5ピースロッドの最終調整段階。
ショアGTロッドを名乗るからには、トカラで試したかったけど、今年は行けなかった。
一方で、ありがたいことに、発売を待望する声をたくさんもらっている。
万全を期して、じっくり完成させるか?
それとも、使ってもらいながら、使ってもらって声を聞きながら、終わりなき改善を繰り返してゆくのか?
まあ、うちのスタンスは後者だよね。
挑戦とスピードこそ、うちの持ち味なんだから、どんどん進めてゆこうと思っている。
誰に遠慮することもないし、業界のしがらみもない。(嫉妬はよくもらうがwww)
特に、ブランクは信頼を託せる国内の釜で焼かれたブランク。
5ピースの強度不安は感じさせないし(現代の技術はすごい!)、ダルさなんか全くないと言っても言い過ぎではない振り心地だと思う。
設計上、またカーボン材料の特性上、考えつく限り最も強いところまでバットパワーを上げた設計とした。
余談だが、設計してて面白いのは、バットパワーのボトルネックが、じつはリールシートだということ。DPS20が通る最大のバット径20ミリでパワーが最大になるように設計した。(この先は、リールシート開発するしかないか??)
さて、テストロッド2組をスーツケースに入れて、下田へ。
賀寿丸(かずまる)さんの渡船で、神津島タダナエへ。
ヒラダンもエボシも満員ということで、上礁できたのは、ナダラのハナレ。
オネエモとの間の水道を激流が流れて、雰囲気はとてもいい。
ところが、魚の反応は9時ぐらいにペンペンシイラがチェイスして、その後、キハダらしき単発のボイルを見たぐらいで、激シブ。
この日は、他の瀬も全滅だったみたい。
おかげで、いろいろなルアーを背負ってみたり、ジグをシャクってみたり、あとは試作1ロッドと試作2ロッドで各ピースを入れ替えて色々試したり。
魚に惑わされず(笑)、ロッドを振り試すことができた。
やっぱり、これでいいんだと思う。
7月にこの魚を獲った時のセッティング。
そんなわけで、
まもなく、この5ピースロッドを受注開始しようと思います。
スペックは次の通り。
BigFishGo AIR 965(仮称)
全長 :9.6フィート
継数 :5ピース #1-#2と#2-#3は印籠継ぎ、#3-#4と#4-#5は並継
仕舞寸法 :640mm
総重量 :418g前後
先径 :3.3〜3.4mm
元径 :20.0mm
ルアー重量 :〜200g
推奨ライン :〜PE8号
カーボン構成:15t、24t、24t、30t、30t
塗装 :無塗装アンサンドフィニッシュ
ガイド構成 :チタンガイド3点&ステンレスガイド5点(16,16,16,16,16,20,30,40)
リールシート:DPS-20、ダブルロックナット
グリップ長 :550mm(リールシートの中心からロッドエンドまで)
ロッドの見た目の写真画像は、過去のこの記事に詳しく掲載しています。
→ 【宮古・多良間遠征】最終日・5ピースロッドの開発テスト考察
ティップガイドと、2番、3番ガイドはチタンガイドに変えているので、価格は57,500円(税別)の予定。
初回分はとりあえず20組ぐらいが制作数の限界になるかと思います。
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