待ちに待った9月。
日本海の粟島へ行ってきた。
始発の新幹線で上野から新潟へ、
新潟からは特急で村上へ、
村上からはバスで岩船へ、
そしてフェリーで粟島へ。
この乗り継ぎで、13時には海に立てた。
この乗り継ぎの良さは、ヤバイぜ!
しかも、移動中は仕事もこなせちゃう。
新しい庭が出来た気分である^^
ところが今回の日程の一日目は、島の敬老会の日とカブってしまい、どこも渡船の予約が取れなかった。
地磯でやるかな、と思ってタックルを担いで港に寄ってみると、ちょうどサカエ船長が沖から戻ってきたのが見えた。
ダメモトで、夕方まで瀬に乗っけてもらえませんか?と聞いてみたら、イイヨー、とのこと。
ああ~、ラッキー!
オオボラに乗れちゃった~

カミサマ、ホトケサマ、サカエサマ、である。
ああ美しい粟島の磯。

ヨダレが垂れそうな潮目が走っているが、あせらない、あせらない。
まだ時間は13時半。
いつもの定番、ロックショアコーヒーから。

さて、はじめますか。
ラピード160から。
と、一投目から、ボッシュ!!
水面爆発!
しかし、乗らない。
二投目にも、チョピッ!っとバイト。
しかし、これも乗らない。
ポッパーにも横っ飛びバイトが出るが、乗らない。
ミノーのストップアンドゴーにもギラリと喰うが、すぐにフックオフ。
定期的に反応はあるが、ことごとくフックがしっかり乗らない。超楽しいのだが。
日も傾きはじめた頃、沈めるルアーや、ジグをシャクっても反応がないので、ラインを4号に落として、ラピード130に。
ロッドは開発中の3ピースショアGTロッド、Exploreプロト2。曲がるロッドだからか、ラインをPE4号にすれば、小さなプラグもぜんぜん飛ばせる。
沖の潮目の中で、モワンッ!
ロッドに重みが乗るまで反転を待って、乗ったー!
小さいか。浮かすと水面を滑って寄ってくる。
こっちはGTロッドです。ぜんぜん余裕です。一気に抜き上げ。

ヒラゴ。実測1.5キロ。
とはいえ、美しい魚が獲れて嬉しいものである。
さっきから、ちょっかいを出してきていたのは、コイツなんだな。
タイドプールに活かして再開。
サイズアップを狙って、ルアーサイズは下げ過ぎないように、PE6号にラピード160。
20~30投後に、シュパーッ!
水面が割れた。
ヒラマサって、ほんと不思議。
同じコース、同じようなアクションを繰り返していて、なんの前触れもなく突然水面を割る激しいバイトが出る。
ちなみにロッドは、Exploreプロト5。
Exploreプロト2のバットに高弾性カーボンを入れて改良したブランク。
振った感じはExploreプロト2よりもほんの少しだけシャッキリ。リフト時は曲がりきったところで最後にしっかり止まるイメージの設計。
と言っても、このぐらいの魚では曲がりきらない。

ちょっとだけサイズアップ。ヒラゴ実測1.9キロ。
これで1日目はタイムアップ。
もっとでかいのを出したい。
2日目。
5時出船。
船長と相談して、エンカイグリは乗れなさそうなので、タテシマに乗ってみようか、ということになった。

なにも獲れないまま、日が昇り、朝マヅメの時間も終わってしまった。
立ち位置を変えたり、後ろに下がって足元まできっちり曳いたり、ガケ登りをしてワンドの対岸に出てみたり。
すると、沈み根が見える場所に出た。

あれ、危ないねえ〜
でも、出そうねえ〜
20投、30投、40投、
わりと惰性で投げ続ける。工夫は入れないがミスジャークで跳ねてしまうのは気をつけながら。
9時。
シュパーッ!!
沈み根から飛び出すように、横っとびでバイト。
やっぱり出た。しかもしぶきはなかなかの大きさ。
でも乗らない。
立ち位置を高場に替え、コースを変えてさらに30投ぐらい。
ボッシュ!!
出た!
派手な水しぶき。
重みが乗るまで待って、反転、乗った。
昨日よりデカい。
追い合わせを入れて、ポンピングで一気に根から離す。突っ込みを見せるが、ロッドを立てて曲げこむとロッドの反発で頭はこっちを向いて割とすぐに寄ってしまう。
ギラリと水中でひるがえる銀色にイエローラインの魚影。いいサイズか。
せいっっ!!

よっしゃー!

ヒラマサ、実測5.3キロ。
ロッドはExploreプロト5。これぐらいのサイズなら、少しも危なげは無い。
ルアーは、ネメシス190。
これで終了。
11時に磯上がり、13時半の高速船に乗って、乗り継いで20時には帰宅。
この軽快さは最強でしょ。

正直、世界中の磯で戦えると思う。
<タックルデータ>
ロッド :Explore Shore-GT プロト5
リール :16キャタリナ5000
メインライン :バリバス アバニキャスティング マックスパワー 6号
リーダー :潮聲50号 4ヒロ *ビミニツイストでダブルラインを作って、FGノットで結束
ロッド :Explore Shore-GT プロト2
リール :ツインパワー8000PG
メインライン :よつあみ ウルトラジグマン X8 4号
スペーサー :バリバス アバニGT8号 1ヒロ
リーダー :シーガー プレミアムマックス ショックリーダー 14号 4ヒロ
<Explore Shore-GT Proto5 詳細>
全長:10フィート
継数:3ピース 逆並継(先)、並継(元)
仕舞寸法:1085mm
総重量:477g
先径:3.3〜3.4mm
元径:20.8mm
ルアー重量:〜200g
塗装:無塗装アンサンドフィニッシュ
ガイド構成:ステンレスオーシャンガイド8点(16,16,16,16,16,20,30,40)
*1番・2番はProto2と共通のため、今回はチタンガイド15点を使用
リールシート:DPS-20、ダブルロックナット
グリップ長:550mm(リールシートの中心からロッドエンドまで)
<Explore Shore-GT Proto2 詳細>
全長:10フィート
継数:3ピース 逆並継(先)、並継(元)
仕舞寸法:1085mm
総重量:466g
先径:3.3〜3.4mm
元径:20.8mm
ルアー重量:〜200g
塗装:無塗装アンサンドフィニッシュ
ガイド構成:チタンガイド15点(12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,16,25)
*1番・2番ブランクはProto5と共通のため、今回はステンレスオーシャンガイド8点を使用
リールシート:DPS-22、ダブルロックナット
グリップ長:550mm(リールシートの中心からロッドエンドまで)