「ショア GT」とか「トカラ GT」とかの検索ワードで、このブログがかなり検索にヒットしているみたい。 

以前は釣りブログを書いていた人たちも、最近はインスタとかSNSに移行しているというが、それで競合が少なくなったせいもあるのかもしれない。

 インスタなら釣れた釣果写真と、一言コメントでアップできるから手軽だしね。釣れないのにブログを更新するのも億劫なのかな。 

でも、僕はブログを書く。 釣果を自慢したい訳でも、腕を自慢したい訳でもない。承認欲求を満たしたいからではないから(自慢がまったく無いかというと、そうでも無いが笑)。だから釣れた時だけ書くというのも違うと思っている。 

僕は、このブログを通して、人を冒険にいざないたい。釣りをテーマにした冒険旅。冒険こそが人を進化・成長させると本気で信じているから。 

そして、3ピースのショアGTロッドExploreはつまり、冒険の主人公が手にする「勇者の剣」というわけ(笑)。 

さて、今回も釣れなかったが(↑言い訳が長くてスミマセン〜)、トカラの釣り旅の話を書こうと思う。 

今回はSくんとタッグ。

去年の小笠原の磯で40キロオーバーのイソンボを獲ったり、5メートルもある巨大ニシキヘビを自宅で飼っていたり、と話題に事欠かない男。 本職は魚屋。

さて、6/12(水)、島に着いて早速、磯へ。 

昼のうちは、反応はぽつりぽつり。バラクーダとかカスミアジとか2~3キロぐらいの魚が上がる。 

大漁時刻表を見ても、昼の間は期待薄。

なにか出るかな、と読んでいた干潮前後の14時〜16時もチェイスはあるが、ビッグルアーを躊躇なく食うようなガチンコサイズは姿を現さない。 

このままナイトタイム突入。 

視界が利かなくなる頃、岬の脇のサラシをくぐらせたマグナムミノーにヒットしたのはカスミアジ。 

ちょっといいサイズたが、4キロはないぐらいか。 

と、横で投げ始めたSくんが、突然ヒットーーー!!の声。 

かなりいいサイズみたい。糸の先の魚のガクガク首振りで体制のバランスを崩されるレベル。

夜の磯での巨大魚とのファイトは恐い。

足元を照らしてフォローに入る。

魚は、磯から真正面のオープンエリアに走っているようなので、余裕があるか。彼ならこれはもしかしたら獲れるんじゃないか。

と思った矢先、ガクガク魚の首振りで、テンションが抜けた。

回収したルアーはこれ

まさかのマグナムミノーのテイルアイ破壊。

このルアー、テイルが弱いとは聞いたことがあったが、確かにテイルのワイヤーの折り返しが短く、テコのような力やネジリの力が加わると破壊されてしまうのかもしれない。このミノーは僕も好きだが、テイルは強化して欲しいと僕も思う。だって夢のサイズを追いかけているわけで。

さて、再開。

すぐに、Sくんにまたヒット!

今回も魚は沖のオープンエリア。

と、バラシ。

今回はチモトのスリーブでのリーダー切れとのこと。

これは悔しいミスだね。

どうやらトビウオが接岸しているらしい。真っ暗で見えないが僕のルアーにもビビビビビビと触ったのはトビウオっぽい。

それを追って、GTも回ってきたか。

Sくんに聞くと、2本ともマグナムミノーの早巻きだという。こんなに視界が効かない明るさだから僕は中速〜低速巻きに変えていたのだが、それを聞いて早巻きに変えて、

グリグリグリグリグリグリグリグリグリグリ、ドン!ジッーーーーー!

乗った。

よっしゃ!

しかし、ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

止まらない。

止めらない。

そっちは根があるしやばいなーと思いつつも、真っ暗なので体制を変えられないまま、プンッ!

ああっ!ブレイク。

これで、15分の輝くような磯の上のフィーバータイムは終了。

20時半前後だったと思う。

おそらく3本ともトカラサイズのGT。しかもSくんは2本ともオープンエリアで掛けた。夢に手が届きそうで届かない、そんなひとときだった。

このあと、海面をサーチライトで照らして確認してみると、やっぱりトビウオの群が乱舞。

こんな磯の脇の小さな入江に接岸して、産卵活動をしているのだろうか。産卵は港の中だけだと思っていたが、意外な発見。

しばらくやって、沈めるルアーやポッパーなども試してみるが反応が取れないようなので、このまま磯の上で仮眠を取って、夜明けを待つことにした。

朝のトビウオが沖に出て行くタイミングで、またGTが差して来るんじゃないか。次は万全で止めて獲る!寝袋の中で興奮を抑えられないままだったが、1日投げ続けた疲れで落ちるように眠りに就いた。

続く。


<タックルデータ>

ロッド    :Explore Shore-GT プロト5(ステンレスオーシャンガイド8点バージョン)

リール    :ソルティガ6500

メインライン :バリバス マックスパワー8号

スペーサー  :PE15号 1ヒロ

リーダー   :潮聲60号 4ヒロ半


ロッド    :Explore Shore-GT プロト5(チタンガイド15点バージョン)

リール    :ツインパワー14000PG

メインライン :バリバス SMP 6号

スペーサー  :PE15号 2ヒロ

リーダー   :潮聲50号 4ヒロ半

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