今回の旅は、開発中の5ピースロッド、CLIFF965の最終チェックを兼ねて三宅島へ。
やっぱり、水中でのルアーの操作感を大事にしたセッティングのロッドなので、水深のある場所で様々な重量のジグや、シンキングルアーを、これまでのCLIFF965の試作ロッドをすべて持ち込んで使い比べてみる。
逆に釣果には期待しない。
釣果を気にしないでいいから、魚に振り回されないで笑、同条件で試作ロッドの微妙なニュアンスを使い比べられる。
あと今回は、夏休みに入った子供たちも一緒。
船が苦手はママは同行せず、子供たちと僕の3人旅。
ロッドテスト以外のもう1つのミッションは、小学2年生の息子のルアーで魚を釣りたいという希望を叶えさせてあげること。
さあドキドキの旅の始まりだ!
2023/08/02三宅島到着
前日の22時半発のフェリー橘丸に乗って、朝5時には三宅島着。
宿に交渉して、到着港から車を使わせてもらえるようにお願いしておいた。
釣れないねー
日が昇ると、アホみたいに暑いし。
お昼の間は、昼寝休憩をして、夕方からは南西向きの別の港へ。
こっちは、はるか南西沖からの台風ウネリが入って雰囲気はいい。
息子はキャストはできるから、あとはジグが落ちてゆくときに魚が食うイメージを伝えて、好きにさせてあげる。巻いて止めてもいいし、シャクり上げて落としてもいい。
横でロッドテストの動きを見せながら、夕暮れの港で遊ぶ。
「いま、なんかキタ!!!」
ショゴは何をやっても食うときは食うもんね。
「わあっ!!」
ペナペナのグラスロッドをギュンギュン曲げ込んで上がってきたのは、狙いのショゴ。
やったね!
こういう経験は、この子にとって、どんな価値になるんだろう。
もちろん持ち帰って、食べてみよう^^
僕も直後に、同じぐらいのショゴをキャッチして1日目終了。
ヒットルアーは、オシア ペブルライト80g
ロッドCLIFF965は、これぐらいの軽めの繊細なジグもフワッと優しい入力ができるし、いい感じ。
2023/08/03 早朝は1人でロッドテスト
子供達は、宿で朝ゴハンを食べさせる手配をして、夜明けから僕1人で、水深のある堤防先端でロッドを振る。
CLIFF965の試作ロッドは、5本のピースで微妙にカーボン構成や肉厚を変えたものを数パターン差し替えてチェック。
結論から言うと、使い心地(振り心地・シャクリ心地)に関わる部分では、カーボン構成の微調整ではそんなに違いを作れず、むしろティップ周りのガイドのセッティングやラッピングのほうによって違いを作れる。
逆に、破壊テストのほうで対荷重において、カーボン構成や肉厚の調整で良好な改善結果を得ている。
うん!これでいいんだと思う。
まもなくリリースできる予定なので、どうぞお楽しみに!!
それにしても、旅はいいね。
子供たちと父ちゃんだけの、都市生活では得られない野生を取り戻す旅。
子供たちが一緒だと、色々な人たちに親切にしてもらえるし、一緒に昼寝したり、一緒に同じものを見たり、そんな時間が幸せなんだよな。
次はどこ行こかーー