ここまでで、事前にリサーチして目星を付けてきていたポイントは尽きてしまった。
地形的に良さそうに見える場所は、だいたいナショナルパークになっていて、釣り禁止エリアになっているところも多いから、ポイント探しも難しい。
事前に調べていた時には知らなかったことだし、「釣り禁止エリア」で調べても分からなかったのだが、釣り禁止エリアとはつまり、野生生物保護区(Áreas Silvestres Protegidas)なのだということが、先ほどのSINACのパトロールとの会話で知ることができた。
どこが野生生物保護区(Áreas Silvestres Protegidas)に当たるのかは、Sistema Nacional de Áreas de Conservación(SINAC)の、このページで調べられる。
→ https://www.sinac.go.cr/es/asp/paginas/default.aspx
逆に、コスタリカでは、結構釣り好きの人が多く、車で走っている時も、釣竿を背負って自転車で走っている人をよく見かけた。
野生生物保護区以外のポイントで、ルールを守って釣りをしているのだろう。
2025/01/11 夕方、Jaco(ハコ)の磯へ
そんな、Jacoの街方面に車を走らせていて、釣り人を何人か見かけたのが、この磯。
釣竿を車に積んでいる男性がいたので声を掛けてみると、お互い釣り好き同士だから、すぐに話が通じる。スペイン語分からないのに笑。
ホント、釣りって、言葉を超えたコミュニケーションだよな。
「小さいプラスティックベイトや小さいジグがいいよ」
「クベラスナッパー、ジャッククレバル、コーラルトラウトが釣れる」
と。
「ルースターフィッシュは?」と聞くと、
「ベストポイントだ!早朝に沖の岩にスイムすると、もっといい」
たぶんこんなことを話したんだと思う。
確かに潮通しはいいし、生息域だろうし、タイミングによっては出会えるのだろう。
磯に降りてみよう。

ここでは、イトヒキアジを釣っている人も見かけた。
沖には潮目も走る。

夕暮れまでの1時間ぐらいを投げて、反応はなく、終了。

2025/01/12 Queposの磯へ
これが、釣りができる最終日。
翌日は、お昼のフライトに向けて、早朝に出発しなければならないから。
9日間の旅で、往路に2日半、帰路に2日半、今回は事故をやってしまったから1日潰れて、釣りができるのは実質3日間。今回の旅は歩留まり悪すぎである笑
昨日の磯でもよかったんだけど、ビーチに岩場が点在するエリアのルースターフィッシュのナブラを想像して、Quepos(ケポス)方面の磯へ車を走らせてみることにした。
この記事なんかも読んでいると、やっぱりビーチのルースターフィッシュ、たまらんよね。
→ https://fishingbooker.com/blog/roosterfish-fishing-in-costa-rica/

穏やか。
ナブラでも起きれば、すぐに駆けつけて撃ってやろう。
でも、海面は平和なまま。
日が昇りはじめたので、岩場方面へ。

波が立ち上がるカケアガリを、いい魚が通りかかれば、ミノーに食って来るんじゃないか。
早い動き、激しいトゥイッチで、速い魚を、と気が逸ってしまうけど、反応なし。
が、デッドスローで曳いてみると、バンバン、当たってくる。
ここでもやっぱりデッドスローか。
特に沖で見せて気づかせて、手元の岩陰でほとんど止めて喰わせるパターン

モンガラの仲間。

ゴンベ系の魚。ジャイアントホークフィッシュか?
複数匹で追尾して、足元の岩陰で喰った。

こっちはハタの仲間。
こんな感じで、前に出て立てる足場を点々と撃ってゆくと、めちゃフレッシュな反応をしてくれる。

ちょっとだけいい魚。クベラスナッパー
いずれもヒットルアーは、エヴォルーツ120F。デカめのフックを背負えるシーバスミノーと聞いて、手に入れて持ってきたのは大正解^^
7年前にバハカリフォルニアでルースターフィッシュを釣った時(コチラ)に、岩場ではサラシの中で食ってくる感じがヒラスズキに似ていたので、今回はこういうヒラスズキの止める系のルアーで、かつ10キロクラスを想定したフックを背負えるものを用意してきたんだ。

この魚は〆て、持ち帰って、カルパッチョにして食べてみた。甘さが超絶美味だった。

ビーチでは、よくイグアナを見かけた。こんなに普通にいるんだね。
2025/01/13 帰り途、Jacoの磯で大規模なトリヤマに遭遇
帰り道に、こんな光景に遭遇。
鳥がバンバン、ダイブしている。

6時過ぎぐらいだったかな。一昨日の夕方の磯の並び。

竿を出したかったけど、やってたら帰りの飛行機に間に合わなくなる笑
あの下にいるのは、回遊魚だよなー
昨日の朝は、こっちに来とけばよかったのか。
でも、アプローチできる立ち位置、飛距離、どうだろ?
というわけで、
今回は、ちょっと不完全燃焼だったな。
もちろん、来なきゃ分からないことだらけだし、ネットのどこにもこんな情報は見つからないし、手始めはこんなもんかとも思う。
次の計画を立てよう。次こそは獲る!!
タックルデータ
ロッド :BigFishGo CLIFF 965
リール :15ツインパワーSW 8000PG
メインライン :バリバス SMP 3号
スペーサー :バリバス SMP 8号 6ヒロ
リーダー :シーガー プレミアムマックス 14号 4ヒロ
やっぱりCLIFF965素晴らしい。
これ1本あれば、世界の磯を釣り歩ける。
小さい魚に合わせる必要はないけど、PE8号で200mmポッパーも背負えるし、PE3号に落とせば100mmシンペンとかシーバスミノーも飛ばせるとか、汎用性の広さがすごいよね。
今回は、先日の最強ロッドの試作(こちらで書いたショアGTロッド)も持ってきたんだけど、出番なし。ガチのショアGTロッドよりも、1本だけを持って見知らぬ土地をランガンとなるとCLIFF965を選んでしまう。
上は20キロクラスぐらいまでは不足なく対応できるし。(今回、切られた奴がよく言うわ!、って話だけど笑)