最近、面白くて通っている外房ジギング。
釣り物が限られるこの厳寒期に青物が狙えて、しかも都内から電車で日帰りで行ける。
こんな素晴らしい冬の釣りがあるなんて知らなかった。
今回もお世話になったのは大原の松鶴丸さん。
大漁時刻表が真っ赤な日を狙って、午後船で出船だ。
最近は、浅場にイワシが固まっているようで、御宿の街が見える水深20メートルあたりから開始。
イワシはいっぱいなのに追われている様子も無いし、鳥もたくさんいるがじっと浮かんで待機状態。
ひと流し、ひと流し、色々なしゃくりを試す。
太陽も傾き始めるが、船中だれも魚の反応を得られないまま。
だが、気持ちよくしゃくれるリズムや力の入れ方を探すように。
ロッドの気持ちのいい曲がりや、ジグの重みの乗り方を探すように。
入力された力とラインスラッグによって生じる気持ちいいジグの飛び方を探すように。
こんなふうに考えながら、このロッド、SELFISH625Sはしゃくるのが超楽しい。
誰かが言っていたが、人間が美しいと思うものは、魚にとっても美しい。美しいものが遺伝子に乗って、ずっと受け継がれて残ってゆく。自然の美しさもそう。”美しい”は普遍的なものなんだ。
そんなような話だったと思うが、美しいリズムの動きの連続って、魚もきっと惹かれるんじゃないか。
水深15メートルの浅場で、ジグを遠投し底を取って、柔らかいワンピッチで、少しフォールの間を取るような感じで、
クイッ~、クイッ~、クイッ~~、クイックイッ~~、クイッ~、クイッ~、クイッ~、クイッ~~、クイッ~、クイッ、ンンンッ!
根がかりしたみたいに重くなって動かない。
あれ??根がかり?中層のはず?
するとロッドの先に首を振る生命感を感じる。すかさずアワセ!
水深が浅いから早く底を切ってゴリ巻きする。ポンピングをすると、すさまじい首振りを感じる。相当あたまが大きそう。振り幅も大きい。
見えてきた!
デカい!
一度、船底にリーダーを擦られつつも、船長の上手なネットイン!
水深15メートルのジギングで、この魚を獲ったのはなかなかのものでしょ!
ヒットルアーは、外房の定番中の定番、マサムネ135gブルーピンク。
SELFISH625Sは、まだまだ余裕があった。バットで溜めていると魚がゆっくり浮いてくる感じ。最高の相棒だ。
胃袋を割いてみると、入っていたのはヒラメ(カレイ?)の幼魚とイワシ。
こんなエサも食ってるんだな。
さあ、どうやって食べようか。しゃぶしゃぶ、炙り、照り焼き。デカいヒラマサはうまいんだろうか??
<タックルデータ>
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