【9/29】見島釣行2日目




昨日のうちに水と食料を買い込んで、夜明けから日暮れまで1日ずっと日崎にいるつもりで、朝の5時前に出発した。


山を越えて崖を降り、岩壁を伝って岬の先端側に出てみると、なんと大勢の釣り人。

昨日のウネリは収まって、仙崎のほうから渡船が来ているのか。

15名ぐらい?4つの先端はすべて人が入っていて、しかもカゴを流すので、僕の入る場所は無いか。



あいさつをして降りてゆくと、

「えーーっ!歩いて来たの!!?」

「長年通っているけど、歩いて来た人を見たのは2人目だ」

と驚かれる。


やっぱり、ここは歩いてくる人はなかなかいないらしい。ましてやカゴ釣りの荷物とロッドケースを持ってあの崖を降りるのは、本当に大変だと思う。

僕だって、バックパックに収まる5ピースロッドじゃなかったら、来たいと思うかどうか。



とりあえず、隅っこのほうで投げさせてもらうも、やはり難しいので、ワンドの奥の小さな出っ張りに移動した。

ここでもヒラマサは出そうな雰囲気だし、今日は夕方までいられるから、渡船組が帰った後にゆっくりやればいいか。


人がいれば、情報が得られるのもいい。

ルアーには全く反応がないのに、カゴのほうは頻繁に竿が曲がっている。

様子をお聞きすると、イサキのいいサイズ、マダイ、そしてヒラマサの2キロぐらいのが数多く釣れている。

そんなに魚がいるの?と思うと同時に、これがコマセ付きの魚というやつか、という感じ。


タルカゴの下はフカセで流しているそうで、全部、水面直下で食ってきてるとのこと。

沖のラインは、15名分のコマセがいい感じにベルト状に効いているんだろうな。


とはいえ、そのラインは僕の立ち位置からは撃てないので、丁寧に根回りを撃ってゆくしかない。



昨日のパターン。

底を取って、岩陰から飛び出したベイトが行き場を失ってフラフラパニックのイメージで注意を引きつけて、フォールで食わせの間を作るイメージで、丁寧に底を意識したジグ操作。

やはり、底から2、3シャクリで、ドンッ!!

よしきた、力強い引き!

と思ったのも束の間、すぐにフックオフしてしまった。


昨日の魚もそうだったけど、コマセ付きの2キロそこそこのヒラゴよりも、根回りの魚のほうが一回り大きい気がする。


その後は、アカハタが釣れたぐらいで、

明確な手応えを得られないまま、お昼に。



ふとカゴ師の方々のほうを見ると、大きく竿が曲がり、なんだか賑やか。

駆け寄ってみると、今日一本目のマグロのヒットとのこと。


でたっ!!

10キロは軽く超えているように見える。

おめでとうございます!!!



14時には、渡船組が引き上げ、日崎を独り占めするも、夕方までずっと無反応で、日が暮れて終了。


ベイトもたくさんいるように見えたけど、コマセの効果がなくなると、すっかり姿も見えなくなってしまった。


明日も凪がいいから、渡船組はやってくるんだろうな。

ここはシーズン中は、波が上がって渡船が付けられないぐらいの海況じゃないと、朝マヅメは諦めるしかなさそう。

というか、日崎のヒラマサはフィッシュイーターじゃない、冷凍オキアミイーターだな(捨てゼリフ)

明日は、マグロは諦めて、ヒラマサにターゲットを絞って、コマセの影響のない場所を撃つしかないか。


【9/30】見島釣行3日目




日崎は諦めて、宇津の黒瀬に行ってみることにした。

前回もベイトが豊富だったし、根が点在していて、しかも日崎からは遠く、ここにいる魚ならフィッシュイーターのヒラマサだろうという見立て。

エントリーもしやすい。

投げ始めたのが、視界が効きはじめる5時半すぎ。


ラピード190Fから投げ始める。

ちょうど日崎方面からの流れの本流が目の前を通し、風も同じ向きで横風。すごくいい感じ。

先端に立って、全方向に投げ続ける。


しばらく反応が得られなくてもルアーは変えない。変に水中にも入れたくないし、ルアーを小さくする必要もないだろう。

出るまで投げ続ける決意。



6時。

隣の岬の延長で、根が水中に伸びて沈み根になっている沖。

ボッシュ!!

水面炸裂。


ロッドに重みが乗り、重みを感じたまま不安定な足場から平らな場所に体制を移し、あらためてフッキングをしっかり入れる。

初速は速かったけど、そんなに大きくはないか。


一気に浮かせて、ブチ抜きランディング。

ヒラマサ。3キロぐらいか。

長かったなー。

9/25(日)の夕方に家を出発して、愛媛を経由して見島に入り、9/30(金)の最終日の最後の朝に、この一尾。



その後は、1チェイスだけあったけど、日も登り、そして9時の終了時間に。



3回チャレンジしてみて、この島にまたコシナガマグロを狙いに来たいかというと、けっこう微妙だよなあ。

コマセ付きのやる気のない魚を食わせる持ち技が無いし、崖はキツいし、渡船組を回避するには夕マヅメしかない。

あるいは渡船が付けられない波の高い日を選ぶか。もしかしたら潮がカッ飛んでいれば、ルアーを追わせられるのかな?

それとも飛ばしウキで、ジグヘッドワームを流してみる?


課題は持ち越し。



もし、この島のマグロを攻略した人がいたらレポートを送ってほしいです。お願いします!


タックルデータ

ロッド    :BigFishGo AIR 965
リール    :ツインパワー8000PG
メインライン :バリバス SMP 4号
スペーサー  :PE8号 5ヒロ
リーダー   :エックスブレイド FCアブソーバー 80lb 5ヒロ