5時前に目覚めて、外の様子を見ると、強い雨風。
まず野伏港の様子を見るも、爆風かつ桟橋は波を被っていてダメ。
風裏になるかと思い、式根港を見てみると、島を回り込んだ風が横から強く吹く。ルアーを投げてみるもここは期待値が低い感じ。
そこで、昨晩に釜の下のゴロタで捕まえておいたカニで、イシガキダイを狙ってみる。
風でやりづらいけど、ここはそんなに水深はないから、ゴツゴツ起伏のある岩礁の底は取れる。
すぐにアタリは出るけど、

ヒブダイかな?

こっちはヤマブキベラ?
いやー、このじっくり動かないでやる釣りは、ルアーと違って寒いのよ。
早々に切り上げて、目の前の温泉へ。


ここはサイコーなんだ^^
さて、昼はPC仕事をこなしたりしながら、昼からは北東風なら、イヌノクビの先端なら風を背負えるのでは?という見立てで、出発。
2024/10/29 午後からイヌノクビへ
ここは山道の入口が塞がっている(塞いだらしい)。
ヤブを掻き分けて、なんとか山道発見。
ここも、先端まで30分ぐらいか。

確かに、先端はナナメ後ろから風を背負えるけど、いや大ウネリが背後からとか危なすぎ。
しばらく波の様子を見て、波を被らない立ち位置から、撃ってみる。
左側はガチャガチャで掛けても獲れないだろうな。

昨日も好調だったぶっ飛び君95Sから。
連続バイトがあるが、乗らない。
ダツか?
まだまだ、ずいぶん水温が高い。北風は冷たいのに、波シブキは生暖かい。
ポッパーに変えて、ようやく乗った。

元気がいいのは、このショゴたちなのね。
ヒットルアーはバレットブル160。
雨足が強くなり、さらに波も上がり、背後からの大ウネリもヤバくなってきたので、ここで退散することにした。
2024/10/30 オオサキへ
さて、最終日。
昼前のフェリーで帰るので、帰りの行程を考えると、9時までで切り上げか。
風は北東から北寄りに変わった。
となれば、オオサキか。
無理をしないで、明るくなる5時半過ぎを待ってエントリー。6時過ぎに先端に着いた。

一昨日の8:47干潮からの上げ潮では東へ引っ張られていた流れが、今日の4:08満潮からの下げ潮では南西の神津島北端方面に払い出して行くのか。
サラシの下では、ジグの柔らかいワンピッチジャークにヤガラが喰ってきた。

7時過ぎ、南西に向けた流れがヨレを作ったところにぶっ飛び君95Sを流し込んでみる。
遠投ピンポイントで、するするスルルーをシンキングペンシルを使ってやるイメージ。するするスルルーやったことないから知らんけど笑
着水後ラインを落ち着けて5カウントぐらいで軽くワンジャークしてラインを直線に。そして10カウントぐらいヒラヒラ流し込んでもうワンジャーク、また15カウントぐらい流したところで、激しいトゥイッチをジャカジャカ入れてやると、ゴチンッ!!
やった!
たまらん^^
ヒラヒラ見てたのね。
おおー、ギュンギュン強い。
こっちは高い足場からコントロールできるから、かなりのアドバンテージがあるけど、グングン下に入るし、右はガチャガチャだから危ない。かと思ったらいきなり手前に突っ込んできたり。
この感じ、カンパチやろな。
ぶっ飛び君のフックは、がまかつのRB Hに替えてあるし、リングも強化してある。それでもドラグはそんなに締め込めない。
なるべく高い足場でコントロールしつつ、でもここは一昨日に失敗した通り、磯に平らなところがないから、下にズリ上げても落ちていってしまう。
タイミングを見て、崖を降り、水際まで前に出てスタックを交わしてリフトアップ。ウネリに乗せて抜き上げた。
よっしゃー!獲った!!

サイズは4キロないぐらいだけど、やっぱメチャメチャなファイターやな!

一本獲ったら、反応がなくなってしまったので、片付けを含めると、やれるのはあと30分か。
そこで、ライトタックルで、カニを落としてみることにした。
生きたカニにはバンバンあたってくるけど、死んだカニは無視なのな。分かりやすいぐらい。
ベラ、エソ。アタリがいっぱいあるのは面白い。
生きたカニは、置いておくと岩の奥に入ってゆくのか、根に変わりやすい。あれは魚が持っていってるのか?
タックルがライトだから、岩の奥で掛けても獲れないだろうな。
底に着くや、持ち上げて、カーブフォールでフワッとナナメの岩の上に置くイメージがいい。
ツンッ!ヌーーッと持っていったところをアワセた。
キタキタ!

初のイシガキダイ。
これも今回の目標の一つだったんだ!嬉しい。
これで9時を迎え、魚を担いで、山道を帰った。
そして、最後にもう一回温泉に浸かって帰路に。
雨風厳しい天候に中にあって、満足な釣り、満足な旅をすることができた。
式根島の自然に、磯のルート開拓を行ってきた先達の方々に、お世話になった方々に感謝が尽きない。
素晴らしい旅をありがとう〜!
終わり。
追記:
カンパチは、宿のご主人に聞いていた通り、この時期は甘い脂がノリノリで、刺身に、炙りに絶品だった。
ちなみに、胃袋に入っていたのは20センチぐらいのムロアジが1匹。消化の程度からして前日の夕方に捕食したものか。頭は胃袋の前向きだったからワンバイトであのサイズのエサを丸呑みにするのかな?腹から一回喰って呑み直すイメージだったけど、実際どうなんだろ??
イシガキダイも2日目でも十分な旨さ。炙り絶品。子供達も大喜びであっという間に食べ切ってしまった。
あの場所で、あのまま、あと半日やりたかったなー。あと数枚追加できたのではないか。
タックルデータ
ロッド :BigFishGo CLIFF 965
リール :15ツインパワーSW 8000PG
メインライン :バリバス SMP 3号
スペーサー :バリバス SMP 8号 6ヒロ
リーダー :シーガー プレミアムマックス 14号 4ヒロ
ロッド :SHIMANO フリーゲームXT S106M
リール :20ストラディックSW 5000XG
ライン :PE2号
リーダー :船ハリス7号