今回の旅の行き先は、コスタリカ。

レンタカーを借りて、家族でコスタリカを巡る旅。





なぜ、コスタリカを選んだのか?

というと、大西洋側のカリブ海ではアトランティックターポンを、太平洋側ではルースターフィッシュを、と2本立てで狙えると考えたから。

2つの大洋の間の距離は150キロ程度(実際、車で走ると300キロ以上あったけど笑)。


他にも、

・戦力を持たないことを宣言した永世中立国であり、中米の中でも治安が良いこと

・国の予算を、戦力ではなく教育に注ぐ、と憲法に謳っていること

・動植物の多様性を観光資源として活かしたエコツーリズム発祥の国であること


などなど、前々から興味を持っていて、一度は訪れてみたいと思っていて、

どうせ行くなら、家族みんなで体験してみよう、と思ったわけ。



あとどれぐらい、こういう旅を出来るかは分からないけど、やっぱりアトランティックターポンは釣っておきたい。もちろんショアから。そしてガイドに頼らない自力開拓で。

そう考えた時、今しかないと思った。



”自分が一番欲しいものを、自分に与えてあげるとしたら?”

この心の底からの気持ちから目を反らさないで立てた計画が、今回のコスタリカ遠征。


実際はトラブルだらけで、計画のほとんどは計画通りになんかいかないのだけど、そんな当初描いた計画や、現場でのトライアンドエラー、トラブル対応など、書き残しておこうと思う。

誰か、同じ道を辿る旅人のために。(いや、いないか笑)


2025/01/06 メキシコシティ経由でコスタリカへ

メキシコシティまでは14時間のフライト、家族連れということもありメキシコシティではホテルで1泊して、そこから3時間のフライトでコスタリカの首都サン・ホセに着いた。

トヨタレンタカー(Toyota Car Rental Costa Rica)で借りられるトヨタの4WDなら、言葉が通じない未経験の国の、未経験の道でも安心なのでは、という見立てだったのだけど、

まず空港でトヨタレンタカーのカウンターが見つからない。


ようやっと、教えてもらって分かったのは、トヨタレンタカーはHertzが営業を兼ねているということ。

Hertzの営業所はここ。空港から送迎してくれる。



ようやく、車が手に入った。

ここまでで、11時43分のサン・ホセ着から入国審査などを経て14時前になった。


今日のうちに、大西洋に面したLimón(リモン)の街のホテルに着きたいが、日が暮れる前に辿り着けるかどうか。


実は、このサン・ホセからリモンまでの道の2/3ぐらいの山越え道で事故を起こしてしまい、リモン到着はさらに丸1日後になった。

その事故と事故対応については、別記事で分かりやすく書き残しておこうと思う。



さて、ようやくカリブ海の街リモンに着いたのが、1/8の夕暮れ。

出発から2日半か。長かったー


海は?というと、なんだか波が高いんだよな。

もう真っ暗だけど、波のシブキが白く上がるのが見えるし、轟音が唸りを上げている。


宿は、この目当てのRoca del Sabaloの目の前の立地のホテルCerere。

一日遅れで到着した僕たちを、親切に迎え入れてくれた。

そして翌朝は、海に出る裏口のカギを開けてもらう話をして、ゆっくり休むことにした。


2025/01/09 Roca del Sabalo(ロカ・デル・サバロ)

Rocaは岩、Sabalo(サバロ)はご存知アトランティックターポン。

”ターポンの岩”という名前で呼ばれている、この磯。


コスタリカについて調べている時に、こちらのYOUTUBEを見つけて、行ってみようと思ったのが、今回の旅のきっかけ。



確かに、あそこに立てるなら、よさそうである。立てるならね。


が、今回はタイミングが悪かった。

先端以外は、遠浅でガチャガチャな地形。

横移動をしながら、少しでも確率の良さそうな場所を探してゆくが、前には出られないなー

200メートルぐらい沖には、鳥がダイブしたりしているから小魚はいるんだろう。

岩質はこんな感じの沖縄のリーフに似た、珊瑚礁の石灰岩。グリップはいい。カニもいっぱいいる。

2キロぐらい歩いた先に、次の岬の良さそうなハナ。

でも、ウネリが思いっきりかぶるから、ここも怖くて立てない。


どうやらカリブ海沖に低気圧が居すわっているらしい。ここからしばらく海況は良くなりそうもない。

海況や、潮汐など見やすいと思ったのが、このWINDYというサーフィン系のサイト。



なるべく、立てそうな場所を探してみるも、いずれも北向きの出っ張りはウネリが被って前に出られない。



夕方も磯に出てみたが、やっぱり立てない。

というか、あれ死んじゃう。



他にも、南東に50キロぐらい下ったパナマ国境近くの河口にもポイントの目星を付けていたが、カリブ海沿岸は、ここから数日はほぼ全滅だろう。




ここまでで、出発から4日が経って、旅の半分が終わった。

まだ少しも魚に触れられる感触が掴めないまま。

さて、どうしたものか?



続く。