今回の宿泊先に選んだのは、カボ・サン・ルーカスのSol Mar Resort。

 

 

Sol Mar Resort

http://www.solmar.com/

 

バハ・カリフォルニア半島の一番先端のすぐ脇、外洋側の砂浜に隣接したリゾートホテル。

 

家族旅と釣りを時間効率よく両立させるために、ここを選んだ。

 

 

それにしても家族の旅は幸せである。

 

もちろん、初日に目的の魚であるルースターフィッシュをキャッチできて心の余裕があるから、とも言えるが、魚が釣れても釣れなくても幸せなのである。

 

 

朝は、5時に目覚めて、夜が白み始める6時から暑くなる9時までロッドを振る。

 

子供達が目覚める時間にはホテルに戻って、灼熱のお昼の間は家族みんなでプールに入ったり、ダウンタウンに降りて買い物をしたり、ウォルマートで山盛りのフルーツを買い込んだり、食べ歩きをしたり。

 

そして夕方は、日が傾き始める17時半から日没前まで、またロッドを振る。

 

そしてナイトプールに入って涼んで、食事をし、波の音を聞きながら眠りに就く。

 

そんな毎日。

 

 

もちろん子供達は、どこに行っても大はしゃぎ。初めての経験ばかりなのである。

 

 

 

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■DAY2

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さて、だだっ広い砂浜だから、とりあえず岩場の周りから始めてみる。

 

暗いうちは、遅めのワンピッチジャークや、ただ巻きで、明るくなってきてから、早いシャクリやジャカジャカ巻きも混ぜながら、色々探ってゆく。

 

と、キレのあるワンピッチジャークをしている時に、グンッ!とロッドに重みが乗る。

 

なんかキタ!!

 

と思ったら、ジャンプ一発でフックアウト。

 

なんだったんだろう??

 

 

もう一回、コンッと触ったような感触がしたが、反応はそれっきり。

 

 

ランガンしてみるも、ダツっぽいアタリが一回あったきり。波打ち際にはキラキラとベイトが群れていて、時折小さなボイルは起きているし、はるか沖ではキハダのような水柱も立っているのだが。あとは時折トビエイがジャンプしたり。

 

 

夕方も、砂浜をひたすら徘徊するが、反応は何もなし。

 

 

 

 

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■DAY3

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この日も、朝は6時から9時まで、夕方は17時から20時の日暮れ前まで、砂浜をひたすらランガン。

 

全く何も手がかりが得られない。

 

 

1日目にいきなりヒットしたのは、ラッキーパンチが当たったようなものだったらしい。

 

この釣り、なかなか難しい釣りである。

 

 

まず、第一にポイントが絞り込めない。

 

だだっ広いサーフのどこかでベイトが追われているのかもしれないが、ボイルの足は速く、ひたすら歩けばいいのか、それとも待っていればボイルに遭遇できるのか、全く見当がつかない。

 

 

次に、地形と波。

 

快晴の海にもかかわらず、広い太平洋から寄せる力強いウネリが、カケアガリを這い上がってくる。波打ち際からは10メートルぐらい後方に立って釣りをすることになるので、ピックアップの時にルアーを引きずることになり、ハリ先はどんどん丸くなる。

 

また、メタルジグしか、ほとんど使い物にならない。

 

 

さて、どうしたものか??

 

明日からは、ちょっと作戦を変えてみようと思う。

 

 

 

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■DAY4

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サーフに突き出た岩場に登ってみる。

 

 

ここなら、足元までルアーを曳きやすく、フックポイントも消耗しにくい。

 

 

ただ時折、大ウネリが寄せると、波が洗うのが難点。

 

 

沖の潮目をカツオのようなついばむボイルが何度か通過してゆく。ルアーはギリギリ届かない。

 

 

 

と、ここでヒット!

 

ダツ。

 

ヒットルアーは撃投ジグストライク105g

 

ここで粘っていれば、何かが出そうな雰囲気はあるが、子供達が目覚める時間なので、一度ホテルに戻ることにした。

 

 

夕方は、シンペンや小さなジグも飛ばせるように、タックルを3号タックルに持ち変えて出撃。

 

ジャカジャカ巻きに、グンッ!!とロッドに重みが乗る。

 

ピョーーンっと、2メートル以上ジャンプするボラのような細身の魚体。

 

激しい連続ジャンプ。

 

と思ったら、崩れる波頭でフックアウト。

 

 

急いで、再度キャスト。激しくジャカジャカジャークの後にフォールで、コン、ココンッ。

 

今度はロッドを寝かせて、しっかりアワセる。

 

ジャーーンプ!ジャーーンプ!ジャーーンプ!

 

寄せ波に乗せてずり上げると、この魚。

 

 

 

地元の釣り人に聞くと、「サバロだ」と言うから、これがターポンなんだろう。パシフィックターポン。

 

沖縄で見かけるイセゴイとは、ちょっと体型が違うように思うが、初のターポンゲット!!

 

*調べてみたら、この魚はレディーフィッシュみたいですね。

 

ヒットルアーは、撃投ジグ85g

 

飛距離、フォールスピード、浮き上がり、ともにここでは撃投ジグの85gがベストマッチだと思う。これ以上重くては水深が足らないし(沖で10〜15メートルぐらい)、軽いと横風で底取りに時間が掛かっているうちに白波に巻かれてしまう。

 

 

更に岩場を超えて、遠くに足を伸ばしてみる。

 

ここでもターポン →レディーフィッシュが掛かる。大波でフックアウトしてしまったが、ヒットしていたターポンの背後には、平べったい魚の群れ(ジャックかな?)が追尾しているのが見えた。

 

ここで日が暮れはじめ、帰り道に掛かる時間を考慮して、4日目は終えることとした。

 

4日目にしてようやく、なんだかカンドコロが分かってきたような気がする。

 

 

さあ、撃てるのは、あと2日。朝マヅメ2回と、夕マヅメ1回。

 

面白い釣りが展開できるかな?

 

 

 

 

<タックルデータ>

 

ロッド   :コルトスナイパーS1000XH-3

リール   :ツインパワー8000PG
メインライン:よつあみ ウルトラジグマン X8 4号

リーダー  :デュエル 船ハリス 20号 2ヒロ

ルアー   :撃投ジグストライク105g

 

ロッド   :コルトスナイパーS1000MH-3

リール   :SHIMANO BIOMASTER 6000PG

メインライン:よつあみ ウルトラジグマン X8 3号

リーダー  :デュエル 船ハリス 12号 2ヒロ

ルアー   :撃投ジグ85g

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