ああ嬉しい。
長いものだ。
12月に青物のシーズンが終わってから3ヶ月。
この春の到来をどれだけ待ったことか。
9月にゼナックにミュートスアキュラの100HHを注文してから3か月。ロッドが届いたときには青物のシーズンが終わっていた。。。(笑)
釣りのために竿を買うのか、竿のために釣りに行くのか、どちらか分からなくなるときがある。
やっぱり新しいロッドを買ったときは、魚を掛けて曲げてみたくてしょうがない。
と、待ちに待ったカンパチの回遊が、神子元島の沖で始まったようだ。
オフショアの釣果情報だが、きっとショアでも、、、
淡い期待を胸に、神子元島へ出掛けた。
熱海までは電車に乗って、熱海からはタイムズカーシェアリングで車を手配して走ること2時間、手石港に着いて車中泊で仮眠を取り、いそじ丸さんにお世話になって神子元島に瀬渡しをしてもらった。

いそじ丸
http://www2.wbs.ne.jp/~sangenya/
集合場所の地図が少し分かりづらかったので、載せておく。

ルアーマンは、僕が今期初とのこと。
と思ったら、もうおひとり、同じ期待を込めて来られたルアーマンの方がいらっしゃったので、同礁させていただいた。
同じ読みの方がいるなんて、なんだか嬉しい^^
一日ご一緒させていただいて、とても楽しい磯の時間になりました~。ありがとうございました!

ラッキーなことに、乗れたのはルアーなら一級ポイントの青根。
沖では、潮目に沿って、浮きグレ(のちに分かったのは浮きイサキだったのだが)の群れがいくつも浮かんでいる。それこそ数万、数十万という数なんだと思う。
一投目。
撃投ジグの65gピンクグローを沖の潮目に向けてフルキャスト。
底を取って柔らかいワンピッチジャークで中層まで探って、もう一度底を取り、少し変調を入れたワンピッチジャークで中層まで、そこでもう一回底を取るかなというぐらい上のほうで、
ズンッ!
一投目からいきなりロッドに重みが乗る。けっこう重い。
ドラグの調整も忘れていたので、ラインも出るし、このドラグの緩さでは瀬際でマズいなとか思いながらドラグを締め、浮かせるぞ浮かせるぞとポンピングするが、ラインを回収できても魚は瀬際を下に走って浮かない。ロッドで溜めると魚は首を振る。けっこうデカい振り幅。
もう一回リフトを、と思ったらフックアウト。
魚の姿は見えなかったが、けっこういいサイズのカンパチだったろうと思う。
カンパチって、一回バラすと、急に反応が無くなる。
方々に投げるも反応なし。

7時ごろから潮が下げ始め、時折小さなナブラが立つなど、雰囲気はとてもいい。キラキラ見えるベイトは5センチぐらいのイワシか。
ルアーをぶっ飛び君95Sに変えて、喰わせを意識してみる。
沖を流れる下げ潮が早くて底は取れないが、流れに乗せて20カウント以上沈めて、柔らかいナチュラルなジャークでユラユラ中層を誘う。
グンッッ!!
またまたキター!
フックが弱いから無理は出来ないな、と急激な力は加えないように寄せるが、今回もラインは回収できても魚が浮かない。下へ下へと突っ込む。
重い、重い。
ロッドはミュートスアキュラの100Hのほうだが、バットパワーけっこうあるはずよ。なのに瀬際の突っ込みはロッドで溜めきれない。ドラグが出る。
チリっと、瀬に擦る感触。
ああ、やばい。
瀬際がオーバーハングしているみたいで、半歩前に出てロッドを沖に出して溜めるが、もう一回下に突っ込まれた時に、フッ!と軽くなってしまった。60ポンドのリーダーがプッツリ。
その後は、反応なし。
同礁者の方には、シンペンにショゴのチェイスがあったらしい。
ジグも数個しか持っていかなかったから根がかりでロストして、持ち玉もほとんど無くなってしまった。
今回は、完全に準備不足。
近海だからって、完全にナメてました。。。

スレで掛けたイサキ2匹(大量に浮いていた魚はイサキだった)とタカベ1匹だけは持ち帰りで家族で楽しめるとしても、磯のカンパチに返り討ちにあった釣行となった。
悔しくもあるが、こんなに魚が元気に反応してくる春が来たかと思うと、嬉しくて仕方がないーー!
準備を整えてもう一回、挑戦してやる!!
タックルセット
<タックル1>
ロッド :ゼナック ミュートス・アキュラ100HH
リール :Daiwa キャタリナ 6500H
ライン :PE5号+YGKよつあみDMVリーダー130lb 3ヒロ
ルアー :シマノ オシアペンシル 別注平政160
<タックル2>
ロッド :ゼナック ミュートス・アキュラ100H
メインライン:YGKウルトラジグマンWX8 3号
リーダー :YGK DMVナイロンショックリーダー60LB 2ヒロ
ルアー : OWNER 撃投ジグ65g、ジャンプライズ ぶっ飛び君95S
追記:
同礁させていただいた方にお聞きした話では、ミコモトのカンパチはオフショアでも喰わないことで有名とのこと。
今回乗った青根の沖は、オフショア船でもよく流すポイントで、魚探にわんさかカンパチが写っているのに、ジグには見向きもせず、喰わすのに苦労するとのこと。
しかも今回みたいにPE3号なら喰わせやすいけど、PE5号ぐらいまで上げないと磯では獲りづらいのかもしれない。すると相応にジグも重くしないとあの潮流の中では底も取りづらいだろう。
あとは、神子元島に回遊している魚の海中写真が定期的に更新されているダイビングショップのページを教えてもらった。これはいい!
→ https://www.290.jp/archives/category/dive-log