家族での旅って、さいこうに幸せな時間である。
バックパッカーで、1人でどこまででも行く旅をしていた頃には、こんな楽しみがあるなんて知らなかった。
もちろん、移動ではヘトヘトになるし、全員のニーズを満たそうとするとお金もそれなりにかかる。だけど、それに替えられない価値があると思う。
今回は、種子島への旅。もちろんロッドも担いでゆく。
種子島は去年の3月に、ブリが爆釣していたという話を聞いたし、今年も屋久島ではすでにGTの釣果も聞かれていたので、ショアからのGTをメインに、ブリ、あとはヒラスズキも狙ってしまうというプラン。
家族の旅だから、朝と夕方の数時間のみしか竿は振れないけれど、4日間のうち6回のマヅメに狙いを研ぎ澄ます。
1泊目は、釣り好きのオーナーが経営する素泊まりの宿・シャンティゲストハウスに宿泊。
Shanti Guest House
〒891-3606
鹿児島県熊毛郡熊毛郡中種子町坂井5610−1
0997-27-9781
荷物を置いて、一日目の夕マヅメは、近くの熊野神社の裏の磯へ。
が、満潮が19時のため潮はどんどん上げてくる。乗れる磯も限られ、撃ちづらい。
帰れなくなりそうだから、早めに終了。
水温もまだまだ低い。19℃前後。
2日目の朝マヅメ。
シャンティゲストハウスのオーナー(師匠とお呼びしたい)とご一緒して、東側の中井の港へ。
沖目ではダツが跳ね、ダイペンにもカツカツ当たる。ルアーサイズを落とすとヒット。
オーナーは、ヒラスズキを2回掛けていたみたい。
今年は、ブリは不調らしい。3月の半ばに一回だけ湧いたことがあったのみで、ずっと不調とのこと。
GTも、一度だけ見かけたらしいけれど、まだ早いみたい。
宿を移動。
ここからの2泊は妻のニーズを満たすべく、ホテルサンダルウッドへ。
SANDALWOOD
〒891-3701
鹿児島県熊毛郡熊毛郡南種子町中之上525
hotel-sandalwood.com
0997-26-0015
部屋も、料理も素晴らしい。ほんと素晴らしすぎる。
部屋に温泉が付いていて、子供連れにはピッタリ!
2日目の夕マヅメ、中井に再度行ってみるが、なんにもなしで終了。
さて、3日目の朝マヅメ、南端を撃ってみる。
いいウネリが入り、サラシが広がる。
はじめは沖に向けて、青物・GT狙いでトップからジグまで一通り通してみるが反応がないので、隣接するシャローのサラシ周りでヒラスズキ狙いに切り替える。
ミノーをウネリの向こう側にキャストして、足下まで曳いてくると、大きな魚体を丸出しにしてパン!!っと尾っぽが水を叩く音がしてバイト!
おおっ!
掛からない。
では、と、ウネリを待って、シンキングペンシルを少し沈めて同じコースを通すと、乗った!!
鋭くフッキングをかますと、いいサイズの魚体が水の下でギラリと光る。
ゆるゆるのドラグにしておいたから、少しずつ締め上げつつ寄せる。
なかなかいいサイズ。
とはいえ、こっちはショアジギングロッド(ミュートス・アキュラ100H)だから、パワーは余裕。フックはいいところに掛かっているから心も余裕。
ゴロタまで誘導して、ウォリャー!!とずり上げ
ヒットルアーは、アダージョヘビー105。フックは青物を想定して大きめのST58の#2。
全長で78センチ。5〜6キロぐらいだろうか。成魚のヒラスズキはこれが初めて。
オー!イェー!!嬉しい〜
おなかがペコっとへこんでいたので、産卵後なのかな。
このヒラスズキは、ホテルに持ち帰って、みんなの夕ゴハンになりました!(←最高にうまかった)
さてさて、3日目の夕マヅメ。
西端の岬へ。
まだ潮が下げているうちは、ハナレ岩まで渡って撃てたが、帰りは潮が上げて胸まで浸かって、危ないところだった。
雰囲気は良さそうだったが、なにもなし。やっぱり、まだ水温が低いのだと思う。
薄い潮目も通っていたが、この時期は流れ藻が多くて、特に潮目に流れ藻が固まるから撃ちづらい。
4日目の朝マヅメも、なにもなしで終了。
以上。
一回の遠征で、一匹のすばらしい出会いがあれば満足。
こうして種子島家族旅&遠征を終えた。
<タックルデータ>
ロッド :ゼナック ミュートス・アキュラ 100HH
リール :ダイワ 16キャタリナ5000+15ソルティガスプール
ライン :PE6号+DMVナイロンリーダー170lb 3ヒロ
ロッド :ゼナック ミュートス・アキュラ 100H
リール :シマノ 16バイオマスター6000PG
ライン :PE3号+フロロカーボンリーダー50lb 2ヒロ半
ルアー :アダージョヘビー105、コルトスナイパー ロックジャーク 140S、ショアラインシャイナーSL 14F
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