今シーズンも終盤。
なんとか一本、開発中のロッドでいい魚を獲りたいところだが、今年はパッとしないまま終わろうとしている。
そして今回、奄美ならいい釣りができるのでは?と思い、出掛けたのだが、結果としては、ダツとカスミアジが2本の貧果。
まあ、課題ややり残しがあるぐらいの方が、楽しいのかもしれない。叶うまでの道が楽しいのだから。
さて、備忘録は、残しておこうと思う。
北風で波が高く、乗り継ぎが良くないため、3日間の旅程で、ロッドを振れるのは丸1日か。
行きは成田発のバニラエア。
今回は、なるべく軽量化をはかって、この→ ソフトタイプのロッドケースにロッドを入れて持って行ったのだが、このロッドケースの長さは表記上120センチ、しかし実際は123センチ。
120センチまでは荷物は無料だが3センチオーバー。たった3センチだが、しっかり超過料の4000円を取られた。
(ロッドは仕舞109センチで設計しています。ロッドケースの長さには注意。)
奄美空港からはバスで、その日のうちに古仁屋まで移動して、朝を待って船を乗り継いで与路島へ。
初日は、イレブンという与路島と請島の間の激流の水道に位置する単独礁。
雰囲気はいいのだが、朝の9時から18時まで投げ続けて、ダツが1匹のみ。
翌日は、5時に出港して、請島のヤマンザキ方面の地磯へ。
北風と、西からのウネリを考慮すると、ここしか乗れないという判断。
ベイトはウジャウジャいる。
船長と話していたのは、ロウニンアジは最近、マヅメよりも中途半端な時間に出ていることが多いとか。昼の12時前の満潮から回収の13時半までの下げのハナがいいんじゃないか、とのことだった。
瀬際で、ボイルが起きる。
ビッグルアーでは後ろにモワンと出ただけだったので、ルアーをサイズダウンするとヒット!
端正な顔立ちのカスミアジ。2キロちょっと。ヒットルアーはラピード160。
潮はたるいが、瀬際のボイルは数十分おきに起きているし、右手側のシャローではおびただしい数の小魚が、何者かに追われて飛び跳ねている。
浅瀬のエメラルドブルーの背景に、跳ねる小魚の銀色が美しい。
もう一本。
瀬際を曳いてきたミノーをピックアップ寸前に、ひったくっていった。
カスミアジ、実測4.1キロ。ヒットルアーはマグナムミノー200フローティング。
これぐらいのサイズでは、まだまだロッドパワーが試せるほどではない。余裕。
期待の12時。
潮がほぼ止まって、終了時間が1時間半後に迫る。
小魚は、相変わらず追いかけられて跳ねている。
あれも捕食者はカスミアジだろうか。あるいはダツだろうか。
ならば、ダツを食う大型魚が通り掛かれば、という見立てで、ダツパターンでこれまでにもいい反応が取れているワイルドレスポンス240のショートピッチで誘う。
ダツが水面の小魚を追うような、捕食に夢中になり過ぎて隙を見せるような、そんなイメージのアクション。
20投、30投、40投ぐらい投げた頃だろうか。
ズバシャーーン!!
突然、水面を割って横っ飛びバイトが出た。
結構大きい。
慌てず、ラインに重みが乗るのを待って、、、、
ん??
軽い。
え?歯ズレのブレイク。
切れたワイルドレスポンスは、目の前にプカプカ浮いている。
50号リーダーがほぼ無負荷でサックリ切れた。
長さのある魚体が一瞬見えた気がしたが、イソマグロだったのかもしれないし、案外特大のダツだったりするのかもしれない。
すぐにデビルラインを付けて、ほぼ同じ動きの別注ヒラマサ220を投げるも、あとの祭り。
以降は、反応もないまま終了となった。
この釣り、簡単ではないね。やっぱり。
<タックルデータ>
ロッド :Explore Shore-GT プロト5
リール :ソルティガ6500
メインライン :バリバス マックスパワー8号
スペーサー :PE15号 1ヒロ
リーダー :潮聲50号 4ヒロ
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