またタコ釣りへ。
この釣りも、奥が深い。
というか、ハマる要素が多い。ハマったww
ちなみに前回の記事では、どこにでもいる、いつでも釣れると書いたが、よく調べてみると漁業権の関係で東京から手軽に行ける範囲でタコを釣れる場所は案外少ない。
確かに沿岸のどこにでもいるのは間違いないと思うが、人間同士のルールで釣っていいかどうかは、また別の問題。
結局、調べた限りでは共同漁業権の設定から外れたオカッパリポイント(つまりタコを釣っていい場所)は、東京湾内の横浜〜東京〜千葉の富津岬までと、三崎と城ヶ島間の水道エリア、江ノ島の一部、大磯港の一部、そして館山から外側の南房と外房の一部(勝浦)を除く地域に限られるようだ。
参考:
海洋状況表示システム
https://www.msil.go.jp/msil/htm/main.html?Lang=0
南房〜外房は、上記ページでは共同漁業権の設定があるが、タコの表記はないとのこと。
こちらのページは分かりやすい。
→ 千葉県タコ釣り地図です|悪魔に魅せられた釣り日誌
ほかにも、静岡についても。
→ 静岡県タコ釣り地図です|悪魔に魅せられた釣り日誌
しかもそんな数少ない釣り場の中で、三浦半島の先端の三崎港は、今回のコロナ騒動以来、釣り禁止になっているというニュースも聞いた。
→ https://www.kanaloco.jp/news/social/entry-352385.html
実際のところは、どうなんだろうか?
ネットで事前に調べた限りでは、城ヶ島側は釣り禁止になっていないようなので、三崎港がダメなら城ヶ島に渡ればいいか、という感じで行って確かめてみることにした。
*2020年10月15日現在の情報です。
電車とバスで三崎港まで90分
今回は電車とバスを使う。
始発の東横線で横浜に出て、京急で三崎口へ、三崎口からはバスで三崎港へ。
7時半には、バスは海の目の前に着いた。

ファミリーマートで朝ごはんと生ハムを買ってから、まずは花暮(はなぐれ)岸壁へ。
花暮岸壁

普通に釣りしてる。車も横付けしている。向かいは城ヶ島(じょうがしま)。

平日の小雨混じりだから、人はまばら。
製氷所前
花暮岸壁から見た、向かい側の製氷所前も釣り人(と車)は入っている。

ここでは竿を出さずに、北条湾を回り込んで、城ヶ島大橋の下をくぐって、東の通り矢エリアへ
通り矢

通り矢堤防は釣り禁止の看板があるが、手前の岸壁は釣り可のよう。
ここで、釣り開始。
北条湾でもそうだったが、イワシの群が多い。城ヶ島との間の水道ではまばらだがトリヤマが立ち、時折ナブラも起きている。
今回はタコタックルしか持ってきていない。ジグを持ってきたらよかったか。いやいや、どうせイナワラでしょ。タコ一本でいく。
重い手ごたえキタ!
フンッ!!

ワカメとラインの束かww
ジェット天秤とエギもゲット!
しばらくして、ぐいぐい。
が、水面でバレたー。
泳ぎ去ってゆくタコ。500グラムないぐらい?
フォローを入れても反応がないし、以降は反応が続かない。
雨足も強くなってきて、北風がしんしんと沁みる。
街の中心部のほうに戻って、くろば亭でご飯を食べて、次は西のエリアへ。
ちなみに青木釣具店は閉まってた。

超低温冷蔵庫前

白灯堤は、釣り禁止というかフェンスが張ってあって入れないが、超低温冷蔵庫前は車横付けで釣りをしてる人も。
こっちは、ずいぶん深い。10メートル超ぐらいか。
まったく反応なし。サビキではイワシがよく釣れていた。
ここで日が暮れ、雨足もまた強くなる。さぶいー
でも、やっぱり一杯だけでも釣らせてほしい。
もう一度、通り矢へ。
しかし、20時までやってまったく反応なし。
また準備を整えて、再挑戦したいと思う。
オクトパッシングをもっと極めたい!
ちなみに、三崎について調べていて見つけたこちらのブログ、オクトパッシングについて、とても勉強させてもらった。
→ https://ameblo.jp/kantamimichun/
帰りのバス・電車の間、今日の釣りを踏まえてじっくり読ませてもらった。
自分のための備忘録として、要点を書き出すと
・タコの地合は満潮潮止まり前後。上げで巣穴を出てきてエサを追い、下げで家に帰る。
・シーズナルパターン(タコって夏だけの釣りだと、これまで思っていた)
・ヘチの釣りをタコジグでやってみよう。
・リグ、エギの改造
・本牧の沈船おもしろそう。準備万端で挑戦してみよう。
冬の巨ダコとか、やっぱり面白いんだろうなあ。
追記:大磯と江ノ島湘南大堤防へ
2020年10月21日追記。
ふらっと、大磯へ行ってきた。

始発で恵比寿を出ると、6時すぎには大磯の海。大磯駅からは歩いて10分で大磯漁港。
潮回りは、朝まづめ夕まづめどちらにも満潮潮止まりが重なっていい感じ。

リグにも改良を加えて、こんな感じ。

オクトパスタップ3.5号にタコベイト3号をかぶせて、フック周りは瞬間接着剤で補強。接続はスイベル付きサルカンに強めのスプリットリングでエギを接続、オモリはすり抜けの良いスリムなバークレイのスイベルシンカー1ozをスナップに。ラインはPE5号をビミニツイストでダブルラインにしてチチワで接続。結び目はゴムチューブで保護。
これ、素晴らしい根掛かり回避能力。まずロストはない。フックはもう少し強化したいところ。
でも、全く反応なし。ヘチも反応なし。
次は、江ノ島の湘南大堤防へ。

こっちは、江ノ島駅・片瀬江ノ島駅から、歩いて20分くらい。
日が沈んで、満潮潮止まりの18時半過ぎまで撃ち続けたが、ヘチも沖のカケ上がりも無反応。
沖向きは海藻が多く、波でグイッグイッと動く感じはアタリに似ている。ここでも新リグのネガカリ回避性能は優秀。
と、関東近圏の、タコ釣りができる漁港を巡ってみたが、夏ほどタコは簡単じゃない。人混みの漁港も苦手だなー。
やっぱり次は、沖堤防かな、と。