曳けないからルアーを絞って、深く立ち込めるように荷物も絞った。
ドラグははじめからガチガチに。もし、のされたら切れる。そういう形の安全考慮。
ヒットしたら、ひたすらショートパンプで水面に出して、水面を滑らせてランディング。
ルアーサイズさえ小さくすれば、スリットを点々と撃てば反応が取れる。
面白いー!
トップで水面が割れる瞬間は、やっぱり最高。
これぐらいの2~3キロぐらいの水面を滑らせられる魚なら、なんとかなる。それでも何度かは途中でスタックする。
ヒットルアーは、ラピード130。
PE4号に、スペーサーPE8号、フロロリーダー30号なら、なんとかこのルアーを飛ばせて釣りが成立する。
宮古の海は19時を過ぎてもまだ明るい。
ドロップオフの沖ではトリヤマ。夕マヅメの海は活性が高い。
一方で、18時前の最干潮を過ぎた海は刻一刻と水位が上げてくる。
怖さも少し混じった、生物同士が命のやりとりを繰り広げる生命の沸き立ちに居合わせている感覚。この瞬間なんて、一瞬で過ぎ去っていってしまう。
沖のトリヤマを追いかけて、なんとか立ち込めるギリギリのところに立つ。届くか?
ルアーは、飛距離を稼げるように、少し大きめのドラドペンシル18Fに替えた。
フルキャストから、ラインが落ち着くのを待って、スプラッシュを伴ったジャークが遠くからでも視認できる。このルアーは最近のお気に入り。
と、左からシュパーッと背鰭を水面上に出して、高速で向かってくる魚。
ダツではない。体高がある。水深が浅いから背鰭が出るのだろう。
来るの?来るの??来るの???
一呼吸置いて、
ドンッ!!
ジャーーーーーーーー!
のされたロッドは起こして、溜めて耐えるも、ガギゴギ嫌な感触。
即、プンッ!切れた。
呆然。。
水位も限界。
急いで撤収。
いやー、全く獲れる気がしないぞ、ここの地形。
残りは、明日の最終日の朝マヅメだけ。
どう闘うか?
にしても、ここのリーフエッジ、面白すぎだろ。
続く。
タックルデータ
ロッド :BigFishGo 5ピース 9.6フィート(試作2)
リール :ツインパワー8000PG
メインライン :バリバス キャスティングマックスパワー 4号
スペーサー :PE8号 3ヒロ
リーダー :船ハリス30号 4ヒロ