関東地方の青物の季節も終わり12月に入ると、ルアーでは、メバルを釣るかアジを釣るか、あるいはシーバスをやるか、そんな選択肢しかなくなってしまう。そして、ものすごく寒い。

なので、目指すは南だ。

でもネットで、沖縄本島や、宮古島、石垣島の冬の釣況を探してみるけど、めぼしい情報はなかなか見つからない。父島、母島なんかも冬は海が荒れているっぽい。

南半球を目指してもいいのだけれど、移動時間に時間を費やすより、釣りに時間を費やしたい。

そこで、冬の釣りは、実際のところどうなのか?検証の意味も込めて、八重山諸島の黒島をめざすことにした。ここなら朝に東京を出発して、那覇、石垣と飛行機を乗り継ぎ、船で渡って昼過ぎには到着できるから、夕まずめにも間に合う。

前回、ここに来たのは一年半前の6月のこと。その時は50センチのタマン(ハマフエフキ)を上げただけでなく、竿を起こせないほどのデカい魚(たぶんガーラ?)を掛けて逃しているから、期待は高まる。

黒島

黒島は、牧草地が広がる平らな島。島のかたちがハート型で、人よりも牛のほうが多い島、なんて言われたりしている。

黒島

リーフに囲まれた珊瑚礁の島だ。

黒島

用意したのは、頼れる僕の遠征ロッド、3ピースのAR-C806MH。バイオマスター5000XGにはPE3号を巻いて、60Lbのフロロカーボンリーダー。これなら10キロぐらいまでの魚ならリフトアップできる。

結論から言うと、3泊して夕マヅメ3回と朝マヅメ3回を攻めて、こんな感じ。


ロウニンアジの幼魚30センチ弱。ルアーはローデッド140S。


ヤガラ、130センチぐらい。ルアーはima komomo125。


アミメフエダイ、25センチぐらい。


オジサン。25センチぐらい。

他にも、カスミアジの幼魚20センチぐらい、ギンガメアジの幼魚20センチぐらい×3、他にはダツなど。

やっぱり夏よりも、反応は渋いような。

あとは最終日の満潮潮どまりの直前に60グラムのメタルジグのリフト&フォールでデカいのを掛けましたが、スプリットリングを伸ばされてバラシ。たぶんガーラだったと思う。

島の人曰く、「ガーラはいつでもいるさー」とのこと。

北からの風が強く釣りづらいけれど、再挑戦を決意した、冬の沖縄の釣りでした。

お世話になった民宿は、南来(なんくる)さん。船着き場から歩いて5分なので便利。夜のゆんたくも楽しかった。

南来HP:http://nankuru.biz/
TEL:0980-85-4304

—–