またまた神津島に行ってきちゃった!
こんなチャンス、次はいつ巡ってくるか分からないから、釣れるうちに釣っておきたい^^
僕らが乗ったのはヒラダン裏カド。
ジグでのヒットパターンを見つけて、ヒットが連発した。
はじめは、僕がこのパターンを見つけて、同礁のおふたりにもお伝えしたところ、同様にヒットが連発し、
かつ他のルアーでは反応が薄く、他の瀬でもそんなにヒットがなかったというから、このヒットパターンを見つけたことに寄るところが大きいのではないだろうか。
地形的に、ヒラダン裏カドにだけ魚が溜まっていたとも考えられないし。
そんなヒットパターンを、もったいぶらないでw、書き残しておこうと思う。
僕の信念は、道なきところに道をつくる。
考察を交えて書き残すことで、これから神津島に行く方や、キハダを狙いたい方の参考にしてもられば幸いである。
ちなみに、最近はブログを書く人が減っていて、写真と短文のインスタや、Youtubeにみんな移行している。
ブログは、SNSやYoutubeのように、「いいね」の評価が目に見える形で付くわけではないから、報酬系の脳内フィードバックが働きにくいからかもしれない。
でも、このレポート形式のブログが、しっかり背景から書けるから、個人的には一番面白いと思うんだよなー。
ブログ読んでますよ、と仰っていただく方も多いし、ブログをアップしたタイミングでロッドが売れていくことから見ても、僕にとっては報酬系の脳内フィードバックはしっかり働いている。つまり書くことと快感が繋がっているということ。
競合が少ないところで戦うことが僕は好きだし。みんなが右を向いているときに左に逆張りをしたくなる性格。
って、前置き長いww
ようするに人が踏まない道が面白いって、話。
今回のヒットパターンも、そんな風に見つけたので、行ってみよう!
4/20(木)神津島へ
OKINAWA MANBIKAを作っているエイテックの島浦さんからお誘いいただいて、スケジュールを合わせて神津島へ。
この日4/20の潮回りは、新月大潮で、5:07満潮、11:26干潮、17:54満潮
風は、朝は北から微風が吹いて、西に回って、昼からは南から少し強めになった。
大漁時刻表では、朝から9時までがチャンスタイムとの予想。(実際は、全然関係なく、むしろ9時から回収の14時半までヒットが続いた。これまでの傾向から見てもキハダには大漁時刻表はあんまり効かなそう。)
まず、はじめのヒットは、開始から30分ぐらいに同礁のYさん。ダイビングポッパーにドデカイ水飛沫が上がるのを隣で見た。
右に左にと、立ち位置を変えて寄せるも、魚体が見えるか見えないかぐらいのところで、ハエ根に触れてブレイク。ヒラダン裏カドは、比較的ハエ根は少なくてドン深だけど、立ち位置の横移動がしずらく、急な旋回に対処しづらい地形。
ジグの水面直下ジャークに好反応
次は僕。
ミノーから始めて、一通り周囲を通して反応がないので、沖の潮目のヨレをゆっくりペンシルで見せても反応がない。
早々にジグに変更して、立体的に流れをスライスしてゆく。
9時を回って、当初の想定していたチャンスタイムが過ぎてしまう。
ここで、以前にもエボシでカンパチを反応させた表層でジグを大きく左右に飛ばす連続ジャークを試してみることにした。
ん?
何か触ったような?
もう一投。
大きめのジャークでも水面から飛び出ないように5カウント沈めてから、シャク、シャク、シャク、シャク、シャク
ドン!
チィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ギュイーーーンと力強い走り。
スプールが細ってゆく。
ブルブル伝わる振動はマグロっぽい。
が、フックアウト。
同じような曳き方で続ける。
思いっきりフルキャストして、5カウント沈めたり、10カウント沈めたり。
シャクリのピッチや、シャクリ後のフォール時間を長くしてみたり、
シャック、ヒラヒラ、シャック、ヒラヒラ、シャック、ヒラヒラ、
クンッ
ジィーーーーッ!
乗った。
さっきより小さい。
難なく上がってきたのは、5キロないぐらいのキメジ
美味しいエモノを確保。
更に続けて、ほどなく、
同じパターンで、
ゴン!
ジィーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たまらんー^^
これはさっきより大きそう。
ファーストランでは結構ラインを出されたけど、止まらないサイズではない。
ジワっとプレッシャーを掛けて、止まったところを寄せにかかる。足場が高いからプレッシャーを掛けやすいし、と余裕をかましていたら、魚はゆっくり右に旋回してハナレに干渉しそうな方向へ。
慌てて立ち位置を変えようとしたところで、足が滑ってブレイク。なにやってんだか。
4連続ヒットのお気に入りのCB.マサムネ135gイエローグリーンを失ってしまった。
この往年の名作ジグ、曲がりやすいけど、水を切り裂くような大きなダートと、滞空時間のヒラヒラが好きなんだよな。
撃投ジグレベル130gに変えて再開。
ジャークのアクションはマサムネよりはおとなしめだけど、滞空時間の浮遊感が気持ちいい。
ドンッ!
ひゃっほー
たまらんぜ。
ここの地形も分かってきた。
沖で泳がせて、右に走ったら沖に出して回して、左に旋回したら引けば左の足場のいいオープンエリアに誘導できる。
ギャフを入れていただいて、キャッチ!
やったぜー!
思ったより引いたけど、実測10キロちょうど。
やっぱりかっこいい魚だな。
ロッドはいずれも5ピースのCLIFF965(試作)。20キロぐらいまでの魚なら、ちょうど使いやすい。
このジグのヒットパターンを同礁のおふたりにも伝えて、
よしきた!
同じく左に誘導して、13キロをキャッチ。おめでとうございます!
その後も、ヒットはポツリポツリと続き、しかしフックアウトも多い。
カンパチ、ハガツオも混ざった。
5~10カウント沈めて、プラグ曳きのようにアクションさせるのが、フォール時間も作れてやりやすいとも思った。
ジャークの強さや長さ、ストップの長さはお好みで。
ベイトは子イカ
ちなみに、キハダの腹を割いてみると、パンパンの胃袋には、7センチぐらいのコイカが大量に、あとカニの足っぽいもの、小魚は5センチぐらいの子イワシっぽい。
20センチぐらいの大イワシを食っていると聞いていただけに、意外な感じだった。
この子イカなどのベイトから、ジグの水面から一枚下の浮遊アクションに反応がいいのも頷ける。
一方で、水面に食ってくる魚は、ひとまわりデカイですよね、なんて島浦さんとも話していた。
トップにデカイやつを出したいですねー、と。
ここからは、回収の14時半まで、トップを撃つ、サイズ狙いに変更。
で、
島浦さんが、掛けた!
これは、とびきりデカイ。
つい先日、44キロをキャッチしている彼が、腰が砕けそうと言っている。
この人はいい釣りをするね。弱冠25才で、体格は僕とほぼ同じぐらいの小柄ながら、ヘビータックルをビシッと振るいい体幹、周りをよく見て気がつく洞察(魚に対しても人に対しても)、そして情熱。人から尊敬される素質を持っていると思う。
回収時間オーバーの、残業ファイト。
最後は、なんとか左のオープンエリアに誘導し、もう竿を立てられないと直線綱引きファイトに切り替えて、寄せていたところでメインラインが何かに触れてブレイク。
推定60キロオーバー。
知らんけどw
あれは、掛けたらたいへんや。
こうして、最初から最後まで、とびきり楽しかった磯の上の時間は終了。
こうやって、書いていても楽しい^^
さあ、キメジが増え、少しずつシイラやハガツオが混ざるようになってきて、海の中も夏に向かいつつある神津島。
キハダフィーバーは、まだまだ続くのかな。
表層ジグ曳きは、ぜひキハダをまだキャッチできていない方には試してみてほしい。
特大サイズ狙いというよりは、20キロそこそこのサイズを取り敢えず一本目指すにはおすすめ。
ジグは太糸でもぶっ飛ばせる重めのウエイトが使いやすいと思う。撃投ジグレベル130gとか、CB.マサムネは135gでもいいし、もっと重い155gとか180gとかでもヘビータックルで思いっきり潮目までフルキャストして使ったらいいと思う。
このパターンが、今回がたまたまだったのか、あるいはまた通用するのかは、確かめてみてほしい。
タックルデータ
<タックル1>
ロッド :BigFishGo AIR 1156(試作)
リール :ソルティガ6500
メインライン :バリバス SMP 6号
スペーサー :PE15号 6ヒロ
リーダー :船ハリス40号 5ヒロ
<タックル2>
ロッド :BigFishGo CLIFF 965(試作)
リール :ツインパワー14000PG
メインライン :バリバス SMP 4号
スペーサー :バリバス SMP 8号 6ヒロ
リーダー :エックスブレイド FCアブソーバー 90lb 4ヒロ