わが故郷、岐阜の長良川。
実家から歩いて10分のところが、サツキマスのポイントだってことを、住んでた頃は知らなかった。(サツキマスって雑誌とかで見る限り、郡上のほうの釣りだと思っていた)
待ってました!この季節。
僕が楽しみにしていたのは、このサツキマスの遡上。
じいちゃんは、孫たちに会えるのを。
子供達は、実家の庭にたくさん生えるイチゴを楽しみにして。
みんなの楽しみ、いなかへ帰省の旅。
さて、みんなが寝静まっている朝早く、穂積大橋の対岸(岐阜市側)のエントリーしやすい場所へ。
昨夜まで降り続いた大雨で、ずいぶん水位が高く、濁りも強い。
状況は良くなさそうだが、やってみないことには分からない。
2時間ぐらいやっているうちに、水位もどんどん下がってゆく。
明日にはもっと下がるかな。
翌朝に狙いを定めて、この日は諦めた。
さて、次の日の朝。
水位もかなり下がってきた。平時よりはまだ水量が多いが、橋の下など、いい感じに流心にかけてのカケアガリになっていて、もしサツキマスがとどまるならここかな?と想像をしてキャストを始める。
この釣りは初めてだが、夏によく泳いでいた場所なので、地形とかオイカワがよくつく場所とか、なんとなく感覚は分かる。
ヘビーシンキングミノーをアップ気味にキャストして、沈めて底を叩きながら流して、下流で反転、トゥイッチをしながら回収。それを良さそうなところで繰り返してゆく。
と、流していたラインが止まる。
根がかりかな?と思ってロッドを立てるとグングン生命感が感じられる。
おおっ!
ラインは上流に向かってゆっくり泳ぐ。
重い。
次は反転して流心の流れに乗ると、ジィーーーーーーーー〜〜
はしるーー!
なんとか寄せてみると、でかいニゴイ。
60センチぐらいか。
ヒットルアーは、Dコンタクト63mmゴールドチャート。
今回は、ニゴイだけで終了したが、なんとなく解に近づいている感覚はある。
3ピースのAR-C806UL一本を持って、帰省がてら身軽に狙うには、ちょうどいい感じ。
これは毎年、狙ってみようと思う。
夢のサツキマスを、実家のすぐ横で釣る。
実現させたいものである。
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