悪石島遠征2日目。
波が高くなる予報で、今日は磯には乗れないことを覚悟で出船。
波が2メートルを超えると、船をつけられないらしい。
ハヨームネに着いてみると、なんとか風裏側から船を着けられるようだ。
ところが、昨日と打って変わって、今日は魚の反応がほとんどない。ダツが飛んでくるぐらい。
友人は、瀬際で正体不明のナイスサイズを掛けていたが、回り込まれてラインブレイク。他にもカスミアジのバイトはあったみたい。
回収間際にも、ツムブリの1メートルぐらいのやつをキャッチしていた。
僕はノーフィッシュ。
悪石島遠征3日目。
前線の接近にともなって、この日は大雨・強風。当然、徒礁は無理と判断して、堤防でやることに。
追い風に乗せて、ジグをフルキャスト。
ワンピッチジャークで曳いてくると、20シャクリぐらいのところでコツンッとなにかが当たる。
おおっ!と思い、あと5シャクリぐらいするも、乗らない。
フリーフォールして、着底から優しいジャークで喰わせを意識すると、ググンッ!乗った!
いい感じ。
そこそこのいい引きで、上がってきたのは、銀色の平べったい影に青い縁取り。カスミアジだ。
リーダーをたぐってランディング。
ヒットルアーは、撃投ジグ65グラム。
お昼をはさんで雨も強くなってきたので、温泉に行ったり、砂蒸し風呂に行ったり、雨音を聴きながら、いろんな話をしたっけ。
まあ、ゆったりとこんな時間も贅沢なものである。
夕方は雨が上がって、堤防に戻ると、短時間だがボイルも発生。キャストは追いつけなかっが、たぶんサイズは大きくないように見えた。たぶんカスミアジだと思う。
こうして暗くなって終了。
4日目の朝も夜明けとともに堤防でキャストを始めてみるが、なにもなし。そうして帰路に就いた。
1回の遠征で、1匹のいい魚との出会いがあれば十分である。
磯の上の輝くような一瞬をものにできたトカラ・悪石島遠征になった。
完。
**追加情報**
ネットでは事前に悪石島の事(主に釣りのこと)を調べてみたが、ほとんど情報が見つからなかった。
そこで、いくつか予備情報を書いておこうと思う。
シューズについて
ハヨームネは滑りやすい。特に満潮時に潮を被るところは海苔が付いており良く滑る。友人はフェルトスパイクで滑らず快適だったみたい。
僕はゴム底のモンベル・サワートレッカーRSだったが、海苔のところだけ気を付ければ、その他は火山の岩だから滑らず不自由する事はなかった。
徒礁時は、チャカ付けではなく、飛び移りなので、飛び移った先が海苔の場合は、要注意!
ヌカカについて
悪石島はヌカカが多いと聴いていたが、実際はまったく見かけなかった。キャンプ場・砂蒸し風呂近辺にはいるそうだが、これまた僕らは見かけなかったし、刺される事もなかった。
他の地磯について
荷積崎は、海岸まで降りる道が塞がって、2016年10月現在は入磯できないとのこと。
キャンプ場前のゴロタはいいポイントだと聴いていたが2016年10月現在は工事中のため濁りが入って釣りにならない。
ノンゼ崎は確認していないが満潮時には戻れなくなると聴いた。
そのため、波が2メートルを超えると、堤防で釣りをするしか無くなるから注意。5月6月のトビウオも、最近は入りが悪くなったそうだ。
諏訪之瀬島からの海上タクシー
みさき丸は、海上タクシーもやっているから、諏訪之瀬島まで迎えに行ってくれるとのこと。
諏訪之瀬島には渡船は無いから(無いと考えたほうがいいから)、磯から釣ろうと思ってもなかなかいい磯には乗れない。
悪石島は諏訪之瀬島の隣だから、例えば諏訪之瀬島にトビウオが入らなくて磯GTをやりたいと思ったら、みさき丸に電話を掛ければ、悪石島から迎えにきてハヨームネなど悪石島の磯に渡してくれる。
諏訪之瀬島までのお迎えが4万円で、徒礁が1人1万円。廣瀬のブログを見たと伝えてくれれば、もしかしたら優遇してもらえるかも(船長には、そういう提案をしてOKをもらっている)。
ちなみに、ハヨームネに乗れるのはせいぜい4人か、5人までだと思う。(2人か3人がベスト)
南海荘・みさき丸(有川船長)
TEL 09912-3-2101
—–