今シーズン最後の銭洲行きが、強風のため中止になった。

前日まで予報もよく、準備万端で期待をしていただけに、ガックリ〜

天気ばっかりは、仕方がない。

それで、どこに行くか?

神津島まわりの渡船なら出るというが、わざわざ下田まで行ってタダナエ辺りの磯に乗るのは、なんだか気が乗らない。

それなら、ということで我が庭、三宅島へ日帰りで出かけることにした。

東海汽船の株を持っているから、株主優待で9000円で行って帰ってこれる。しかも寝ていれば朝マヅメに着く。まさに我が庭である。

着岸時は、まだ真っ暗。

ずいぶん、夜明けも遅くなった。

目指す堤防先端に着いて5時半すぎ、ようやく視界が効く明るさになった。

早速、一投目から、キタ!

ホウセキキントキ。まだ夜の魚である。

そこからは、堤防外角、先端、内角、堤防際を撃っても反応が得られないので、3号タックルに変えてジグをサイズダウン。

撃投ジグ85gで早いピッチから、遅いピッチ、フォールの間を入れたり、入力の優しいジャークなどいろいろなパターンを試してゆく。

そして巻きながらの優しいトゥイッチで中層まで巻き上げてきたところで、グンッ!!ロッドが止まった。

ヨシキタッ。

思ったほど重くなく巻けるので、追い合わせを入れつつロッドを持ち替えたところで、魚が反転したらしく、ジーーーーーーーーーーーーーーーーー。

止まらないーーーーー。

ああーーーー、でかいのキターーーーーー。

ドラグを締め直すも、向こうを向くと、走るーーーーーーーーーーーー!

ロッドは、3ピースのコルトスナイパー1000MH-3。グニャリと思いっきり曲がっている。

中層で掛けたから心には少し余裕があるが、この大きさは、このロッドでは足元で擦られないで浮かせられるかどうか、かなり不安。

と、サードランが始まったところで、フッ!

重みが消えた。

ああ、フックオフ。浅掛かりか口切れか。

その後は、一切アタリがなくなってしまった。

堤防の工事も始まってしまい、別の堤防に移動することに。

10時を回っているので、やはり反応無しか。

と、しばらく投げ続けるも、雨まで降ってくる。

雨が小止みになったところで、足元に大量のタカベの群れ。

結構な大きさなので、これを食うサイズのカンパチはなかなかいないかな。と思いつつも、タカベの群れの下や沖側をルアーを通す。

やはり反応はない。

あまりにもタカベがたくさんいるので、シンキングペンシルを群れの下まで沈めて、鋭くジャーク!

プルプルプルっと、タカベゲット。

美味しそうなお土産ゲット。

タイミングを合わせて、群れの濃いところに狙いを定めてジャークすると、ホイホイと3匹追加。

うまそ〜〜

帰りの船の時間も迫っているため、食糧調達に精を出す。

もう一匹!と、群れに下に沈めて、思いっきり、ジャーーーク!

ゴン!!

重い。

なんかキタ!

グリグリグリグリグリ。下に突っ込む魚。

ギラッと平べったく光る銀色の魚体。

カンパチだ。

1キロ半ぐらいだが、あの超高速のジャークを食うのか。そしてやっぱり素晴らしいファイトである。

ところが、抜き上げようとしたところで、フックが折れてリリースやってしまった。

この激しいやりとりで、タカベの群れも散ってしまい、終了。

ちなみに、今回のこの→フック、ハリ先はとてもシャープで、しかもハリ先の持ちはいいからそこは素晴らしいんだけど、これまでにも何回も根元から折れている。

多分、焼き入れ後の焼戻し温度を低めにして硬度を残して、粘り少なめの熱処理なんだろうけど、折れるよりは曲がっても残って欲しいなあ、と個人的には思う。

フトコロだけもう少し焼戻し温度を上げて、ハリ先は今のまま焼戻し温度低めでピンピンとか、理想だな、と思う。(自分でやってみようか。いや、めんどくさいwww)

なんのネタもない釣行になるかと思ったが、やっぱり現場に足を運べば、得られるものはある。

銭洲行きの想定で準備していたのを変更したので、ちょっと準備不足だったが、次回、準備万端でデカンパチを獲りたいものである。今年中になんとかして。

【今回のタックル】

ロッド   :コルトスナイパーS1000XH-3

リール   :ツインパワー8000PG

メインライン:よつあみ ウルトラジグマン X8 4号

リーダー  :デュエル 船ハリス 20号 3ヒロ

ロッド   :コルトスナイパーS1000MH-3

リール   :SHIMANO BIOMASTER 6000PG

メインライン:よつあみ ウルトラジグマン X8 3号

リーダー  :デュエル 船ハリス 12号 3ヒロ

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