すべての一瞬一瞬が目的そのものだし、
すべての過程が夢の途中。
つまり、
釣れなかった。。笑
今年のテーマは、マグロ。
息子の自由研究でも、こんなやつを一緒に作った。
ロウニンアジとはタックルセッティングも微妙に異なると思っている。まあ釣れる時はどちらでも釣れるんだろうけど、狙ってハメて釣りたいじゃん^^
ロッドも、5ピースで現在開発中のものは、まさに磯からマグロ類を狙って釣るロッド。
【8月29日】見島釣行1日目
少し早いかなと思いつつも8月末にチャレンジしてみようと思ったのは、抜け駆けしたいスケベ心もあるが笑、カゴ釣りの方々のコマセに付く前のコシナガマグロを狙いたいと思ったから。
だいたい毎年、8月の末頃から、コシナガマグロの釣果が見えはじめるし、それを狙えると思った。
1日目は、下見を兼ねて、15時半ぐらいに日崎の先端についたところから始め、17時半には日暮れの前に撤収した。
この日崎へのルートの大変と注意点は、1つ前の記事に書いた通り。
この日は、潮は動かず、反応も取れず終了。
【8月30日】見島釣行2日目
3時半に目覚めて、4時過ぎに宿を出発。
西の地域ということもあるが、5時になってもまだ真っ暗。だいぶん夜明けも遅くなって夏も終わりなんだなあ。
それにしても、ここの崖はキツい。
昨日の明るいうちに、蜘蛛の巣を払い、夏の間に伸びた草を踏んでルートを確保しておいたとはいえキツい。キツいというかキケン。必ず荷物は最小限に!
ちなみに手前味噌ではあるが、5ピースロッドだからバックパックの中に収まるし、両手を使えるからまだいいけど、長いロッド片手にこの崖を登り降りとかマジありえないでしょ。
まさに崖を降りて持って行くとしたらこの1本、というロッドとして開発しているCLIFF965。CLIFF=崖。
暗いうちは、チャートバックのミノーから投げ始め、視界が効くようになってからポッパーやペンシル。
が、思ったより反応がない。
潮も動かないし、めぼしい変化も捉えられない。
ジグに変えて、ようやくヒット。
といってもショゴ(こちらではネリゴで呼ぶ)。
ヒットルアーは撃投ジグストライク85g。
日が高くなってからトップでも、やはりネリゴ。
ヒットルアーはラピード160。
他には、ダツっぽい細長い魚が、遠くから跳ねながら追って来たり、ルアーの着水に驚いて小さなトビウオが跳ねたり。
しかし、マグロらしい気配はなく、ヒラゴでさえ姿を見せない。
渡船でも誰も来ていないところを見ると、貸切で嬉しいと思う反面、まだ早いんだろうなと思われる。
真昼間は岩陰で昼寝をして休み、再開し17時半まで投げ続けるも、反応なく終了。
ただ、16時ぐらいから下げ潮が北に向かって流れ始め、歩くスピードぐらいの流速。このタイミングを上手く捉えれば、ワンチャンスあるかもと思われた。
【8月31日】見島釣行3日目
前日の晩のうちに、宿で車を借りることにした。
徒歩では水をたくさん運べないし、真昼間に炎天下の道を歩いて帰ってくるのも大変。そして舗装路をスパイクで長時間歩いたことで靴ズレもなかなか酷くなってきたから。
車があるなら、朝イチは宇津のほうまで行ってみようと思った。
正観音の社の先の北向きの先端。
視界が効くようになって、ペンシルにちょっかいを出してくる魚はいる。
ジグに変えて、表層を小刻みに飛ばして曳いてくるとヒットしたのは、やはりこの魚。
ネリゴ。1キロぐらいか。昨日よりちょっとだけ大きい。
ヒットルアーは撃投ジグストライク85g。
それから、もう少し小さめをトップで。
ヒットルアーはラピード160。
ここは日崎に比べると、水深は浅くて、15メートルぐらいの中に沈み根も点在している。
マグロというよりはヒラマサ、という雰囲気の場所。
高場から見てみると、こういう地形。
写真では分かりにくいけど船が止まっているあたりから沖にかけて、けっこう起伏のある根が入っている。ハナレに乗っても楽しいだろうな。
あとはシンキングペンシルを沈めてトゥイッチ、沈めてトゥイッチを繰り返すと、この魚。
食べごろサイズのカマス。
ヒットルアーはアダージョヘビー130
連続ヒット。
ヒットルアーはぶっ飛び君95S。
いいベイトになりそうなものだが、ヒラマサの姿はまったく見えない。
一度、宿に戻ってお昼の休憩をとった後、夕方にかけて日崎に行こうと思っていたのだが、昼寝から目覚めたらもう戦意喪失してしまった。
たった2時間の夕マヅメを撃つために命を賭けるかというと見合わない、という思いになった。
期待値が高ければいいのだけど、なんだか海の中はまったく真夏のままという感じで、ネリゴだけが元気な海。
この日の夕マヅメは、車でエントリーしやすい宇津方面へ。
朝とは別の東向きの磯をランガンしつつも反応がないので、朝の北向きの先端に戻って、やっぱり反応してくるのはネリゴだけ。
これは、出直しだな。
始発で家を出発すれば、日崎の夕マヅメを撃てることが分かったし、夕マヅメなら渡船組ともバッティングしないでエントリーできる。
ここの地磯は難易度が高いだけに、行こうと思う人もなかなかいないだろう。
帰りも、朝マヅメを撃って昼に島を出れば、その日のうちに東京に戻れてしまう。
新幹線を使えるから、飛行機のチケットと違って前日に決めて向かうこともできるし、移動時間的には隠岐とかよりも身近。
また挑戦しよう。
それにしても、10キロオーバーのマグロを担いで、あの崖登りはカンベンだなあ笑
タックルデータ
ロッド :BigFishGo CLIFF 965(試作)
リール :ツインパワー8000PG
メインライン :バリバス SMP 4号
スペーサー :PE8号 5ヒロ
リーダー :船ハリス40号 5ヒロ