最近、
「一京さん、遠征用のロッドケースは、どんなのを使っているんですか??」
という質問を、何人かからいただきました。
ですので、今日は、僕が自作している水道管用の塩ビパイプを使ったロッドケースについて、書いておこうと思います。

ちなみに、長さについては、国内の南の島にLCCで行く場合は、ほとんどの航空会社は1800mm以下に収めると追加料金がかからないようです。ちなみにスカイマークは2800mmまでは同じ料金(追加料金なし)でいけます。
海外の場合は、航空会社によって様々ですし、小型機をチャーターする場合などもあるでしょうから、事前に確認しておくことをおすすめします。
まず、塩ビパイプですが、こちらの内径100mmを使っています。→ http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00MF9KFM2/
ショアジギングロッドぐらいのガイドの高さがある場合、一つ細い内径75mmでも1本は収納できますが、内径100mmであればショアジギングロッドを2本とシーバスロッドぐらいのライトロッド1本、併せて3本が収納できるので僕にとっては、これがベストです。
ちなみに僕は東急ハンズで買って担いで帰りましたが、Amazonで届けてもらったほうが断然おすすめです。しかもハンズでは上記と同じものが3,285円でした。
これを、1700mmの長さに切って使っています。1700mmの長さがあればセンターカット2ピースの11ftロッドも収納できます。
レイジングブル95SDのように仕舞寸法が1990mmのロッド用には、2000mmをそのまま切らないで使っています。おそらく2メートルのロッドケースは市販されていないので、これしか方法はないのではないかと思います。
次に、上下のフタ。
これを2つ使っています。→ http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00I4KQILI/
軽さを優先して、僕はこのフタですが、固着して現場で外すのに苦労することもたまにあります。
もしかしたら、重くはなりますがスクリューキャップのほうが、いいかもしれません。
あとは、持ち運び用に、取っ手を付けています。

こんな感じに、80mmのオーリングの滑り止めと、ケブラーロープの3回巻きで、結び方はリールにラインを巻くときのはじめの結び方と同じです。あとはベルトを付けて完成。
80mmのオーリング
→ http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002P97RCS/
ケブラーコード 直径3.2mm 3mぐらい→ http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00A6ZJ988/
以前までは、穴を空けて取っ手を付けたり色々工夫の歴史を辿ってきましたが、一度穴をあけると重心が変わった時に持ちづらくなるのと、パイプの内側のロープを通した出っ張りがロッド収納時にことあるごとに引っかかって気になるので、今の方法に落ち着きました。
島のおじいには、「水道屋さんか??」とか聞かれるのが、どこに行っても毎回のことですが(笑)、僕的には「もの派」的な感じが気に入っています。
ちなみに、クッション材は仕込んでいません。長いのでクッション材に染み込んだ潮っ気とか、汚れなどを清掃しずらいからです。ロッドを入れてから衣類や帽子などを詰めて内部でガタガタ動かないようにパッキングしています。
以上で、送料を入れても4000円の材料費で、作れるので参考にしてみてください。
追記:取っ手の付け方について
「取っ手の部分を詳しく見せてください」
というコメントももらいました。

例えば、短いバージョンの場合は、同じく塩ビ管の外径32mm×長さ100mmのものを、ケブラーコード直径3.2mmを通すだけで充分な取っ手になります。
最近はOリングも省いています。
取っ手は、塩ビ管じゃなくても、硬めのホースとかでもいいと思います。