今回の旅は、4日間。

ノートパソコンだけで出来るリモート系の仕事をギュッと寄せてまとめ、スーツケースに仕事の道具と釣りの道具(もちろんw)を詰め込んで、下田方面に向かった。


前々から、仕事の予定と絡めて決めていたこの4日間の日程。

あとは、海況や、諸々の条件を見ながら、どこでロッドを振るかをフレキシブルに決めるというプラン。

神津島まで渡って泊まってもいいし、別に渡船代金だって気にしない。だって、それ以上に収益を作ればいいのだから。

こういう事をやりたくて、事業や仕組みや、そしてロッドや道具装備を練り上げているんだ。





下田へ出発


さて初日は、昼過ぎに出発。

翌日の銭洲行きの渡船は、海況からして辿り着けるか怪しい雰囲気だったので、中木でカンパチ狙いとかをじっくりやるのはどうかな、と。


翌朝、重五郎丸さんの渡船で、渡してもらったのは、カツオ島との間の水道の向かいの、たぶんウノ根という瀬。

5時に船を付けてもらった時から、ミコモト方面の東に向けて、潮はカッ飛んでいる。

朝イチのフレッシュなカンパチを狙ってジグを沈めてみるも、125gでも糸が出続け着底が分からないほどで、いつの間にか根掛かりしている始末。

けっこうあちこちで湧昇流が出来ているので、起伏の荒い底なんだろう。

ラインの結接が万全なだけに、針先の根掛かりなら伸びてくれて回収できるけど、何度も根掛かりを繰り返していると、どうしようもない根掛かりも起こる。メインから高切れ。悩ましい。


ジグは諦めて、ミノーで瀬際を曳いたり、流れを刻んだり、潮のヨレに流し込んだりすることにした。

海もなんだか賑やか。ベイト(タカベ?)なのか浮きグレなのか浮きイサキなのか、そこらじゅうにいるし、瀬際ではマイクロイワシがミノーに驚いてパッと散る。

沖では、ボイルも散発。


ミノーが届いた。

ゴンッ!

流れの中で重いけど、そんなに強い魚ではない。フックはいいところに掛かっているので抜き上げ。

ワラサ3キロはあるか。

ヒットルアーはマグナムミノー160。

まだ先は長いので、リリースして再開。

もう1発、ミノーに触ったけど、バラシ。

魚が水面を騒がせているので、ラピード130に変えて、流れの中をピチャピチャゆっくり見せると、チュボッと食った。

やっぱりワラサ。

浮いた勢いでゴボウ抜き。

ロッドは、いずれも開発中の試作5ピース、CLIFF965(仮称)。

ラフに扱うほど信頼が積み重なり、愛着が強くなる。

シャープな軽快感が使っていて心地よいし、130ミリペンシルもチョコマカ扱える。


ワラサ以外もいないかと、デカいポッパーや、デカいペンシルを投げてみたり、潮が少し緩んだので湧昇流が出来ている沈み根周りをジグでユルフワジャカジャカ通すも、ヒットするのはアカハタぐらい。



そうこうして10時。潮は緩み、潮目がくっきり出来始めた。

シイラっぽい潮目だな、なんて思って、ジグを中層のリーリングジャークに変えると、やっぱり!

遠くからピョンピョンやって来てヒット。

ペンペンサイズの群れが回ってきた。


魚がいれば釣りたくなるものだが、ペンペンシイラも結構すぐに見切るので、ルアーを取っ替え引っ替え、サイズを下げてみたり、とやる。

と、こんなことが起こるのか、、、

潮目の奥の射程範囲で、ドッパーン!!大きな水柱。

キハダ?それとも??


ロッドの先には小さなジグ。すかさず大きいルアーに変えたけど、あとの祭り。

こういうパターンがあるのね。ペンペンが回ってきたら、ペンペンを見るのではなく、その捕食者を見なければ、と改めて反省。

こういうチャンスをものにできるかどうかで、結果は大きな差がつくはず。


それから、同礁者の方に、「僕がペンペンを掛けて沖で遊ばせるので、でかいルアーででかい魚をかけてください!」なんて泳がせ作戦を決行するも、寄ってくるのはサメばかり。背ビレがウロウロ。

ただ、このサメ、よく見ると全部ハンマーヘッドシャーク。かっこいいシルエット。


けっこう警戒心が強く、掛かったペンペンシイラの周りを旋回するのみで距離を詰めないし、しかも瀬際まで寄せてしまうと、どっかに行ってしまう。

なるべく沖でペンペンを掛けて、潮目のザワザワの中でもがかせる。

するとグンッ、グンッ、グンッ!引きが変わる。もしかして。

が、沖でバシャバシャとキリモミ一発で、アシストフックを歯ズレで切られた。

あ〜、ハンマーヘッド、キャッチしてみたかったな。



こうして、14時で回収。

思った以上に、朝の5時からフルタイムで楽しめた沖磯時間だった。



さあ、明日に備えて、温泉に入って休もう。

明日は、銭洲に行けるかな??

雨が強くなる予報だし、海況も少し怪しいのだが、どうなるか。。


タックルデータ


ロッド    :BigFishGo CLIFF 965(試作)
リール    :13キャタリナ5000
メインライン :バリバス SMP 4号
スペーサー  :PE8号 3ヒロ
リーダー   :エックスブレイド FCアブソーバー 80lb 4ヒロ