僕が一番好きなリゾートスタイルのビッグゲーム。

家族旅でリゾートホテルに泊まって妻や子供達のニーズを満たしつつ、朝マヅメと夕マヅメだけロッドを振ってデカイ魚を狙う。

あくまで家族旅を目的にして、それでも短時間で釣りの結果も出す。

なかなか仕事力が問われる釣りである。

洞察力とか思考力とかカンが鍛えられるのも好きなところである。

当然、仕事力が上がれば生産性がアップするから、掛かるお金以上に収益性もアップする。(と信じている。事実そうでもある。いまのところは。)

今回の旅は、長崎県の五島列島。

いい感じのリゾートホテルがある、中通島(なかどおりじま)を選んだ。

リゾートホテル マルゲリータ

〒857-4601 長崎県南松浦郡新上五島町小串郷1074

http://www.margherita-resort.jp/

こんな形の島。

どう見てもポイントは、ヒラマサならここだろうと読み取れる感じの島の形。

お昼の間に、ドライブを兼ねつつ、北端を見てみる。

だが、ゴロタで思ったより、浅い。

しかも、断崖に阻まれて、西側も東側にも周りこむことができなさそう。

どうしたものか?

ネットで事前に情報を集めていたが、この島の、特にヒラマサの情報は少なかった。

あれ?もしかしてハズしたのかな。

だが、潮位を確認すると昼に満潮で、ここから2メートルも潮が引くらしいから、夕方ならもしかしたら、という予想。

夕方、再度、確認のため磯に降りてみる。

潮が引くと、全然違う景観。

断崖も断崖でなくなっている。

断崖のさらに先へ。潮が上がると帰れなくなるから注意しながら。

いい感じのところに出た。

日が暮れ始めているし、潮が上げ始めているので、少しだけ投げて退散。

お昼の感触では、家族にお願いして渡船を使わなきゃだめかな?と検討をしていたが、ここならワンチャンスありえそう。

釣れても釣れなくても、あと朝マヅメ2回と夕マヅメ1回、ここで投げ続けるしかない、と心に決めた。

翌朝。

同じ断崖の先へ。

昨日の夕方よりも朝は潮が高く、濡れないで断崖を超えるにはギリギリの潮位。

中潮で、マヅメに干潮が重なるのは、図らずもラッキーだった。

潮止まり前後だが、海峡だからか、いい感じに潮は動いている。

投げるのは、一番自信のあるルアー、別注平政220。リアフックだけシングルに変えたセッティングが、スライドが大きくてお気に入り。

数投。

うっすらと見える潮目を横切ったところで、出たっ!!

反転した魚の重みが乗るまで待って、乗せた!

おおーいぇー!

ロッドが強いから全然余裕。

獲ったぜーー。

地磯でビッグプラグ。ラッキーパンチだが、ラッキーパンチを狙って獲れた嬉しい一本。

美しいヒラマサ。

実測ジャスト6キロ。全長は手尺で80センチちょっとぐらい。

さあ、急いで帰らなきゃ!

魚を片手に持っての帰り道は大変。たった1時間弱しか経っていないのに、もう潮が上がっているし、水に浸かりながら、汗だくになって戻って来た。

昼の間は、子供たちと温泉に入ったり、教会を巡ったり。五島うどんも美味しい!

夕方も同じポイントまで車で30分、磯歩き30分、ロッドを振ったのは60分ぐらい。ベイトはいるが反応なく、帰り道60分。

翌朝のラストチャンスも、雨の中、同じコース。反応なし。

少ないチャンス、短時間の釣行ながら、まさに一回の旅でイッピキの良い魚。これで良いのである。

こうして、五島の旅を終えた。

追記:

釣った魚を、最高のシェフが料理してくれるのも、リゾートスタイルの良いところ。

島の柑橘類を効かせたカルパッチョさいこー

イタリアンな煮込みも、これはなかなか家では味わえない一品。

ヒラマサって、本当に美味しい魚だよなあ。

<タックルデータ>

ロッド   :ゼナック ミュートス・アキュラ 100HH

リール   :ダイワ 16キャタリナ5000+15ソルティガスプール
メインライン:バリバス SMPスーパーマックスパワー 5号

リーダー  :キャストマンアブソーバー 170lb 3ヒロ
ルアー   :オシア別注平政220mm

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