パプア・ニューギニアへ行ってきた。

今回の狙いは、カジキ類(マーリン、セイルフィッシュ)。あとはマグロ類。

もちろん、ショアからである。

7月〜9月のこの時期に、パプア・ニューギニアの東海岸に回遊してくるというおぼろげな情報を得て、家族旅行を兼ねて行ってみることにした。

まあ、なにしろ情報がないパプア・ニューギニアという国。そして淡水のパプアンバスの情報は見つかるけど、海の魚の情報は、ほぼ皆無。行ってみないことには分からない。

まあ、GTならどこでもいるっしょ。

2歳児と4歳児、そして妻を連れた旅ということで、乗り継ぎと安全を考慮し、マダンという町にはリゾートホテルがあるということで宿泊先を予め予約して確保。

夜発のAir niugini(ニューギニア航空)で、朝には首都のポートモレスビー着、そこから国内線のAir niuginiに乗り換えてMadang(マダン)を目指す。

パプア・ニューギニア。

この国の名前を聞いただけで、オバケのような仮面をかぶった未開の部族が暮らすジャングルをイメージする。

とても幼い子連れの家族旅行で行くような国ではないような。

だからこそ、行ってみたい!と思ったわけ。

到着したポートモレスビーの空港は、途上国とはいえ首都の空港。

近代化されている様子は、予想とそんなに離れていなかった。

ベビーカーを押して歩く僕ら4人に、興味津々の好奇の視線が注がれる。

ニカッとこちらから笑顔を見せると、好奇の視線が、わずかに照れを含んだようなあたたかい笑顔に変わる。

どうやら、僕たち東アジア人に対して、好意的な国のようである。

とはいえ、マダン行きの国内線の乗り換えまで、待ち時間は7時間。

子連れで、空港のロビーで7時間待ちは、結構キツかった。

子供達はペタペタいろいろ触りたくなるけど、衛生には気をつけていないと、急にお腹を壊したりしたら大変である。

治安にしたって空港とはいえ、スリなど気は抜けない。

後から聞いて帰りには利用したのだが、空港近くのゲートウェイホテルなら、食事だけでも車で送迎をしてくれて、トランジットでプールサイドで朝食を摂りながらゆっくり過ごせる。

こういうことを知っているだけで子連れ旅の快適さは、大きく変わるなあ、と。

さて、マダンまでは1時間のフライト。

あっという間に、Madang Resortに到着した。

Madang Resort

http://madangresort.com/

ヴィラの目の前は海。

目の前に見える島との間は水道になっている。

子供たちものびのびと遊べる。

いつもの通り、お昼の間は、家族でゆっくり過ごして、朝のみんなが目覚める前と、夕ご飯前のそれぞれ約2時間だけ釣りをするリゾートフィッシングのプランである。

この短時間勝負で、どれだけの結果を残せるか。

さて、下見を兼ねて、ロッドを持って出かけてみる。

目指すは、グーグルマップで目星をつけていた、外洋側の灯台(Lighthouse)のほうへ。

リゾートの外は、夜は危険だから出歩かないように、とのことなので暗くなる前に戻れるように。

車道からすぐにエントリーできる。

石灰岩のギザギザの磯。沖側はドン深で、いい感じの雰囲気。

少しロッドを振ってみたが、反応は得られず。

日が落ちて暗くなり始めた。恐い恐い。早く帰らなきゃ。

ちなみにパプア・ニューギニアの東海岸のタイドグラフは、こんな感じの不思議なかたち。

一日に干潮と満潮が一回ずつしかなく、中潮になると干潮の中に小さな満潮が現れる。しかも満潮の時間は毎日同じまま朝の3時。

翌朝の下げ潮に期待を込める。

翌朝。

日の出は6時。

日の出前からロッドを振るが反応なし。

思ったより、ベイトっ気がないし、今回は渋い釣りになりそうな予感。

沖に潮目が走るから、一瞬のチャンスを獲れるかどうか、というところか。

リゾートに戻り、ダイビングサービスのスタッフと話していると、夕方にダイビングで船を出すから、ついでに目の前のKranket島に渡してくれるとのこと。

ふたつ返事で、お願いすることにした。

出航〜!

内海側の波の静かな浅瀬から上陸(というか飛び降りる)。

ちなみに持って行った靴は、モンベルのサワークライマー。リーフの半ウェーディングの釣りにはぴったり。リールアジャストなので前作のようにヒモがほどける心配がなくて使い易い。

林を抜けて、外洋側に出ると、

いい雰囲気。

さらに沖には、島が見える。無人島だという(後日、乗れることになったので、詳細は後ほど書く)。

ここで小一時間ぐらいロッドを振ってみるが、反応はない。

朝イチなら、何か一発出そうな雰囲気ではある。

う〜〜〜ん。

何だか想像していたより渋い。

ダイバーの話では、ギンガメアジとバラクーダの大群は、ダイビングでもよく見られて人気だというが、GTはあまり見かけないとのこと。あとはイエローフィンの小さい奴(キメジ)とか、スマガツオはよく見られるらしい。

なかなか厳しい遠征になりそうな予感である。

さて、どうしたものか。

<タックルデータ>

ロッド    :Explore Shore-GT プロト4

リール    :Daiwa キャタリナ 6500HRCSスプール6500

メインライン :バリバス アバニGT8号

スペーサー  :PE15号 1ヒロ

リーダー   :DMVナイロンショックリーダー170LB 4ヒロ

ロッド    :Explore Shore-GT プロト2

リール    :ツインパワー8000PG+14000スプール

メインライン :バリバス アバニキャスティングSMP 6号

スペーサー  :PE15号 1ヒロ

リーダー   :DMVナイロンショックリーダー170LB 4ヒロ

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