自分が釣った最大魚、記録に残る魚、記憶に残る魚、などは何かしらの方法で残したいと思いますよね。

魚拓は、この手の方法の中では一番古くから行われてきた方法でしょう。最近ではデジタル魚拓のサービスなんかも出てきています。

他には、写真もそうでしょうし、その写真をプロフィール写真に使ったり、釣具メーカーや釣りサイトに送ってページに掲載してもらったり、釣り人はそういうことが大好きです。

剥製にする人なんかもいます。


そんな中の一つの方法として、僕は釣った魚の皮で、フィッシュレザーを作ったりします。




このトカラで釣ったロウニンアジ35キロ。

ファイトに時間を掛けすぎたせいもあり、蘇生が上手くいかず、キープすることに。

刺身や唐揚げにして滞在期間の3日間食べ続けたけど、食べきれない〜


残った皮は、塩漬けにして、持ち帰り。

そして、丁寧に肉をこそげ落とした後に、紅茶を濃く煮出した「シブ」で渋なめし(タンニンなめし)。

なめすことで、皮(スキン)が革(レザー)になる。タンパク質がタンニンと結合して変性して、腐敗しなくなる。

乾燥させると、

で、木工と組み合わせて、こんな工芸品に。

GTの皮は、なかなか分厚くて扱いが難しかった。

・乾燥させる前に、もっと丁寧にウロコを取り切るべきだった。

・ゼイゴは削いでから乾燥させるべきだった。

などなど、次にやるときは、もっと上手くできるはず。

ちなみに、15年以上前に釣ったランカーシーバスの皮革は、今でも本業のほうの仕事で展示用の什器として活躍中。

この動画は、フィッシュレザーの作り方として参考になります。

他、塩漬けで持って帰ってくる際の塩は、ペットボトルに入れて持ってゆけば、そのペットボトルに皮を入れて持って帰ってくることが出来る。(ただ、塩漬けをしていても常温で長時間の運搬は無理。腐敗しはじめるのでなるべく冷蔵庫やクーラーボックスに入れること。)

紅茶は、<こちら>のような大容量のものが使いやすい。紅茶の茶渋で渋なめしをする場合は、紅茶を長めに煮出した後、冷めてから革を入れること(熱いうちに入れると煮えて、ただの煮魚になってしまうww)

あるいは、同じく植物性のタンニンである<柿渋>も使えるはず。