壱岐って、本当に大好き^^

食べ物の美味しさ、土地のエネルギーがいっぱい詰まっている気がする。


そして温泉。

この湯ノ本温泉って、知る人はあまり多くないし、外から訪れる人はあまり多くないみたいだけど、島の人には湯治でよく知られている病を癒す温泉。

実際、温泉成分が10倍ぐらい濃いらしく、そのことは入ってみるとよく実感できる。



特に、高峰温泉がすごかった。

高峰温泉
〒811-5556 長崎県壱岐市勝本町立石西触200

僕が泊まったのは、すぐ2つ隣の壱岐島荘(ここも温泉付き)だったんだけど、そこに比べても高峰温泉の濃さは本当にすごかった。釣りでガサガサになった指先を浸すとビリビリ痛いほど笑


車がないと行きづらいのが難点か。

郷ノ浦からはバス(湯ノ本、商業高校経由、勝本線勝本行)で27分で行くこともできる。

これだけの為に行く価値があると思う。



2025/02/14 防波堤から、キビナゴに付くトリヤマを攻略

さて、壱岐釣行の最終日。


9:20発のジェットフォイルで帰らなきゃいけないから、やれるとしても8時までの2時間しかない。

これで、もう終わりか。。。


限られた時間の中で、地磯の往復は効率が良くないと判断して、港の防波堤を狙うことに。



じゃあ、どこにしようか?


先日Mさんからお聞きしたお話では、朝イチのタイミングでサワラが釣れているとのこと。

どこの港ということもなく、ベイトがいるかどうかがカギとのこと。島のアングラー同士では情報交換しているとの話だけど、僕にはそんなネットワークはない。



で、どうやって決めたかというと、北北西風を追い風に背負える防波堤の形。あとは昨日の渡船で渡った南方面よりも、北方面のほうがベイトっ気も、上げ潮の動きも良さそうに思えた。



ところが、いざ目星を付けた防波堤の先端に立ってみると、テトラポッドが大きくて、しかも水面までめちゃ遠い。

後ろからの突風がこわいし、真っ暗なうちは危ない(真っ暗じゃなくても危ない)。



日の出とともに、トリたちが旋回しはじめ、期待が高まる。

そしてどんどん集まり、やがてトリヤマになった。射程範囲ギリギリの距離。

啄いばんでいるのは、たぶんキビナゴ


サワラなら、とミノーから始めるも、反応を得られず。

時折、水面が割れるのが見られたので、飛距離の出るトッププラグで誘うも反応を得られず。


そこで横の動きでは反応が取れないのなら、と、ぶっ飛び君95Sのフォールならどうか。


ラインシステムが太いので飛距離が出ないが、鳥山が寄ったタイミングで、追い風に乗せていいところに入った。

着水から糸フケを取って、ヒラヒラ落として、

持ち上げ、また落として、

ヌンッ!

なんかきた!


クイクイッと手応えの後に、下に下に重く泳ぐ感じ。

ナニコレ??変な引き

とはいえ、こっちはGTロッドだし、足場が高いから圧倒的に有利。



ユラリと上がってきたのは、龍王みたいなイカツイ顔のマダイ。7~8キロぐらいある。


どうすんの?

この高い足場。

ランディングはもしかしたら無理かも、と思って写真を撮っておいたw


横移動をして、なんとか水際まで降りられる場所を見つけて、キャッチ!!

うおーーっ!!でけー


かついでテトラポッドを這い上がるのも無理だし、

自撮りを撮るのも、プルプル手の筋肉が笑ってしまって無理。フィッシュグリップの顎もバカになっちゃたし。

そして、もう8時を回っている。


そういえば、この港の入り口に、八大竜王神社が祀られていたのを覚えていたのだけど、まさに竜王のようなご尊顔(に、僕には見えた)。

何歳ぐらいまで生きたら、この大きさになるんだろうか?


早々に海にお返しして、なんとかテトラポッドを這い登り、八大竜王神社に手を合わせて、感謝とともに帰路に就いた。



素敵な出会いをありがとうー

終。



タックルデータ


ロッド    :5ピースロッド プロト(新AIR955) 
リール    :15ツインパワーSW 8000PG
メインライン :バリバス SMP 3号
スペーサー  :バリバス SMP 8号 4ヒロ
リーダー   :シーガー プレミアムマックス 14号 4ヒロ


ロッドの出来は、素晴らしいと思う。

3日間+@を振り続けて、楽しく快適な釣りをできた。

場合によってはPE3号に落として小さなルアーを扱うこともできるし、個人的にはこのAIRの開発開始以来の魚運の強さは、頼り甲斐ある相棒という感じ。