住んでいる東京から、一番身近で、一番夢のある磯と言ったら、ナンバーワンは銭洲だろうな、と思う。
日帰りでも行けるし、魚影は濃い。朝マヅメから昼まで、ずっとチャンスタイムは続く。こんな場所は他にない。
出来るなら住みたいぐらいw

ただ、この絶海にポツンと浮かぶ岩に乗れるチャンスは、年に何回あるか。
これまでにも何度となく、行って乗れず引き返してきているし、南の遠い果てに台風の芽が出来ただけでウネリが洗ってしまうような渡礁困難な場所。
で、急遽、賀寿丸ホームページで銭洲行きとの投稿を見てすかさず予約。
行けることになった。
42にもなって、車中泊で、ワクワクドキドキ眠れない夜を過ごしてw、出船時間を待つ。
外ヒラッタイ
朝イチが新月満潮ということで、瀬の低いダルマは諦め、外ヒラッタイなら乗れるとのこと。
1投目。
いきなりやっちゃった。
小さいサイズでよかった。同礁のMさんがリーダーを掴んで抜き上げてくれた。

かわいい赤ちゃんカメ。ごめんなー
ひと通り、ミノーを瀬の周り一周に投げ散らかしても反応がないので、ジグで外側の北からの流れをスライスするように立体的に刻んでみる。
着底してジグを転がせばアカハタはすぐに反応してくれる。

こんな感じのジグの繊細なタッチの釣りは、近日発売の5ピースロッド、BigFishGo CLIFF 965ならやりやすい(10/10発売です)。
船長が見廻りに来てくれて、ダルマ行ってみる?とのこと。
オオダルマ
ダメ元で行ってみる?との事だったが、潮位も下がって、オオダルマのテラスのほうに乗れるみたい。
ダイワのフィールドモニターをされている中谷智秀さんと2人で渡礁することになった。
こういう出会いも楽しいことの1つ。
朝に港で挨拶を交わしたのが初対面だったけど、過去に見島のコシナガマグロについてインスタでメッセージをもらってたりしたみたい。
こうやって、沖磯の上で命を預けあう巡り合わせになったり、人の縁というのは面白い。
30歳。いい釣りをする人だなあ。このような情熱を持った人たちと、次の時代を作っていきたいよね。
DRAGGERとかプロトロッドとか、めっちゃ触らせてもらった笑

さて、釣りは、中谷さんがジグでギンガメアジを2本。僕はミノーにカスミアジが鼻先で突っついてきただけ。
TLM190をオオダルマで初キャスト
屋久島の中田さんが作っているリップレスミノーTLM190を手に入れたので、ここぞっ!と大舞台で初キャスト。

素晴らしい。リップの空気抵抗がないからだろう、ボアー195Sよりもよく飛んでいると思う。
レンジはボアーやマグナムミノーより1枚浅く、引き抵抗は軽く、水面下をよく泳ぐ。
リップレスを作るってって秀逸だよな。
激流の水面一枚下をシーバス釣りにみたいにヨロっと流して、水面爆発させたいねー^^
潮が干潮止まりになって、ウネリが上がってきたので、急遽退避。

コダルマとか、クーラーボックス流されてたし。
エビ根
そのまま中谷さんと、エビ根に移る。

ここでは、1回だけトップで派手なバイト。
他の磯でも、ギンガメアジ、ツムブリ、バラクーダのヒットだったというから、そういう南方系の魚だったのではないか。
水温28度。海の中がすっかり南方の海に入れ替わっているみたい。
もう1日、銭洲の予定を入れていたけど、1日ではそんなに状況は変わらないと見て、翌日は銭洲ではなく南伊豆に行き先を変更した。
秋が深まってから、また乗れたらいいなと思う。
タックルデータ
<タックル1>
ロッド :BigFishGo CLIFF 965(試作3)
リール :15ツインパワーSW 8000PG
メインライン :バリバス SMP 4号
スペーサー :バリバス SMP 8号 6ヒロ
リーダー :エックスブレイド FCアブソーバー 90lb 4ヒロ
<タックル2>
ロッド :BigFishGo AIR 965
リール :21ツインパワーSW 14000PG
メインライン :バリバス SMP 6号
スペーサー :パワーハンター12号 6ヒロ
リーダー :船ハリス40号 4ヒロ