母島釣行2日目


台風は西にそれて直撃は免れたが、ウネリは西から寄せている。

そして、台風が吸い寄せる東風。

なかなか厳しそうである。

四本岩なら、なんとか乗れそうということで、朝イチは四本岩の一番沖側に渡してもらった。

ここでは、チギ(バラハタ)とダツが、ちょっかいを出してくるのみ。

ここはイソマグロの寝ぐらだと聞いているが、どこへ行ってしまっているのだろうか。

ベイトも少ない。


2時間ぐらい撃って、満潮潮止まりになったので回収してもらう。

北のほうを見てみようか、ということになった。

北に向かうに連れて、東からの波が回り込んで、波が大きくなってゆく。

やはりサワラ根はウネリに飲み込まれている。

引き返して、サンカクでやってみようということになった。

潮は北の方面に向けて、ゆったりと流れる。

一周を一通り撃ってみたが、反応があったのは北側の沖向き。

ラピード230を速めのジャークで曳いてくると、手前でガボンッ!と出た。

10キロそこそこの手頃なGTだ。

もう一投。

丁寧に、速めのジャークを沖で入れると後ろに付いてくるが食ってはこない。

もう一投。

沖で見に来たが、プイッと深場に去って行くGTの魚体が見えた。

ミノーで水面下を曳いても、他のペンシルを曳いても、ポッパーで騒がしても、反応はない。ラピードの他のサイズも試すが反応がない。

もう一回、ラピード230に戻すと、これにだけは反応があって、後ろでモヤンと追尾が見えた。

そうこうするうちに、潮が下げ、沖側に突き出した先端部分が波を被らなくなってきた。

ここはやり易い。

潮はいつの間にか、左へ(南へ)流れるようになっていた。

いつもは、何かしらの反応が取れるマグナムミノー200だが、この日は全く反応がない。

そこで、今回用意した秘密兵器の登場。

ダウズスイマー220SF

いかにも弱そうなジョイントとフックアイなので、菅ムロ30号のアシストフック1本。

飛距離はまったく出ないが、動きは他のルアーでは出せないなまめかしさである。

グリッ!グリッ!とリーリングしたときの平打ちの感じが、とてもいい。

そして前に出られれば、追ってきた魚を8の字曳き(エイトトラップ)で食わせられると考えた。

他のルアーでは反応がなかったが、このルアーに変えた途端、追いかける魚が見える。追いかけるというより、興味を持って見にくるという方が近いかもしれない。

さっきのGTとたぶん同じ魚も、追いかけてきた。

食うわけではない。見ているという感じ。

8の字曳きも試してみようとするが、ウネリの為に水面の上下が大きく、うまく泳がせられない。

もう少し波がなかったなら、追ってきた魚を8の字曳きで食わせられたのかもしれないと思う。


アスカモジョー90gも試してみる。

沈めて、小刻みなトゥイッチでナナメ曳きを繰り返すと、水面に出る直前にギラリッ!と魚が乗った。

目測で10キロはない。パワーはそれほどはないが、泳ぐスピードは速い。ロッドに伝わるビビビビビビビという泳ぎ。カツオ系か?と思った瞬間には、フッとフックオフしてしまった。

干潮を過ぎ、沖側に突き出した先端部分は波をかぶり始め、後退。

ベベルスイマー200をサラシの向こう側に沈め、強めの連続ジャークで曳いてくると、一投目からヌゥーンと重みが乗る。

根魚系か?

手前は根が張り出しているから、ゴリ巻きで寄せようとするが、結構重い。

かといって、前に出るとウネリに体を持ってゆかれる危険が高い。

反転した魚の引きに耐えていると、プンッ!

メインラインからブレイクしてしまった。

これで15時の回収時間を迎えた。

全体的に喰いが渋い上に、数少ないチャンスは、ことごとく掴めなかった。

夕マヅメまでやれれば、、、

という想いがあったので、船長にお願いして、帰りは自力で山を越えて帰るからと、沖港の外側の堤防に降ろしてもらうことにした。

ここではアスカモジョー90gのナナメ曳きでチギ(バラハタ)、実測2.5キロ。

あとは、足元を泳ぐネムリブカにマグナムミノー160を落とすとバクッと食うが、すぐ首振りでフックアウト。

これで、日が暮れて終了となった。

明日は、もう少し波が落ちる予報。

いい磯に乗れるといいのだが。



<タックルデータ>

ロッド    :Explore Shore-GT プロト5

リール    :ソルティガ6500

メインライン :バリバス マックスパワー8号

スペーサー  :PE20号 1ヒロ

リーダー   :潮聲60号 4ヒロ


ロッド    :Explore Shore-GT プロト2

リール    :ツインパワー8000PG+14000スプール

メインライン :バリバス SMP 6号

スペーサー  :PE15号 1ヒロ

リーダー   :潮聲50号 4ヒロ


ロッド    :Explore Shore-GT プロト4

リール    :Daiwa キャタリナ 6500HRCSスプール6500

メインライン :バリバス マックスパワー8号

スペーサー  :PE20号 1ヒロ

リーダー   :潮聲60号 4ヒロ


<Explore Shore-GT Proto5 詳細>

全長:10フィート

継数:3ピース 逆並継(先)、並継(元)

仕舞寸法:1085mm

総重量:477g

先径:3.3〜3.4mm

元径:20.8mm

ルアー重量:〜200g

塗装:無塗装アンサンドフィニッシュ

ガイド構成:ステンレスオーシャンガイド8点(16,16,16,16,16,20,30,40)

リールシート:DPS-20、ダブルロックナット

グリップ長:550mm(リールシートの中心からロッドエンドまで)


<Explore Shore-GT Proto2 詳細>

全長:10フィート

継数:3ピース 逆並継(先)、並継(元)

仕舞寸法:1085mm

総重量:466g

先径:3.3〜3.4mm

元径:20.8mm

ルアー重量:〜200g

塗装:無塗装アンサンドフィニッシュ

ガイド構成:チタンガイド15点(12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,12,16,25)

リールシート:DPS-22、ダブルロックナット

グリップ長:550mm(リールシートの中心からロッドエンドまで)


<Explore Shore-GT Proto4 詳細>

全長:9.7フィート

継数:3ピース 逆並継(先)、並継(元)

仕舞寸法:1085mm

総重量:528g

先径:3.3〜3.4mm

元径:20.0mm

ルアー重量:〜200g

推奨ライン:PE8号

塗装:無塗装アンサンドフィニッシュ

ガイド構成:ステンレスオーシャンガイド8点(16,16,16,16,16,20,30,40)

リールシート:DPS-22、ダブルロックナット

グリップ長:550mm(リールシートの中心からロッドエンドまで)

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