鹿児島からフェリーに乗って11時間、屋久島・種子島の南、トカラ列島と呼ばれる海域に行ってきました。
このトカラに憧れ続けて10年。
10年越しの夢を、今年になってやっと叶えられることになりました。
なぜ、このトカラ遠征が10年越しの夢なのかというと、
こんなロウニンアジ(英名ジャイアントトレバリー、略称GT)や

こんなイソマグロ、

こんなサメまで、

島の堤防で、陸からのルアーゲームで巨大魚が上がるということを、10年前に何かの雑誌記事で見たときに衝撃を受けた時から、ずっと憧れ続けてきたからです。
(上記写真は、今年の物です)
トビウオが接岸し、それを追って巨大なロウニンアジが岸から届く距離までやってくるのは、5月終わりから6月の終わりまでのたった1ヶ月の間だけ。1年でこの時期しかチャンスはありません。
今年は娘も生まれましたし、おかげさまで仕事のほうも3つの事業を行なっていますので、凄まじい忙しさ。
そんな中で、釣りだけしかしない1週間、頭の中も真っ白にして釣りの事だけ考えられる1週間、そんな時間は無理矢理にでも作らないと出来ないですから、思い切って航空チケットを押さえちゃいました(笑)。
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羽田>鹿児島>小宝島
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雨、
雨、
雨、
梅雨入り宣言が出されてから、東京では雨が降り続けていますね。
そんな東京を抜けて、羽田から鹿児島へ。
本州一帯の雨雲を抜けると、夕日を受けて虹色の空が広がっていました。

鹿児島港からは、フェリーとしまに乗って11時間、

まずは小宝島という島に上陸しました。人口約50名の小さな島です。島内は歩きでも1時間ぐらいで一周できます。

港の西側にはリーフ(珊瑚礁)が広がり、その先には赤立神というシンボリックな岩山が突き立っています。


島を歩いていて、硫黄の匂いがするなーと思って、海際に出てみると、温泉が湧いています。

絶妙の湯加減です。

温泉に浸かっていると、ここの温泉で塩作りをしているという方に出会いました。

この方は小林さんという大変気さくな方で、東京から小宝島に渡り住んですぐ、この温泉に浸かったら、ずっと出来なかった子宝に恵まれた、というお話を教えていただきました。
以来、この島に住んで15年、この温泉の源泉を汲んで、温泉から塩を作り続けているそうです。
子宝に恵まれる小宝島の温泉の塩はこちらです。通信販売でも購入できます。
この島で釣れたのは、バラフエとキントキの仲間(ホウセキキントキかな?)ぐらい。

対岸の堤防では、トビウオ掬いのライトが光っていたから、トビウオも港内に入っているのでしょうか。

長旅の疲れもあって、対岸まで歩いてゆく気力も尽きてしまい、堤防の上で星をあおいで野宿しました。

次回へ続く

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