5ピースのブランクの設計の打ち合わせと、量産の発注を完了して、さて遠征。
石垣島往復が22000円という、ピーチの激安チケットを見つけた。
今回の旅の目的は、新しく発売する5ピースロッド、BigFishGo AIR 965の写真を撮影すること。もうテストは完了していて仕様をいじることは考えていないので、あとは楽しんで、いい写真を集めるだけだ。
八重山遠征1日目
石垣に夕方に着いて、レンタカーを借りて、北端を目指す。
ああ、開放感!!
初めての場所だが、予想通り満潮だと、釣りにならないな。ここは。
予報では嵐も近づいているみたい。
八重山遠征2日目
朝は、暴風雨で釣りにならず、しかし離島行きの船は、出るらしい。
じゃあ、あの島に行くか。
教えたくないポイントなので、島の名前は書かないけど、興味のある人は過去の記事を調べてみてほしい。
今回の遠征は満月の大潮まわりなので、朝夕マヅメは満潮で、昼は干潮。
リーフの釣りだけしかできない島だと、せっかくの朝夕マヅメを潰してしまう。そういう訳で、満潮時は水深のあるポイントを撃てて、干潮時にはリーフエッジに立てるあの島を選んだ。
さて、お昼過ぎに宿に荷物を置いて、アウトリーフのエッジを目指す。
とはいえ、もう最干潮を過ぎている時間なので、無理をすると帰れなくなる。
立てた。
長大なアウトリーフに立てることが分かったので、これで下見終了。数投だけして引き返した。
夕方は、満潮のマヅメを狙って、水深のあるテトラ堤防へ。
こっちは、北風爆風で、ほぼ釣りにならず。終了。
八重山遠征3日目
こっちの夜明けは遅く、6時を過ぎてようやく薄明るくなる。
6時半にはポイントに立てるように出発。
満潮の朝マヅメは、水深のあるテトラ堤防へ。
昨日よりは北風も収まって、釣りがなんとか成立する天気。
でかいルアーなら、5メートルぐらいの逆風真正面でも、飛ばせる。
開始早々、別注ヒラマサ220に、赤い魚影が追尾して、ショートバイト。バラフエかな?
他にも、マグナムミノーにも、ギンガメアジの2〜3キロサイズが追尾してくるが、フックには乗らない。
北風で水温が下がって、活性が下がってるのかな??
8時ぐらいまで撃ち続けて、風も弱くなり、ちょうど心地よい涼しさ。
ノートパソコンを開いて、仕事を始めることにした。
釣竿事業、宝飾品事業、不動産賃貸事業、その上、資金調達や運用など、けっこう毎日のタスクは多い。いずれも場所は選ばないので、どこでも仕事になるのはいいのだが。
小一時間ぐらい集中してパソコンに向かって、ふと外角に潮のヨレが出来ていることに気づき、そこに背ビレを水面に出して泳ぐ巨魚の姿。
GTだ!!
青く見えるのは、白銀の魚体が、トロピカルブルーの海を写し込んでいるからか。
20キロぐらい?アイツ、前にもここで見たことあるヤツじゃないか?
パソコンをそっと閉じて、そっとロッドを手に取り、テトラに身を隠す位置から魚の沖側にキャスト。
スゥーっと、魚体は深みに消えていった。
それから数投繰り返したところで、ヒュカッ!!
潮のヨレで狙いすましたかのようなバイト。
しかし、フックには重みは乗らず。さっきの青白い魚体だ。
その後は反応も消えてしまった。
さて、お昼の干潮を狙って、少し早めの時間からリーフへ。
80センチぐらいの潮位だと、インリーフをギリギリ渡れる水深。なんとかアウトリーフにたどり着いたが、アウトリーフの沖側には、ダイビング船がずらりと並んでいる。
良さそうな水深があるスリットの沖には、だいたいダイビング船が碇泊していて、釣りが成立しない。こういう障害もあるんだね。
真昼間のベタ凪ということもあってか、良さそうなポイントを撃っても反応がない。その上、インリーフから流れ出す水の温度がかなり低い。北風でインリーフの水温が下げられたんだろう。しばらくシャローは厳しそうだな。
夕方の満潮は、水深のあるテトラ堤防をもう一度撃つが、バラクーダが様子を見に来るぐらいで終了。
さあ、どうやって攻略しようか?
続く。
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