新島へ。

気持ちのいい船上の朝。

大島の南では潮目でトリが騒いでいる。

もうマグロが回ってきているのかな?

黒潮の流れも接近し、新島の水温は19度まで上がったみたい。

さて、到着して、島の東側へ。

南西風9メートルの予報だが、島の東側では山と高い崖を回り込んだ風が、ほぼ真南、時に南東から吹いている。

サーフはやりづらそうなので、北東のゴロタから地磯へ。

風は南から追い風、ウネリは東からだから、いい感じ。

ミノーをサラシの沖に投げて、サラシに差し掛かるところでデッドスローに替えると、ンンンッ!!

おお!なんだ??

浮いてきたのは、銀色の魚体。

元気のいいショゴ。30センチちょっとぐらいのサイズ。

以降は反応なし。

夕マヅメを南端のサーフで迎えられるように移動。

それにしても、風が強い。

南端に近づくほど風は強まり、しかも回り込んだ風がやや向かいの真横風。

釣りづらいなあ。

ほぼ釣りにならず1日目は終了。

さて、どうしたものか?

湯の浜露天風呂に浸かりながら、考える。

南北にサーフが延びる新島は、南西から南の風が吹くと、ほぼ真横風になり、やれることが限られてくる。

二日目の朝。

東側サーフ、ゴロタと様子を見つつ巡るも、同じく真横からの強風。

昨日と同じ磯だけは、やりやすいが、反応なし。鳥は岸のすぐ近くを飛んでいるのでベイトはいそうだが。

羽伏浦メインゲートから、ヘリ下のサーフは、風の影響が少なく多少やりやすいが、反応はなし。

夕マヅメは、南端を目指して1時間歩くが、到着するとやはり横風でほぼ釣りにならず、夕マヅメを前にしてまた1時間かけて戻ってくる。一度だけ届く距離でナブラが起きて、そこに鳥も突っ込むのが見えたが。

夕マヅメは、島の北側の、北東向きで南西風を避けられそうな淡井浦へ。

釣りはしやすいが、真っ暗になるまで投げ続けて反応なし。

三日目。

やはり南〜南西風。西側の和田浜を見てみるが、ここも真横風。

昨日よりは風が少し弱くなる予報のようなので、期待をこめて南端へ。

しかしやはり真横風。時折南東風で、向かい風寄りの横風。

シンキングペンシルのウインドドリフトで横に広く探って、なんとなく良さそうな感覚はあったが、魚からの反応はなし。

よく歩いた新島の3日間。

南西風〜南風の時は、新島は避けようと思う。

<タックルデータ>

ロッド :OCEA AR-C S1006M
リール :15ストラディック4000
ライン :ラパラ ラピノヴァX 1.5号

リーダー:サンヨー nanodaX 35.5lb

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